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みなさまこんにちは、
本日もブログにお立ち寄り下さって
どうもありがとうございます。
さて、本日は、
私と数年に渡り
カウンセリングをして下さっている
クライアントのAさんの体験談を、
Aさんの許可を頂いた上で
ご紹介させて頂きたいと思います。
Aさんは長くDVモラハラの夫と
暮らし続け、
大げさでは無く”命の危機”を
感じて別居、
その後に
離婚までこぎつけて数年経過した、
そういう時期を
過ごしてらっしゃる方です。
そして思春期以降の年齢のお子さんを
子育て中の
ワーキングマザーでもあります。
少し前に行った
私とのカウンセリングの中で、
Aさんがこれまでを改めて振り返り、
こんなお話をして下さいました。
「安心安全が、全てにおいて大切だと
思っています。
家庭、仕事、友人、全てにおいてです」
と。
その発言の趣旨を
より深くお聞きしましたら、
Aさんはこう話して下さいました。
「家とか、身なりとか、お金とか、
そういうのももちろん大事です。
でも。。安心安全じゃないと、
”次に行けない”んですよね。
お金があっても心が元気じゃないと
”服を買いに行こう”とか考えられない。
子どもたちも、
安全だから外で楽しめて学校にも行ける、
そう思うんです」
「だからみなさんにも、
一日も早く安心安全な場を
見つけてもらいたいんです。
そこから全てが始まると思います」
と。
このメッセージを
是非ブログで紹介させて欲しい、と
私からお願いした後には、
Aさんと私でこんな話もしました。
どうしてこういうメッセージが
必要なのかという点で、
Aさん「私も経験しましたが、
渦中にいる時はとにかく
日常的に目の前のモラハラへの対応に
忙殺されて、
こういうメッセージが
なかなか実感できないんです。
でもまずは
頭の片隅に入っているだけでも、
いざと言う時に
”これが(安全)最優先”
って言うことに気付きがあるかな、と
思うんです」
と。
まさに、経験したからこそ
分かることだと感じました。
ここから話が少しそれますが、
例えば
就業環境が過酷で残業が続き、
その結果メンタルヘルスが崩れて
重度のうつ病などを発症した場合、
多くの産業医、精神科医、心理師などが
いの一番に本人に伝えることは、
「まず休んで」だろうと思います。
少なくとも私はそうします。
部署移動や就業調整などの
環境面の調整は、
本人がある程度回復してから
本人の意向を確認しながら行います。
まずは「ある程度の回復」がないと、
本人も自分で自分の希望が
分からないというか、
そういう状態にまで
追い詰められている事があるからです。
「過労死ライン」と言われる
月の残業80時間を超えるケース等は
冗談ではなく命の危険がありますし、
45時間以上/月の残業が
慢性的に続いている場合は
心身の健康が害される可能性が
高まることも知られています。
この様な状態でうつ病など
心身の疾病を発症した場合に、
これまで同様の労働環境を維持し
長時間残業を続け過労状態のままで
心身を回復させることは、
大変難しいです。
(個人的には”無理”だと考えます)
だから、
「まずは休んで」
なのです。
では次に、
これをDVモラハラの存在する家庭に
あてはめて考えてみましょう。
*長くなるので続きます
