購入のきっかけ
製品概要
公式ウェブサイト
現行製品
成分など
- 品名:洗濯用合成洗剤
- 用途:綿・麻・合成繊維用
- 液性:弱アルカリ性
- 成分:界面活性剤(32%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、アルキルアミンオキシド、純石けん分(脂肪酸カリウム))、安定化剤
【回答】
「ヤシノミ洗たく洗剤濃縮タイプ」は「合成洗剤」に該当いたします。液体石けんではございません。なお「純石けん分(脂肪酸カリウム)」に関しては、洗濯時の泡立ちを押さえるための消泡剤として、微量配合しております。
安全性データシート(SDS)
https://pro.saraya.com/support/sds/irui/sentakusenzai/sentaku_chonoshuku.html
サラヤ 洗たく用洗剤 超濃縮タイプ(SDS)
表示成分は「界面活性剤(63%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、純石けん分(脂肪酸カリウム))、溶剤」で、2023年にアルキルアミンオキシドが加えられる前の旧家庭用ヤシノミと似たような表示成分の濃度違いといった感じに見受けられます。
またSDS(安全性データシート)にエタノール(CAS NO,64-15-7)2%未満含有との記載があり、アルコール類に過敏症を持つ人にとっては有用な情報ともなっています。
GHSのラベル要素・危険有害性情報の欄には
- 飲み込むと有害
- 眠気またはめまいのおそれ
- 生殖能または胎児への悪影響のおそれ
- 長期にわたる、または反復ばく露による肝臓の障害のおそれ
- 水生生物に非常に強い毒性
- 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性
とあり、原液の取扱いや洗濯時の安全対策として
- 使用前に取扱説明書を入手する
- すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わない
- 粉じん、煙、ガス、ミスト、蒸気、スプレーを吸入しない
- 取扱い後は手をよく洗う
- この製品を使用するときに、飲食または喫煙をしない
- 屋外または換気の良い場所でだけ使用する
- 環境への放出を避ける
- 保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること
のような合成洗濯洗剤に一般的な方法が挙げられています。
家庭用ヤシノミの32%に対し倍近い63%という超高濃度なので、家庭用製品原液を扱うのに保護手袋、保護衣、保護眼鏡の使用が指示されているのとは違い、こちらの超濃縮タイプは保護面(顔全体を覆う透明シールド)が追加されているなどより厳重な防護を求める内容となっています。
ただ「水生生物に非常に強い毒性」の"非常に"という部分は超濃縮かどうかは関係無く、ヤシノミも含めた洗濯洗剤で多用されているポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE、POER)の安全性データシート(SDS)記載内容と同一です。
「飲み込んだ場合や吸入した場合は有害」「皮膚刺激」「重篤な眼の損傷」「眠気またはめまいのおそれ」などは家庭用ヤシノミにも配合されているポリオキシエチレンアルキルエーテルの特徴なので、濃度や成分の差はあるものの、化学物質過敏症患者側は家庭用ヤシノミ濃縮洗剤の使用においても似たような注意を払い、活性炭マスク装着+炊事手袋装着の上で原液や洗濯槽内の溶液に触れたりする、なるべく部屋干しはしない、部屋干しをするなら流水すすぎ3~4回でできる限り成分を落とすなどするのが良いものと思われます。
Amazonレビュー投稿
2025年1月16日に日本でレビュー済み
【現行バージョンの使用感】
■成分
Amazonの販売ページは旧バージョンのままなのか成分情報が古いようですが、真ん中が凹んだ本体と「New」と黄色で印字されたリニューアル品は「界面活性剤(32%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、アルキルアミンオキシド、純石けん分(脂肪酸カリウム))、安定化剤」で、アルキルアミンオキシドという成分が載っているタイプとなっています。
