忙しい営業の方が、テレビを見る時間なんて、なかなか取れないだろう。


また、子供をお持ちの方で、複数のテレビがないご家庭では、子供にチャンネル主導権がある家も多いことだろう。


それはさておき、番組の合間のコマーシャル(以降、CM)に、今の時代のニーズが反映されていることに気付いていますか。


これが、結構、営業戦略を立てるために参考になる。


高度成長時代には、自動車、家電のコマーシャルと、大手菓子メーカーの新商品のCMが氾濫していた。


昨年、エコポイントの際には、薄型テレビやエアコン、掃除機など、やはり家電が多かったが、CM主がメーカーではなく、大型家電量販店だった。


そして、今は、スマートフォン。通信各社だけでなく、製造メーカーと併せて、頻繁に流している。


ここで、今まではなかったCMを、二つ紹介しよう。


すでにお気づきの方も多いと思うが、アイリスオオヤマとアムウェイだ。


アイリスオオヤマといえば、組立式のラックや収納ボックスなどに代表される雑貨卸販売で有名だ。



実用的な商品を作る中小企業を探し、そのメーカーに変わって、アイリスオオヤマがホームセンター等に卸す。


CM広告をするより、陳列販売の営業施策を取っていた。


そのアイリスオオヤマが、少し前から、回転式洗浄モップを自社ブランドで販売し始めた。


ジャパネットタカタでも、アイリスオオヤマのモップを紹介していたのをご存知の方も多いだろう。


そして、最近では、LED電球、LED照明を、アイリスオオヤマブランドでCMを流しだした。


LED電球、LED照明は、従来の蛍光灯と比べ、大型設備が不要で、中国、韓国、日本の中小・零細企業でも作る事が出来る。


ただし、日本では大手電機メーカーのブランド力が強く、容易に参入しにくい。


そこで、アイリスオオヤマの知名度を活かし、アイリスオオヤマの製品として、CMに流し出した。


ホームセンターに行って、真っ先にアイリスオオヤマのLEDを選んでもらうという営業戦略だ。


明らかに、陳列販売から、メーカー選別販売への転換だ。


もう一社のアムウェイ。


この会社も、多くの方がご存知だろう。


今までは、連鎖販売の手法を取り、一切のCMなどの販促はされていなかったように思う。


連鎖販売とネットワークセールスやねずみ講とは、近い販売方法というイメージがあるのは私だけだろうか。


最近、政治の話題でも、ある大臣に対して、マルチ商法の問題が追及されている。


そんな中、イメージ払拭のために、CMを流しているのではないか。


ただし、以前のテレビ局なら、倫理上、流していなかったのではないかと思う。


ここからもテレビ局の苦戦が想像できる。


商品はサプリメントらしいが、詳細な商品名は出てきていない。


アムウェイの名前を認知させることを目的にしたCMだ。


今までの、人を介した連鎖販売の限界が手にとって見ることができる。


そのぐらい、日本の市場は変化しているというのが、CMから読むことが出来るのだ。


そんな視点で、CMに注視すると色々なことが分かるはずだ。



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