そんなことは一言も言っていないのに、会話にならない~モラハラ | 相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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みなさまこんにちは、

本日もブログにお立ち寄り下さって

どうもありがとうございます。




昨日は節分でしたね、

みなさま豆まきはなさいましたか?



年々”年の数だけ”豆を食べるのが

辛くなります。。



子どもの頃は

「もっと食べたい!おまけして!」

って思っていたのにね。笑

 

 

 

さて、本日の記事です。





「モラハラ夫とは話し合いができない」


 とはよく言われることですが、


現実にモラ夫と日々を暮らしている

妻の立場の方からのご相談を

お聞きしていますと、


重要な話し合いどころか、


”日々の会話すらも骨が折れる”


という状況を過ごしている方が

とても多いことに気付かされます。




詳しく聞くと、


そもそも会話のキャッチボールが

成立していないことも多く、


コミュニケーションの為に普通に会話を

しようとしても、

モラ夫が

 

·勝手な決めつけ

·極端な思い込み

·詭弁を弄する

 

 こういう事をするから、

 全然話にならない。

 


例えば、こんな感じです。



モラ夫がすごくイライラしている様子なので、

気を遣って妻が話しかけた場面。


妻「どうしたの?何かあった?疲れてる?」


モラ「疲れちゃ悪いのかよ。

疲れてると思ってんなら話しかけんな!」




妻「ちょっと、元気ないのかなと思って。。」


モラ「なんだよ、俺はバカみたいに

いつも元気でいなきゃいけないのかよ」




妻「そんなに怒らないで。。」


モラ「俺には怒る権利も無いのか!」



。。。もう、


「そんな事は言ってないよ」


の連続ですよね。




他にも日常的なことでは、


例えば夕飯の時にお箸を出し忘れただけで、


「俺に飯食うなっていうのか!?」


とか、

洗濯後に枕カバーをつけ忘れていたら


「俺は眠らせても貰えない」

「俺に寝るなっていうのか!?」


と。



妻と子どもが出かける相談をしていたら、


「お前ら(妻子)だけで出かけるとか、

どうせ俺が一緒だと楽しくないって

言いたいんだろうが!」


「俺のことは邪魔だって言いたいんだろ!」


と。



モラ夫が一緒だと

気ばっかり張って楽しめないのは

半分事実ですが、


でもそれはこれまでの積み重ねの中で

声をかけてもらえなくなる様な

身勝手な言動を繰り返したモラ夫の責任ですし、


それに「邪魔だ」とは誰も言っていない。



別にモラ夫が


「家族みんなのお出かけだから

自分中心には動けない」を認識したうえで、


怒らない、

急かさない、

些細なことでイライラしない、


を約束してくれるなら別に一緒に来ても

いいよ、


というケースもありました。

(お子さんがモラ夫にこれを約束させた)



そもそも誰も、


「いつも元気でいろ」

なんて言っていないし、

(むしろモラ夫のほうが妻にこれを

求めていることがある)


「ごはん食べるな」

「眠るな」

なんて誰も言っていない。



”ただの出来事”を、

なぜいちいちこんな風に悪意に結びつけ、


紛争や紛糾にしようとするのか。。



本当に疲れちゃいますよね。




なお、


こういう日常の会話すら成り立たない

現実を抱えているご相談者さまが、


「モラ夫とは話し合いができない」


と仰るのは、

悲しいですがある意味当たり前でもあります。



私は普段、

クライアントさんとの些細な会話や雑談も

大切にしているタイプの心理師ですが、


どうしてそうするかと言いますと、


(クライアントさんが大切で

できる限りの尊重をしたいから、というのは

当たり前過ぎるのでさておいて、)


語りにはグラデーションがあると

捉えているからです。



最初は薄い、

日常会話や雑談がしっかりできる関係性。



これがあるからこそ、

後にグラデーションの濃い部分といいますか、


より深い話が出来る関係性になる。



日常会話もままならない関係で

より重要な対話や大切なお話、

重たい話を共有するのは、


無理があると考えています。



これは夫婦だけではなく

親子関係も同じです。




日常会話を大切にする関係性や、


雑談が楽しく安全に交わせる関係性を

大切にしていきたいですね。