これまで使った洗濯洗剤にアルキルアミンオキシドが入っていなかったので調べたところ、お風呂やキッチンなどのクリーナー、カビクリーナーの界面活性剤としてよく使われているとのこと。比較的マイルドな界面活性剤という位置付けらしく、それが今回のリニューアルの「肌に優しいまま洗浄力アップ」というセールスポイントの理由にもなっているように見受けられます。
■泡立ち・泡切れ
泡立ちが極めて少ない製品が多くなっている無香料系合成洗濯洗剤の中では泡が出る方だと思います。すすぎ1回との表示ですが、泡や残香のことを考えると流水すすぎ2回ぐらいはした方が良さそうな気がしました。
現行ヤシノミは原液臭がすすぎ後もある程度残るようで、自分の場合過敏症・嗅覚過敏が悪化してからすすぎ2~3回後の衣類から溶剤・樹脂のようなヤシノミ香を感じ嗅いだ際に鼻がツーンとしたりするようになりました。そのため個人的な体感ではありますがアレルギーやアトピーの気がある方は流水3回すすぎをすると安心なのでは、と思いました。
■香り
昔から重度ではないものの化学物質過敏症がありかつ一部精油でも目鼻の痛みが起きやすいため、微香性でも合成香料入りだったり、ハッピーエレファント液体洗剤のようにはっきりしたラベンダー香があったりするものが苦手で、無香料かつ原液臭も少なめだったヤシノミ洗濯洗剤を長年使ってきました。
ヤシノミメインにするとタオルにカビが生えやすいためsonettセンシティブメインでの浸け置き洗い時に補助として入れていたのですが、最近においが変わったのに気付き「こんな溶剤臭かったっけ?」と思い商品ページのレビューや化学物質過敏症の方たちの「リニューアル後無理になった」といった投稿を通じ、同じ感想を持った方々がいらっしゃることを知りました。
リニューアルでは昔駄菓子屋で買って遊んだストローで膨らませるビニール風船(トラバルーン、プラバルーン、ポリバルーン)の香りを薄くした感じですが、多くの方が「イカ臭い」「魚臭い」「生臭い」と形容されている様子。調べてみるとこれはアミン臭というものらしく、今回新規配合されたアルキルアミンオキシド配合の洗剤の特徴の一つということのようです。洗浄力アップのために追加したもののヤシノミが無香料製品であることからアミン臭が目立ってしまったのかもしれませんが、その後改良されたのか自分が繰り返し使った限りでは魚介類のようなにおいは感じなかったです。
化学物質過敏症悪化前は発作も起きず使えていましたが、その後絶不調になり重度の嗅覚過敏も併発し揮発性有機化合物全般で発作を起こす体質に変わってからは、甘いような溶剤臭と合成界面活性剤臭の衣類への残留が無理になり使えなくなってしまいました。なのでつわりや自律神経失調症がひどい方だと合わないことがあるかもしれません。
■洗浄力
2回前のリニューアル以前のヤシノミ洗剤でカビや皮脂臭残存に悩まされたため今のバージョンは補助的な使用しかしていませんが、以前より汚れやにおいが取れやすくなった気がします。sonett洗剤に加えて浸け置きすると柔軟剤臭・抗菌剤臭がよりよく取れるような印象がありずっと併用していたので、原液臭の悪化やよりケミカルな配合への変更が無ければ使い続けたかったです。
■評価
溶剤臭くなったとはいえ、それでも微香性・無香性ではなく香料無添加を維持してくれているということで★は3つとしました。無香料製品に切り替える際の有力候補として、普通の体質や軽度までの化学物質過敏症の方にとって使いやすい洗剤である点は依然として健在だとの印象です。
【旧バージョンとの比較】
昔売られていた白い本体に青いキャップの「コンパクトタイプ」(2016年3月~)と中身は全く同じながら円筒形で透明感のある本体に切り替わった(2018年3月~)のが今のこの濃縮ヤシノミでした。当時の成分は
■旧配合(2016年3月~)
・界面活性剤 32%
└ポリオキシエチレンアルキルエーテル
└ポリオキシアルキレンアルキルアミン
・純石けん分(脂肪酸カリウム)
・安定化剤
でしたが、サラヤに問い合わせたところ実際には上記以外の原材料も配合しているものの社外秘で非公開だとの回答でした。
配合が変わったのは2023年9月のリニューアルで「処方・パッケージを大幅にリニューアル」「食品由来の防臭成分を新たに配合」、肌への優しさだけでなく洗浄力も高めたとのこと。各性能のパワーアップや規定使用量減が強調された刷新となり、ラベル表示に載っている成分は
■新配合(2023年9月~)
・界面活性剤 32%
└ポリオキシエチレンアルキルエーテル
└ポリオキシアルキレンアルキルアミン
└アルキルアミンオキシド
・純石けん分(脂肪酸カリウム)
・安定化剤
に変わりました。
