少子高齢化社会到来といわれて久しい。
昔のように、作ったら売れる時代ではなくなりました。
人の好みが多種多様化しています。
今は、売れる分だけ作る、使う分だけ作る時代です。
トヨタは最近でこそ、世界最大規模の生産台数を誇っていますが、
数十年前から、トヨタの「カンバン方式」という売れる分だけ作るしくみを取り入れていました。
ジャストインタイム(朝、昼、夜など細かい時間帯)で、納入。
余分な在庫を置かない。
在庫を置くスペースも経費、という考え方です。
では、売れる分だけ、使う分だけ、というのはどうやって決めるのでしょう。
車の場合で見れば、
車一台に使われる個数、
その車の受注台数(イコール生産台数)、推移(増減傾向)
モデルチェンジ時期、
市場での使われ方、その評価、競合の同タイプ傾向、など
市場(詳細なターゲットを絞り込んだ市場の欲求)の規模から決めます。
冒頭にも述べましたが、少子高齢化、好みの多種多様化が、より顕著になってきます。
売れるだけ作って(使うだけ作って)、儲からないというなら、その事業に参入すべきではありません。
だから、開発前、商品化する前の「市場調査」が大切です。