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・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです
みなさまこんにちは、
いつもブログを読んで下さり
どうもありがとうございます。
夫からのモラハラについて
日々ご相談をお受けしている中で、
「感謝の強要」
は
非常に多くお聞きするトピックの
一つです。
(男女逆のケースでも同様のことが
起こるかと思います。
男女逆のケースは以降、
夫と妻を入れ替えてお読みください)
モラハラの夫は
自分の理想や考えを妻子に
押し付けてくる傾向が強く、
また、
「自分の思ったことが正解」
だから
「自分が思った通りに相手が
動くべき」
という考え方も強い。
ですのでモラ夫が何かしたときに、
”モラ夫が期待した通り”の
感謝の示し方をしなければ、
途端に
「お前は感謝が足りない!」
「お前は!俺にしてもらって
当たり前だと思っている!」
「感謝もできない奴だ!」
等と、
物凄く大きな怒りを向けてくる事が
あります。
何と言いますか。。
エピソードやモラ夫の実際の
発言や態度をお聞している私には、
モラ夫からまるで
「一生に一度の
身に余る施しをして頂いた」
のかと思うくらい、
非常に大きな感謝の表明を
モラ夫が求めている様に思うのです。
しかしそんな大げさな感謝の表明を
求められている行為と言えば、
例えば
・雨の日に一度だけモラ夫が車で
迎えに来てくれたことがあった
・気が向いたからか、
ある日一度だけ夕飯にチャーハンを
作ってくれた
(後片付けは妻がした)
・1年に1回くらいあるけれど、
モラ夫が一人で30分くらい
子どもを公園に連れて行ってくれた
・私の父の為に夫が車を出してくれた
実際にはこういう出来事です。
ある意味普通の事と言うか、
家族だったらしてあげたって
不思議でもなんでもないこと。
何なら
「私(妻)はそれ毎日やっている」
という事も含まれています。
ですので、
モラ夫がしてくれた上記の様な事に
「身に余るほどの施しを受けた」
位の大きな感謝を求められても。。
どう考えても、
実際にしてもらったことと
それに対して求められる感謝の大きさの
天秤が釣り合わないのです。
「ありがとう」と
一回伝えるだけではダメで、
数日に渡って何度も
「ありがとう、ありがとう」
と言わなくてはならなくなる。
これも一例ですが、
外食に連れて行ってもらった時は
子どもと共に、
お会計の時に「ありがとう」、
車に乗った時に「ありがとう」、
家に着いたら「ありがとう」、
寝る前に「今日は本当にありがとう」、
翌朝起きたら「昨日はありがとう」、
翌日の夕飯の時に「昨日はありがとうね」
と、
もう一体何回言わんとあかんのや。。
本当にこんな感じです。
「ありがとう」と伝えた時に
それに対しモラ夫が無反応(無視)な間は
”まだ足りない”という証拠。
まだ「ありがとう」と
言い続けなくてはいけません。
その内妻が言った
「ありがとう」に
モラ夫が「おう」「分かったから」などと
応じたら満足した証拠、
お礼を伝えるのは終了して良し、
そんな感じです。
また、「ありがとう」の言い方も
普通の言い方ではダメで、
「物凄く大げさに言わないといけません」
と仰る方にも
もう何人もお会いして来ました。
色々とお聞きしていて感じるのは、
結局こういうのも、
「モラ夫の理想の押し付け」
に過ぎないんですよね。
みんなに感謝される存在で居たい、
お礼を言われて気持ちよくなりたい、
そういう気持ちです。
勿論
周りから感謝される人でありたい
とか、
良いことをしてお礼を言われて
気持ち良い感覚を味わいたいとか、
そういうのは
どんな方も一定程度は持ち合わせている
自然な感情だと思います。
しかし、
だからこそその程度は大切ですし、
更に大切な点として、
健康的な人は
ちゃんと自分の労力で
人を助けたり役立つことをして、
それに見合った感謝で十分なのです。
たまーに何か日常的なことを
一度しただけで
過度の感謝を求める様なことは
ありません。
また、もう一点触れておきたいのは、
モラハラさんが
自分がして差し上げた事に過度の感謝を
求めている一方で、
「自分もして貰っている」
という視点が抜け落ちていること。
モラハラ夫のエピソードを
具体的にお聞きしている時、
しばしば
「してやった!してやった!」
ばかり主張する一方で、
自分が日頃して貰っている事には
一言も触れず、
ありがとうも言わない。
そういう日常の様子をお聞きする際、
ここが非常に残念に思います。