当方のうろ覚えですがヤシノミ洗剤は昔(濃縮タイプに変わる前の大きめボトルだった頃)は除菌成分が入っていたような気がするのですが、濃縮洗剤として再出発し抗菌剤無添加をうたうようになってから浸け置き後のにおいや部屋干しによるタオルのカビが出やすくなった気がしました。
また、2023年リニューアル前のヤシノミ洗剤は単体で洗濯を繰り返すと皮脂臭が残り肌着が次第に臭くなっていったので、自分の場合は抗菌消臭特化で無香料表示のファブラッシュをメインに切り替え、洗濯機内での浸け置き洗濯時のsonett石鹸入り洗剤+ヤシノミ+ファブラッシュ併用という形でヤシノミ洗濯洗剤を使い続けてきました。
【化学物質過敏症の方向けのコメント】
ヤシノミなどの無香料洗剤も含め濃縮合成洗濯洗剤は高濃度化のために有機溶剤が配合されています。化学物質過敏症が進行すると溶剤・精油をまとめて揮発性化合物として認識するVOCアレルギーを発症しやすいというのは後から知ったのですが、自分の場合使用している洗濯洗剤が濃縮タイプ揃いになったことでVOCアレルギーと重度嗅覚過敏を新規に併発。
2024年頃からファーファ、ハッピーエレファント等一部無香料製品で体調を崩すようになり悪化の兆し自体はあったのですが、2025年に入ってから人工香料だけでなくエタノールやグリセリンといったアルコール類・精油・抗菌剤を含んだもの全般で反応が非常に強く出るようになったため、新旧ファブラッシュ、ヤシノミ、無印、sonett無香料(非濃縮ですがエタノール配合)等洗濯合成洗剤や無香料/精油入り食器・掃除合成洗剤は使用できなくなり石鹸洗剤に全面変更せざるを得ませんでした。
石鹸洗剤に転向する前にファブラッシュとヤシノミの代わりになる無香料合成洗濯洗剤を探し直したことがあったのですが、ヤシノミについては無印の無香料洗濯洗剤が個人的には代替品として良いのでは、と感じました。
リニューアルする前のヤシノミは無印良品の無香料衣類用洗剤と全く同じ成分表示でにおいなどもうり二つで委託生産という形のヤシノミ別ラベルバージョンといった感じでした。ただ、無印の方は2023年のリニューアルで成分が変更され界面活性剤が32%・ポリオキシエチレンアルキルエーテルのみ表示となり違うものに変更。試したところアルコールっぽい揮発臭は感じるものの、現行ヤシノミよりも無香料らしさが強く自分でも体調を崩しにくいとの印象を持ちました。
結局直後に体調が急激に悪化。アルコール、洗濯洗剤などの有機溶剤、ガムテープや養生テープの粘着剤・素材などから揮発する成分、塩ビ(ポリ塩化ビニル、塩化ビニル)製園芸用ビニールで重い過敏症発作を起こしたり、合成界面活性剤の原料臭全般が苦手になってしまい、洗濯については石鹸洗剤+セスキ炭酸ソーダでの洗浄とクエン酸リンスという方法に転向せざるを得ませんでした。
濃縮タイプの無香料合成洗剤は有機溶剤を含んでいるためファブラッシュ以外にもヤシノミや無印良品洗濯洗剤も使えない体(手動投入時に息苦しさ・ふらつきが出る、鼻が痛くなる、流水すすぎ2回目ぐらいまで洗濯機の近くに寄れない、流水すすぎ3回以上を行ってもわずかな残香ゆえ部屋干しが難しい等)になってしまったのですが、ヤシノミ濃縮洗濯洗剤については以前は使えていて体調悪化とともに無理になっていったので、化学物質過敏症や嗅覚過敏がかなり進行しなければ大きな問題は無しに使えるものと思います。
ヤシノミは化学物質過敏症持ちでも「使える」「平気」という方と「反応が出てしまう」という方とに分かれるようですが、これについては重症度の違いや揮発性有機化合物(VOC)アレルギー・合成界面活性剤アレルギーの有無が関わっており、使えそうかどうかは各自試し洗濯で判断し、暴露総量蓄積に留意しつつ多めのすすぎ・十分な換気・外干しといった工夫をしつつ利用されるとより安心なのでは、と思います。
旧バージョンについて
発売は2016年、パッケージのみリニューアルは2018年
Amazonレビュー投稿
2019年11月7日に日本でレビュー済み
ヤシノミ洗たく用洗剤 コンパクトタイプという名称の時代によく使っていたのですが、その後無香料ファーファを5年ほど使用。しかしそのファーファ無香料が抗菌剤を使用しておりタオルが生臭くなりやすいことに不満を感じ、ファブラッシュとヤシノミ洗濯洗剤の使い分けに変えました。
【成分】
こちらの濃縮タイプ、名称こそ違うものの昔売られていたコンパクトタイプと中身は全く同じだとか。サラヤのホームページに「パッケージデザインをリニューアルしました。 ※従来品と成分・処方は変更ありません。 」と書いてあります。パッケージに載っている成分は
界面活性剤 32%
