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みなさまこんにちは、
本日もブログにお立ち寄り下さいましてどうもありがとうございます。
モラハラの好発期
(以下、弊事務所で相談の多い”夫がモラハラ”と言う設定で記します。
男女逆のケースは夫と妻を入れ替えてお読み下さい)
家庭内モラハラには”好発期”と呼ばれる時期があります。
それは主に、
・結婚が決まった
・入籍した
・妻が妊娠した
・妻が出産した
・妻が仕事を辞めた
等のタイミングがあげられています。
要は「妻が離れにくくなる」状態になると、モラハラの支配を始める。
多くの事例の蓄積から、現在はこういうことが言われています。
”好発期”に当てはまらない例も
しかしそんな中で、
膨大にある弊事務所のモラハラご相談事例では、上記にあげた”好発期”に当てはまらない時期から夫のモラハラが始まった、
そういうケースもあります。
それがどういう時期かと言うと、
”子どもが一定の成長をした”時期。
具体的に言うなら、
”子どもの自我が芽生え始めた”
”子どもが親の言うことを何でもは聞かなくなってきた”
そういう時期です。
弊事務所で実際にお聞きしてきたお話の中でも、
「子どもが小さい頃は、本当に良い父親でした」
という内容は案外お聞きしてきました。
そしてその続きとして、
「この子が小さい頃は夫と子どもだけで遊んだりもしていたんですよ。
でも。。
この子が大きくなってきて、
だんだん自分の好き嫌いや意見を言うようになってくると、
子どもに対して怒鳴ったり怒ったりすることが増えていきました」
こんな感じが、多いです。
”思い通りにならない”への耐性
モラハラ夫が、自分が良いと思ったものを自分のタイミングで与えて、
それを子どもが無批判に、そして喜んで受け取っていた時期。
子どもが親であるモラ夫の言う通りになっていた時期。
こういう時期はまだ、
父親としてのモラ夫と子どもの関係が維持されている。
けれど、
モラハラ夫が子どもに与えたものに対して、
「それよりもこっちがいい」
「今はそれはやりたくない」
「そんなのはいらない」
と意思表示をしたり、無批判に受け入れなくなると。。
これは、モラハラさんにとってとてもストレスがかかる状態です。
子どもに自我が芽生え始めるということは、
モラハラさんが自分がしたい関わりだけをして、
それで子どもが期待通りに喜んで自分も良い気分になれる、
そういう時期が終わりに近づいている事を示しています。
さらには、
モラハラ夫の期待よりも子どもの好みや関心のあることと言った実情を受け入れて、
子どもに合わせなくてはならない、となった時。
こういう時、
モラハラさんのストレスはピークに達すると言っても過言ではないほど、
思い通りにならない子どもの存在には強いストレスを感じるようです。
実際にこういう時期に、まだ幼児の我が子に本気になってキレて怒鳴ったり、
子どもが危害を加えられそうになって冷や汗をかいた。。
そういう経験を語られたご相談者さまも少なくありません。
子どもが思い通りにならなくなってきた、
そこに加えて、
自分(モラ夫)の方が子どもに合わせなくてはならなくなってきた。
これが、
「自分の思い通りにならない事」に対する耐性が低いモラハラさんにとっては大きなストレスとなるのです。
子どもは、思い通りにはならない
子どもが自分に合わせている間、と言いますか、
モラハラさんが差し出すものを喜んで受け入れ批判も意見も言わない間は、比較的子どもと良い関係で居られる。
けれどそれが、
子どもの自我が芽生え自分の意思を持ち、
時にモラハラ父が差し出したものを拒否したりそれに意見を付ける様になって来ると、
途端に関係を維持できなくなってしまう。
ここに、不健康な関係性を紐解くヒントがあると考えています。
親子と言えども、お互いが別個の個性を持った一個人で、
そこにあるのは親子関係と言う名の人間同士の関係です。
人間関係において、
一方が他方の全てを無批判に受け入れている間しか関係が維持できない、
これってやはり、不健康に感じます。
ご相談場面でしばしば、
「夫は、自分の言いなりになるお人形の様な子が良かったのかも知れません。
夫のする事に意見をしたり、自我を持つ子どもはいらないのでしょうね。。そんな子、どこにもいないのに」
「夫にとっては子どもも私も持ち物ですから。
だから幼くて夫の言うことを何でも聞いていた頃は子どもも可愛がってもらえたけれど、
自分の意思を持ち、昔の様に思い通りにならなくなった子どもには、とても冷たいです」
こういう語りをお聴きする時、
意志あるひとりの人間として子どもを尊重していない、
そう感じずにいられません。
”自分の思い通りになるなら可愛がってやる”、
こういう条件付きの愛情はコントロールに利用される事が多いもので、
真の愛情では無いです。
