初めて”離婚”を考えた日 2~モラハラ | 相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

●初めての方はお読みください●

〇電話・オンラインカウンセリング(全国対応)、事務所での面談カウンセリング

住所:福岡市西区内浜2‐2‐16(地下鉄空港線/JR筑肥線姪浜駅徒歩7分)

【問い合わせはLINE/電話/メール】

*お仕事のご依頼もメールまたは公式LINE、お電話でお問合せ下さい

友だち追加 

電話:092‐338‐8003 

メール:info@yotsuba-houmu.com

*当事務所のご相談カウンセリングは事前予約制です(土日祝日もご予約可能です)

*メール相談は行っておりません

■予約方法・料金お時間について■予約方法、ご料金やお時間についてはこちらのページで説明しています。(初めての方はご確認をお願いします)

事務所の特質上、記事は「夫からモラルハラスメントを受けている妻」と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

・記事及び写真の無断転載コピー流用等は固くお断りいたします

・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

本日2回目の更新です。

 

 

 

 

お昼の記事の続きです。

 

 

 

 

 

夫の収入が減って以降、

Aさんは残業をしたり節約をさらに頑張ったり、

 

出来る努力をしていました。

 

 

 

丁度二人のお子さんが

中学生や小学校高学年に差し掛かる頃で、

 

塾に通い始めたり習い事や部活が

始まるなど、

 

「子育てにこれからお金が掛かる」

 

という時期にも重なっていました。

 

 

 

そんな中でもモラ夫の方は相変わらず

晩酌を減らしたり、

 

収入が減った分を他の節約で

補おうという行動も無く、

 

残業が増えて帰宅が遅いAさんの為に

家事や子どもの世話をする事で

協力する、といったことも無い。。

 

 

 

そんな中、

 

いつも通りダラダラと晩酌を続けている

モラ夫に対して、

 

ふと、こんなことを聞いてみたAさん。

 

 

「ねぇ、ちょっと言いずらいけど、

あなたのお給料が

もうずっと減ったままじゃない。

 

これって多分、

もう元には戻らないんだよね?

 

そしてこれから子ども達には

どんどんお金が掛かって来るよね」

 

 

急に切り出されて虚を突かれたのか、

夫は黙って聞いていたそうです。

 

 

「だとしたらね、

 

例えば副業をして収入を増やすとか、

晩酌を減らして節約しようとか、

 

何か考えていることってある?」

 

 

Aさんはこの時

どうしてか分からないけれど

 

「本当に、純粋に疑問で、

本人(夫)に聞いてみた」

 

感じだったそうです。

 

 

なので、何と言うか。。

文字でお伝えするのは難しいのですが、

 

変に嫌味っぽく言ったり

怒った口調や嫌な感じで言ったのではなく、

 

本当に”普通に”尋ねたのだそうです。

 

 

 

するとモラ夫の方も、

 

一瞬”ピリッ”とした空気感は出したものの、

 

何となくAさんが醸し出す静かな迫力に

圧倒されたのか、

 

案外普通に答えてくれました。

 

 

その答えが、こんな感じだったそうです。

 

 

 

・俺だって迷惑かけてるとは思っている

 

・でもコロナのせいなので仕方ない

 

・俺は悪くない

 

・こういう時こそ家族で助け合うべき

 

・節約が必要なら子どもの習い事を止めるか?

 

・お前の化粧もいらないんじゃない?

 

・お前の洋服も、もういらないから買うな

(そもそもAさんは殆ど買っていない)

 

・子どもの塾も無理しなくていいんじゃない?

 

・お前が親から貰った〇〇(ちょっとした高級品)が

 あっただろ?あれ売ったらお金になるんじゃね?

 

・この間子どもに渡してたマック代、

 ああ言うのも俺は無駄だと思っていたから

 もうやめろ

*でもこの日子どもは友達とマックに行くのを

 楽しみにしていたし、

 家の事をよくやってくれるお礼として

 出した側面もある

 

 

 

Aさんは夫のこういった発言を

静かな怒りと、

 

同時に

頭の芯の部分がゆっくり冷えていく、

 

そんな感覚で聞いていたそうです。

 

 

Aさんの静かな迫力を感じているせいか

”言い方だけ”は

モラハラ全開の時よりもトーンダウン

しているとは言え、

 

言ってる内容が。。ねぇ。

 

 

 

基本的に何かを我慢させるの、

 

妻子だけ?