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル
・ポリオキシアルキレンアルキルアミン
純石けん分(脂肪酸カリウム)
安定化剤
サラヤによると実際には上記以外の原材料も配合しているそうですが、社外秘で非公開のため問い合わせても教えられないとのことでした。
ドラム式OK。すすぎ1回可。香料・石油系界面活性剤・蛍光剤・漂白剤・着色料・抗菌剤不使用。液性は弱アルカリ性なので毛とかの洗濯には向いていません。
アブラヤシから取れるパーム油を使っていますが、以前森林伐採を助長するとしてヤシノミ洗剤不買運動が起きたことがあります。そのためこの製品でも環境へ配慮した栽培がなされたパーム油を使っていることをセールスポイントの一つとして強調しています。
ちなみにコンパクトタイプに変わる前の旧製品は「ヤシノミ 洗たく用」という製品名で、界面活性剤(41%、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)、アルカリ剤のみ表示。使用量だけでなく、洗浄成分がヤシノミ100%をうたっていた点、純石鹸の表示が無かった点、除菌成分入りだった点で現行商品と異なります。
【容器】
コンパクトの方はこぶりな白い容器に青いフタという組み合わせでしたが、濃縮タイプになってから大きな円筒状の透明容器にフィルムを巻いたパッケージになりました。容量が多いのでかなり大きく感じます。取っ手なしで快適に使えるギリギリの重さかもしれません。
詰め替えはハサミで切るのではないプラスチックキャップ方式なので詰め替えやすく、空になった後に水洗いするのも楽です。
容器本体は多少もろいらしく、外してからまた戻す時に青い部分が比較的簡単に割れます。きつく締めすぎているという訳でもないのですがパキッとなってしまう感じです。これまでに3回同じ場所が破損。今はダイソーの容器を使っています。
【使用量】
濃縮タイプなので使用量はとても少ないです。ちなみに規定量はファーファラボやファーファ フリーアンドなど同じような分量です。
【泡立ち、水道水との相性】
泡立ちは控えめです。多めに入れれば水面が隠れるぐらいの泡は出ますが、適量なら洗濯機の底面が目視できるぐらいになります。
石鹸成分は入っていますが水に比較的溶けやすく硬度が高めな水との相性が良好なパーム油が原料ということもあってか水が白く濁ることはありません。服に白い石鹸カスがついたことも無いです。
【使用感】
原料臭はかなり控えめ。無香料なのに加え、水のすすぎで落ちやすい処方だとのことでためすすぎ2回をすればさっぱりとした洗い上がりになり洗剤臭さも全く残りません。
ただ除菌剤入りだったように記憶している昔のヤシノミからコンパクトタイプに変わった時点で、暑い夏などに浸け置きしておくと洗濯物が臭くなることがありました。「植物性洗浄成分"ツインパワーノニオン"がニオイの原因となる菌を99.99%除去」(モラクセラ菌除去実験)とはありますが、既にタオルについた雑菌臭を取るとか夜から浸け置き放置して翌朝洗うといった時には他の洗剤も併用すると良いかもしれません。
あと、この洗剤にしてから脂っぽい体臭が残るのが気になるようになりました。加齢臭の類が蓄積して段々シャツが臭くなっていく印象です。実家もこのヤシノミ洗濯洗剤を使っていますが皮脂臭が取れていないようです。汚れ落ち重視のお宅には向いていないかもしれません。
ちなみに抗菌剤入り洗剤よりもタオルにカビが生えやすいような気がしました。ヤシノミ洗濯洗剤オンリーで部屋干ししていた時はタオルにすごいカビが広がりその度に大鍋で煮沸して大変でした。洗濯機にもカビがつきやすいように感じました。抗菌剤だらけで安心感はいまいちですがファブラッシュメインにしてからカビは減りました。
【無印良品の無香料洗濯洗剤はヤシノミ濃縮タイプ?】
2019年秋に無印良品から無香料の洗濯洗剤が発売されました。ネット上でもしかしてヤシノミ?と話題になっていたので調べてみると、成分や濃度、使用量からパーム油を使っている点、アブラヤシの栽培に環境的な配慮をしている点までスペック全般において一致。実際に使ってみると原料臭や泡の立ち方など色々な部分で区別がつきにくいぐらいにそっくりであると感じました。
無印良品的には非公表としていますが、化粧品や洗剤を外部の有名企業に委託生産するOEM方式を採っていることを考えると洗濯洗剤の生産がサラヤに委託されていてこちらのヤシノミ濃縮タイプもしくはそれとほぼ同じ物が無印オリジナル容器に詰められて売られている可能性が非常に高いのかもしれません。

















