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みなさまこんにちは、
いつもブログにお立ち寄り下さってどうもありがとうございます。
矛盾するメッセージ
（＊毎度のことではありますが、
弊事務所は「夫がDVモラハラ」というご相談が多い為その前提で記事を書いています。
男女逆のケースは夫と妻を入れ替えてお読みください）
モラハラ夫は
責任を取りたがらない、
責任を避ける、
と言われています。
その為、責任が生じる「明確な決定」から逃げる傾向があり、
明確に意思表示してくれない分、妻が様々な決断を迫られる。。
そういうケースがとても多いです。
日常的に、何か決めなくてはならない場面では明確に決定することから逃げて、
「お前（妻）に任せる」
「〇〇（妻）のしたいようにしたら」
などと言ってくるケース。
時にモラ夫がイラついている時や思い通りにならない時などは、
「勝手にしろ！」
「好きにしろ！」
などと怒鳴られてしまうこともあります。
では、この様に言われたのだから本当に妻に任せてくれているのか？
本当に好きにやって良いのかと言いますと。。
そうはならない事が多いです。
後出しじゃんけん
「任せる」
「勝手にしろ！」
どんな状況にせよ、この様に言って妻に全てを任せた（やらせたとも言う）のであれば、
自分が何もせず相手にして貰った以上、
「（手は出さないのに）口だけ出す」
はあり得ません。
いくら夫婦と言えどもそれぞれに独立した人格を持つ他人同士ですから、
その大小はあれど考えが違う所はあるに決まっているのです。
それを踏まえて「任せる」「好きにしろ」と言っておきながら、
後から、結果を見てからぐちぐちぐちぐち。。
これはすごく疲れますよね。
安全な場所からの批判
結果が出てから、
「ここはこうしたらよかった」
「この時こうすればもっと良かったのに」
こういうことは、結論が出てから初めてわかること。
結果を見てからやってくれた相手に対して足りなかった部分や
「もっとこうしろ」
という部分を得意そうに指摘されても、
率直に冷めますよね。
自分は手を汚さないで、
正解が分かり切ったタイミングでドヤ顔でダメ出しされても、ね。
だったら最初から一緒に汗をかいてやってくれたらいいんです。
正解を確認できる状況と立場になってからの指摘、
「安全な場所からの批判」は、むしろ人望を落としてしまうでしょう。
必要なのは共に動き考える人
例えば子どもが不登校になったとき。
不登校になった後でああだこうだと妻の育て方や接し方を”批判するモラ夫”は枚挙に暇がありません。
けれどこういう時に必要なのは、
「俺の責任じゃないからな」
という立場に一目散に登りつめて、高い立場からああだこうだと妻の子育てを批判する人ではありません。
子どもに向き合い、
時々は夫婦で弱音を受け止め合ったりお互いに苦労をねぎらい合いながら、
これからどうしていこうかと一緒に考えてくれる人です。
病気にかかった時に必要なのは、
「なんで病気になるんだ！」
「いつ治るんだよ！」
などと責める配偶者ではありません。
モラ夫が体調を崩した時には手厚い看病を要求し、
妻がつくったおかゆやうどんを食べて、
けれど妻が体調を崩した時にはそれを責め、
いつも通りの家事や子育てを強要し、
妻が自分用に作ったおかゆを食べてしまった。。
こんなお話も、これまでたくさんお聞きして来ました。
本当に。。空しくなってしまうでしょう。
家族に必要なのは批判者じゃない
家族に必要なのは、自分だけ高みから批判をするメンバーではありません。
一緒になって考え、汗をかき、手を動かして試行錯誤してくれるメンバーです。
「俺は忙しい」
「お前の仕事と違って大変なんだ」
「お前のやっている事ととはレベルが違う」
などなど、
これまで事務所でお聞きしてきたモラハラの夫は、
こういう事を言いながら自分だけが家族や、特に子どもに関する決定事項や責任から逃れている、
そういうケースが本当に多いです。
正社員の共働きや、
同じ職種で働いていたり、お互いに公務員の同じ立場で働いている、そういうケースであっても、です。
お互いに配偶者という立場で、
お互いが「子どもの親」という同じ立場なのに、
「どうして自分だけは仕事を理由にすれば子どもや家族に対する責務から解放されると考えるのだろう？」
不思議でなりません。
まあ、こういう部分にモラハラさん特有の特権意識や「自分だけは特別」という自己愛の強さが表れているのですが。
家族に必要なのは批判者ではなく、
同じ目線で安心して伴走しあえる、安全な共同体を作るパートナーと考えています。
