◆電話・オンラインカウンセリング(全国対応)、事務所での面談カウンセリング
◆福岡の離婚協議書作成(モラハラ離婚)
◆住所:福岡市西区内浜2‐2‐16(地下鉄空港線/JR筑肥線姪浜駅徒歩7分)
【問い合わせはLINE/メール/フォームから】
*執筆や取材など、お仕事のご依頼もメールまたは公式LINE、お電話でお問合せ下さい
メール:info@yotsuba-houmu.com
*当事務所のご相談カウンセリングは事前予約制です(土日祝日もご予約可能です)
*メール相談は行っておりません
・事務所の特質上、記事は「夫からモラルハラスメントを受けている妻」と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい
・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい
・記事及び写真の無断転載コピー流用等は固くお断りいたします
・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください
・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです
---
【9月東京出張相談 予約受付中】
日程:9月17日(火)~26日(木)
↑詳しくはこちら
お申込み、お問合せはこちらから
ーーー
みなさまこんにちは、
本日もブログにお立ち寄り下さってどうもありがとうございます。
渦中にいる時は必死
離れて冷静に時間をおいてみると、
自分がどれほど過酷でおかしな状況にいたのかが分かる。
家庭内でのDVモラハラや、いわゆる”毒親”との関係性には、そういう面が多分にあると考えています。
DVする人もモラハラの人も毒親も、
些細なことで拗ねたり不機嫌になって、要求してくる内容には矛盾も多いし、
とても面倒くさい相手。
けれど、まだ渦中にいた”その時”は、
なんとかイライラや不機嫌を治して貰おう、
なんとかコミュニケーションを取りたい、
そんな思いで必死なんですよね。
相手は変わらない
機嫌を直してほしくて、一生懸命相手の大好物ばかりの夕飯を作った。
親に喜んで貰いたくて、旅行に連れていったり親の代わりに役所の手続きをしてあげたりした。
けれど、何をやっても必ずケチを付けられる。
どんなに努力してコミュニケーションを成立させようとしても、
こちらの努力を一瞬で無にするモラハラさんや毒親。
「Aが出来ていないからお前はダメだ!」
と責められて、
だから一生懸命頑張ってAが出来る様になったら今度は、
「Aが出来てもBが出来ていないからやっぱりお前はダメ」
となる。
Aが出来る様になったことを認めてくれる前に、
新しい課題を与えられ、「それが出来ていないからダメ」と新たな否定が降って沸いてくる。
常に相手の一存でゴールポストが動かされて、
ひとつゴールを決めても、その時には既に別のゴールが用意されている。
どんなにゴールを決めても、終わらない。
そしてモラハラさんや毒親は、
「自分たちは自由にゴールを決める権限がある。
ゴールを決める責任があるのは配偶者や子ども」
という態度を崩さない。
第三者が吹き込む風
DVモラハラは、
「ひとりで抱えている間は解決は難しい」
と言われています。
そしてこれはいわゆる”毒親”の問題も、共通すると考えています。
これまで、兄弟姉妹や友人知人、専門家などの”何気ない一言”が、
DVやモラハラ、毒親から離れる大きなきっかけとなった場面にたくさん立ち会ってきました。
結婚後に些細なことで怒っては、
「出ていけ!」「離婚だ!」
と散々妻を怒鳴り続けて来たモラ夫が、
妻が本当に離婚を決意して「出ていけ!」と言われたタイミングで家を出て行ったら、
「本気にする奴があるか!」
「俺は家族の為を思ってやってきたのに」
等と言い出したケース。
この状況を勇気をだして第三者に話してみたら、
普通に
「うわー、旦那さん面倒くさい人だねー」
と言われて目から鱗が落ちた経験をした方。
散々毒親の期待に応えるべく頑張り続けて疲れ果てた時、やっと、初めて他者に辛いことを話してみたら、
「それっておかしくない?」
「そんなの変だよ」
親の言動をハッキリ第三者にこう言われて、
それで初めて”私の親はおかしいのかも知れない”と言う視点で親を見られる様になった方。
「あなたの親だから悪く言うつもりはないけれど、でもすごく矛盾した事言ってるよね?」
と言われて、
それでようやく親の発言や要求の矛盾を正面から捉えることが出来た方。
こういう方も沢山いらっしゃいます。
相談する権利
ファミリーバイオレンスを専門に仕事をしていますと、
しばしばDVモラハラの配偶者や毒親から
「家の恥になるから誰にも言うな」
「誰かに言ってもいいけど、お前がおかしな奴だと思われるだけだ」
「お前の言うことなんて誰が信じるんだよ」
「絶対に外で言うなよ」
等と、
家庭内での困りごとや辛さを誰かに話したり、相談したりすることを制限されているケースがありました。
けれど、「困った時に相談する」ということは、
誰しもが平等に持っている権利なのです。
いつ、どんな内容を、誰に相談するか。
聞いて貰う人は自分で選んでいいんです。
”その時は必死で、全然気づけなかった”
こういうことって人生の中で時に起こり得ることだと私自身の経験からも思いますし、
また、仕事を通じても確信するレベルでそう感じています。
だからこそ、少しでも違和感を感じた時には
「誰かに話していいんだよ」
「ひとりで抱えなくていいよ」
という事を知っていて欲しいですし、
例え家族の事であったとしても、苦しい、しんどい、辛いと思った時には、
苦しい思いをした人がひとりで苦しみ続けることが無い様に。。
そんな風に思っています。
