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みなさまこんにちは、
本日もブログにお越し下さいまして
どうもありがとうございます。
今日は通常の仕事に加えて
歯のメンテナンスの日で、
いつも以上にバタバタの佐藤です。
さて、本日の記事です。
(以下は、弊事務所で取り扱いの多い
「夫がDVモラハラ」
という設定で記します。
男女逆のケースは夫と妻を入れ替えて
お読みください)
「モラハラ夫には、
家族は本音が言えなくなる」
これもまた、
過去から現在に続いてずっと聞き続けている
ご相談の多いことです。
自分の考えや意見、気持ち、
楽しいことや好きなことはもちろん、
困っていること辛いことなど。
「家族」だからこそ、
より知って欲しい事ってありますよね。
しかし夫がDVモラハラの場合、
妻の発言がモラ夫の期待した内容では
なかったときや、
モラ夫の意見と異なる発言をした場合、
そういう時に明らかに不機嫌になり、
激怒される。
妻が何気なく言った自分の意見、
テレビの内容に対しての他愛のない感想。
そんな些細な事がモラ夫を激怒させる
火種になってしまい、
家の中で暴れられたり
怒鳴られて暴言を吐かれて。。
こういう経験を積み重ねると、
家の中でささやかなテレビの感想や
ニュースを見て意見する事すら、
怖くてできなくなってしまいます。
そして、ここまでの内容は
DVモラハラの相談などにおいては
比較的分かってもらい易い部分と思います。
しかしモラハラの真骨頂は、
単純に
「恐いから本音が言えない」
「夫の怒りが怖くて言えない」
だけでは無いのですよね。
例えば妻が好きなこと、
または今困っていることなどを
率直に本音で夫に話した。
けれどモラ夫は、
ちゃんと聞こうとしてくれないし、
分かろうとすらしてくれない。
*「分かってくれない」ではなく
「分かろうともしてくれない」という部分が
ポイントです。
モラ夫は普通に仕事が出来たり
社会生活は出来ているので、
理解力が無いとかそういう事では無いはず。
なのに、「妻が言ってる事」になると
途端に聞きたくない、
分かろうともしてくれない、という感じになる。
モラ夫から話し方について
再三のダメ出しをくっているので、
妻の側も順を追って話してみたり、
結論から言ってみたり、
時間を短く話してみたり。。
色々工夫をして何とか聞いて貰おうと
努力するけれど、通じない。
結局どんな話し方をしても
どんな内容の話でも、
「あ~めんどくさ、結論から言え!」
「お前の話ってほんと意味わかんない」
「それ、俺が聞く必要がある?」
「お前の話聞くの疲れるんだよ」
「お前の話を聞いた事で〇分無駄にした。
俺の時間を返せ」
「そんな事で悩んでるとか、バカなの?」
「お前の推しとかどうでもいいし」
「悩み聞いて欲しいなら金払えよ」
などなど。。
困っているときに夫婦だからと頼って
夫に話したのに、
分かろうともしてくれない上に
私との会話自体を面倒くさがっていて、
そういう態度を見ると本当に傷つく。
また、好きなことや大切な人の話をしても、
すぐに否定されてしまって。。
どうでもいいことならまだしも、
大切な人や好きなこと程
否定されると辛いから、
だから、だんだん話さなく(話せなく)
なって行く。。
酷いとこういった態度を子どもにも
取ることがあって、
幼い子どもや思春期の子どもが
父親に聞いて貰いたくて話しかけても、
「あ、パパは分かんないからママに言いな」
「そういうのは母さんに言えよ」
「俺に言われても分かんない」
「父さんは今忙しいから」
と、シャッターを閉めてしまう。
本当に忙しくて時間が取れない時も
確かにあるかも知れません。
けれど、本当にそうだとしたら、
「今ちょっと忙しいから少し待ってて」
とか、
「今は無理だから、
あとで一緒に昼ご飯食べながら話そう」
とか、
もう少し言い方がありますよね。
子ども達にはバレていないと
モラ夫(モラ父)は思っている様ですが、
子ども達は父親の目線、表情、声のトーン、
「忙しい」と言いながらスマホばかり
やっている姿などを見て、
「面倒くさいだけでしょ」
と分かっていて、
「自分はすごく適当に扱われている」
と感じています。
「僕の話なんて面倒くさくて
聞きたくないんですよ」
「私が面倒なだけでしょ」
などと話してくれたお子さんにも
実際に複数出会ってきました。
すごく悲しいですよね。。
けれど、この子ども達の言葉は
真をついていると思います。
DVモラハラで家族が本音を言えなくなって
いるとき、
単純に加害者の暴力や怒り、不機嫌が怖くて
話せないというのもそうでしょうし、
しかしその本質は、
先の子ども達の発言の様に、人間って
「人から適当な扱いをされる事は傷つく」
「面倒臭い態度を取られると悲しい」
そういう部分があるのです。
傷つきや悲しみを避けるためには
夫(父)に本音を語るは止めるしかない。。
本当に悲しい状態です。