京都での一見さんの営業は、なかなか難しいことは前回述べました。
ここでの一見さんは、
「初めて見る顔」「忘れた頃に見る顔」と言う意味です。
京都のお客様は、決して本音をストレートに口にしません。
だから難しいのです。
1000年以上、日本の中心だったプライドもあるのでしょう( ̄_ ̄ i)
いたるところで、その象徴の神社、寺院、建物を見ることができます。
以下は、ある京都の経営者のお言葉です。
「若いときは京都が嫌いだった。
でも、ある年齢から京都の良さが分かってきた。」
他地域では味わえない文化、生活、伝統があるということでしょう。
京都には、ベンチャーから世界的に成長した企業が多くあります。
任天堂、京セラ、ワコール、オムロン、村田製作所、
ローム、日本電産、堀場製作所、など
そして創業100年以上の企業も多くあります。
島津製作所、松風、月桂冠、など
どこも、世界NO.1のシェアの製品を持っています((>д<))
そして、創業以来、京都に本社を置いているのです。
他の地区の企業が、大きくなると東京に本社を移転しているのに・・・です。
それを理解しなければなりません。
だから、東京、大阪で売れている、というトークは通用しません。
京都で実績を上げなければ広がらないのです(^▽^;)
では、実績のない企業の商品やサービスをどうやって営業すればいいのでしょう。
答えは、口コミです。
他地域での実績ではなく、京都のお客様での評価を上げること。
紹介をもらうことです。
だから、一方的に提案するのではなく、
京都人気質を理解して本音を引き出せる関係を
つくることが京都で成功する秘訣です(=⌒▽⌒=)
余談
食品偽装、賞味期限改ざんなどに見られる企業の不正問題について、
京都本社の企業では聞いたことがない、ように記憶しています。
ちなみに、吉兆の創業は京都ですが、船場吉兆は大阪の分家に当たります。