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・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください
・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです
みなさまこんにちは、
いつもブログにお越し下さり
どうもありがとうございます。
またしても、
家族間の支配と暴力による事件が
発生してしました。
みなさまも報道ですでにご存知かと
思いますが、
神戸市西区で6歳の男児が命を奪われ
草むらで遺体が見つかった事件で、
男児の祖母である女性に対する
監禁と傷害の疑いで、
女性の次男と娘3人の計4人が逮捕されました。
この記事を書くにあたっては
この事件に関する報道を複数参照しましたが、
とりわけ
↑こちらの報道を参考にしましたことを
先に示しておきます。
現状で報道されている範囲で、
捜査関係者の話として、
「逮捕された娘の一人は
『次男に指示されて女性を殴った』
と供述している」
という事。
そして、
死亡した男児の背中には複数のあざがあった。
さらには近所の方が、
逮捕された次男が同居するようになってから
家族に異変が起こった、
そういった趣旨の話をしている事も
記事内に記されています。
あくまで
現状での報道を見た上での話
と言うことにはなりますが、
次男の指示で女性を暴行したという供述や、
ご近所の方の
「次男が同居するようになって家族に異変が起こった」
と言う証言を合わせると、
やはりこの次男が
この事件において他の家族に大きく影響したのだろうと
想像するには難くないですよね。
一家の中での権力、
パワーがこの次男に集中し、
他の家族との間に
大きな権力の勾配が出来上がっていたのでは?
そんな風に想像します。
家族の中で力を持つ一人だけが
誰かに命令したり暴力を選んだりする様になると、
一気に家族の安全は壊れます。
そしてそういった時のしわ寄せは、
”一番弱い所(子どもなど)”
に集中するという事も、
ファミリーバイオレンスの専門家であれば
多くが知っている事ではないでしょうか。
記事によると今回死亡した男児は、
これまでは発育状況に問題はなく
礼儀正しい子に育ち、
保育園もほとんど欠席せずに通っていた。
それが今年に入ってから
欠席しがちになり、
(報道によると、次男が同居を始めたのは
昨年の暮れとのこと)
久しぶりに登園した男児にあざがあったのを
保育園関係者が見つけ、
そこから市に報告が行ったようで、
市の関係者が男児の母親に
あざについて確認したとの事です。
これは虐待を見つける一つの目安と
されている事ですが、
園や学校を休みがちな子が
久しぶりに登園(登校)したときに
身体に不自然なあざを作っていたなら、
これはやはり要注意ですよね。
この時点でもっと深く介入し
男児を何とか守れなかったのか。。
悔やまれますね。
もしかしたら今回逮捕された次男にも、
過去に何かしらあったり
家族関係においてケアが必要な体験が
あったかも知れず、
そこは慎重な取り調べに基づく
今後の報道を待たなくてはなりません。
しかし、
だとしても、
今回のこの結果はあまりにも重たい。。
弊事務所で日常的に扱っています
DVやモラハラ、虐待事案。
これらにもやはり根本には
パワーとコントロールの両輪があると
されており、
家族構成員の一人に権力(パワー)が集中し、
家族間に権力の勾配を作る、
という構造的背景が
DVやモラハラ、虐待の状況を支えている、
そういうことが起こっています。
家族の中で
パワーが誰かひとりに集中し、
力に勾配ができることの恐ろしさを、
こういった事件からも改めて感じる所です。
