また、日本の会社運営についてのニュースが流れた。


今度は、日本球界の盟主、「読売巨人軍」のニュースだ。


読者の皆さんも、御存知の読売グループの総帥と言われる渡辺会長(通称 ナベツネ)の「天の声」である。


詳細は、ニュースをご覧になった方が多いと思うので割愛するが、


以前に了承した人事を、一転、覆し、新たな人事を指示したというものだ。


そして、子会社でもある「読売巨人軍」の社長、オーナーの交代も命令したらしい。


このナベツネ、私の浅い記憶では、政治記者あがりで、読売新聞の社主まで上りつめた「やり手?」。


いろんな場面で、ニュースに出てくる人でもある。


総理大臣の人選や、政党合併などの時にも出てくる。


年齢も80代半ば、話す江戸弁が強烈な印象を与える人でもある。


事の良し悪しは控えるとして、日本の会社運営に問題提議をしたい。


どうすればいいのか?どちらが正しいという答えはない?


大王製紙、オリンパス、読売グループと、たて続いたニュースを見て、会社経営者トップの指示にどこまで従うか、従わなければならないかという問題だ。


前にも書いたが、以前の会社で、会社の幹部の一人が「社長が、黒と言ったら、白いものでも黒と言わなければ、辞めるしかない。」言ったことを思い出す。



「社長、経営者が言ったら、罪でも犯せ。」というような、極端なことを提議しているつもりはないが・・・。


しかし、産地偽装、賞味期限改ざん、粉飾決算は、現実、犯罪だ。


また、現在の日本の優良企業は、ワンマン社長の功績に負うところが多いのも確かだ。


京セラの稲盛会長、ソフトバンクの孫社長、楽天の三木谷社長、日本電産の永守社長、


過去にさかのぼれば、名前に枚挙がない。


所詮、経営者の器の問題、要は人の問題で済む話だろうか?


上司の命令は、絶対服従?上司と合わなければ、会社を辞めざるを得ない?


日本の、いや、会社という組織の運営とは、こんなもの?なのか?


リストラ、産地偽装、賞味期限改ざん、粉飾決算、合併吸収による事業変換、


すべて、経営者によるところが多い。


会社は社員のもの。


会社は公儀、とも言われる。


私は、会社の運営について疑問を感じ、社内で問題提議をしてきたつもりだ。


そして、私の声が通らなくなった(採用というわけでなく、意見さえ聞かれなくなった時、退職した。


自分の信念を信じて、生きてきたという自負は、私にはある。