 

 

モラ夫が自ら

 

自分の晩酌を減らすとか、

 

もっと家事育児をして

残業するAさんを助けるとか、

 

収入を上げる為に転職や副業を

検討するとか、

 

そういうのは一切出てこない。

 

 

「自分が何をするか」ではなく

「妻子に何を我慢させるか」しか出てこない。

 

 

とにかくAさんに服買うな、化粧止めろ、

 

そして子どもに

習い事やめるか?塾やめさせるか?

 

あげく、いつも家の事を手伝ってくれる

上の子のマック代数百円がもったいないと、

 

一回の晩酌代が数百円では済まない

ロング缶ビールを

減らす事なく呑みながら言ってる。。

 

 

 

 

「あ、離婚しよ」

 

 

Aさんはこの時、結婚以来初めて、

 

明確にそう思ったのでした。

 

 

 

 

「私の事ならまだしも、

 

夫は自分だけはなんの我慢も

生活習慣を変えることもせずに、

 

子どもの塾や習い事や、

数百円のマック代まで削ろうとするなんて。。

 

結婚以来モラハラや借金や女性問題、

色々なことをやらかされてきましたけれど、

 

初めて明確に

”これだけは受け入れられない”

と思った夫の発言でした」

 

 

「何て言うか。。決してキレたわけじゃ無く、

むしろ”引いた”って感じですね」

 

 

とAさん。

 

 

 

既にAさんは夫とは別居していますが、

 

「あんなに子育てに関わらない人だったのに、

 

別居した途端に”子どもに会いたい”って

言ってきたことにビックリしました。

 

別に面会自体は子どもの希望に合わせて

したら良いと考えていますが、

 

どんな面会をするの?

子どもが好きなもの知っている?

 

夫に聞いても答えられないんですよね」

 

とのことです。

 

 

 

離婚のきっかけとなった

モラ夫の発言を聞いた時、

 

Aさんは

 

”私の事ならまだしも”

と感じた。

 

 

この点も、

もしもこの時モラ夫が

子どもの塾や習い事をやめさせようとか、

 

そこまで言わなければ

Aさんが離婚を決断する事は無かったかも

知れません。

 

 

けれど、

 

「私の事だけならまだしも」と言う考え方は、

 

AさんがAさん自身を大切にする

こととは距離がありますよね。

 

 

そして、

母であるAさんが自分を大切にする姿を

見せることは、

 

巡り巡って子どもの為にもなるのです。

 

 

 

こういう部分にカウンセリングで取り組みながら、

 

今、Aさんはお子さんと協力して

以前よりも過ごしやすい家庭で、

 

安心して生活を重ねてらっしゃいます。

 

 

 

「多分私が経験したように、

 

家族が大変な状況の時に

自分だけは楽なポジションに居続けて

妻や子どもにだけ我慢させる、

 

そういうモラハラの夫って他にもいると

思うんです」

 

そう仰って、

Aさんは今回ブログに掲載する事を

快諾してくださいました。

 

 

「モラハラは分かりにくいからこそ、

たくさんの経験談を書くことは

大事なことだと思います」

 

と仰って下さって。

 

 

Aさん、

この度は貴重な経験談をブログに書かせて

頂きまして、どうもありがとうございました。

 

 

これからもAさんを応援しています。

 

 

 

 

 

 

 

■LINEからもご予約できます■公式LINEではみなさまからのモラハラやいわゆる”毒親”関連のご質問を受付けています。質問はブログで公開し回答もブログで行う事をご了承下さい。また内容によってはお答えできかねることもありますので予めご了承ください。ぜひ公式LINEにお友達登録をお願いします友だち追加上のボタン、または下のURLからお友達追加できますhttps://lin.ee/zFp9bTX
*送って頂いたメッセージは私にしか見えません