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みなさまこんにちは、
いつもブログにお立ち寄り下さいましてどうもありがとうございます。
身近な人を傷つけて、「傷つくお前が悪い」
”結婚後、優しかった夫がモラハラに豹変してしまった”。
弊事務所では非常に良くお聞きするケースです。
しかし、妻に対してはモラハラ夫に豹変した後も、
相変わらず外面は非常に良くて、”外では良い人”な夫。
「よその人には優しいのに、どうして私に対してそんなに高圧的なの?」
「私への態度と他の人への態度があまりに違って悲しい」
「私には全然笑ってくれなくなったね。。」
こういうことを伝えると、
「そんなことでいちいち傷ついたとか面倒臭ぇな」
「家の中でもお前に気を使えって言うのか?」
「優しくしてほしいならもっと俺に役立つ人間になれ」
「お前に笑いかけて俺にどんなメリットがあるんだよ」
と。
「こんなことで傷ついていたら、お前、社会じゃ全く通用しないぞ?」
と、
まるで傷つく妻の方に問題があるかのように言われてしまいます。
見下しや侮辱、否定などで妻を傷つけているとき、
とても楽しそうに傷つけてくるケースも少なく無くて、とても不健全に感じます。
歪みが普通
楽しそうに傷つけてくるモラ夫のケースの中には、
モラ夫の親も
「見下すコミュニケーション」
「バカにするコミュニケーション」
を取っていることがあります。
夫の親からも、
産後少し体重が増えた時に体形を揶揄して笑われた、
子どもを叱っていたらそれを茶化され笑われた、
妻の出身地を下げる発言をして笑っていた、
妻の親族を見下して自分たちの身内を上げて喜んでいる、
そういった経験をされた方々、複数いらっしゃいます。
人を馬鹿にした笑いや、人を傷つける笑い。
誰かのふるさとや親族を見下して自分たちを優位にする。
とっても不健康なやり方だと考えます。
しかしモラ夫自身も幼少期から親のこういう言動を身近に見聞きしていて、
何ならモラハラ夫も親から見下されたりバカにされてきた過去があると、
モラ夫自身、その”歪んだコミュニケーション”が普通になっていて、
その不健康さに気づけない。そういう状況となります。
他責思考が重なる
前述の様に、
見下したりバカにするコミュニケーションがモラハラ夫にとって普通のこととなっているケース。
ここに、モラハラ的な他責思考が重なると、ますます、
モラハラ夫の言動に傷ついても、
「傷つくお前が悪い」
となってしまいます。
自分だけがいつも正しくて、
妻が「傷ついた」「その言い方は酷い」などと言うと、
「そんなことで傷つくお前が悪い」
「冗談も理解できないお前が悪い」
「心が弱すぎるお前が悪い」
「俺に物申すお前が悪い」
などなど、
とにかく「俺は悪くない」のスタンスに終始します。
時折、モラ夫が職場や近所の人から
「〇〇さんが酷いことを言ってきた」
「〇〇さんがこんな酷いことをした」
と聞かされ、その時にモラ夫が、
「それはひどいですね」
「〇〇はけしからん人間だ!」
等と怒っていた。
けれど、〇〇さんが言った(やった)という”酷いこと”は、
モラハラ夫も日常的に妻に同じことをして(言って)いる。。
そう言うこともありました。
こういう時、
自己認識と客観性のバランスが取れている人であれば、
「あれ、自分も同じことをしていない?」
的に、自分の振り返りに繋がる。
けれど、一般に自分の言動を客観的に見ることが出来ず、考え方の癖が強いと言われるモラハラさんは、
そういう気づきや振り返りにはなかなか繋がりません。
またそれと同時に、モラハラさんの特権的思考と言いますか、
自分だけは特別、という考えも影響しているかと考えます。
見下さなくてもコミュニケーションは取れる
見下しやバカにするコミュニケーションをとるモラハラ夫の常套句として、
「ただの冗談だろ」
「ユーモアも分からない奴だ」
と言った発言があります。
こういう時いつも言われることですが、
誰かを笑い者にすることは冗談では無いし、
誰も傷つかずに笑えるのがユーモアです。
誰かの心や尊厳を傷つける言動は冗談では済まされません。
誰かを犠牲にして、バカにしたり見下したりしなくても、コミュニケーションは取れるのですから。
