新たに開発、発売した商品。


開発した本人や、携わった当事者には、思い入れがある。


素晴らしい製品だと思うのは理解できる。


しかし、購入したお客様にとって良くなければ売れない。


要は、それを購入してお客様の何を満足させ、どれだけ不満を減らせるか、である。


例えば、身近な掃除機を例にとって、考えてみよう。


掃除機の目的は、ゴミを吸い取って綺麗にすること。


ゴミを吸い取れない掃除機は、掃除機ではないのは当然である。


では、売れる条件とは何か?


それは、使う側、使う場所、使う目的によって違ってくる。


野外、講堂などで使うなら、多少音が大きくても、吸引力が強いほうが良い。


そ作業者といわれるような大人の男性が使うなら、多少、大きくて重くても良い。


では、マンション、アパートで使うならどうか。


防音性が弱い、夜間に掃除機をかける場合、音がそのまま騒音になる。


だから、多少、吸引性を犠牲にしても、静音性が重視される。


女性、子供が使うとなれば、取り回しなど、使い勝手が重要になる。


だから、重量、大きさ、回転性などが重要になる。


そして、掃除は、簡単に早くできることに越したことはない。


掃除する度に集塵したゴミを捨てなければならない。


ゴミ捨てが面倒、ゴミ捨てのときに周囲が汚れるでは、本来の掃除以外で不満がたまる。


だから、ゴミ捨ての頻度、手軽さも考慮されなければならない。


そして、その全てを満足させることは、不可能である。


そのいくつか、もしくは最も必要な要求を満たして、お客様の最大公約数を考えるべきである。