「いつ別れたっていいんだからな!」と言いつつ~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

・記事及び写真の無断転載コピー流用等は固くお断りいたします

・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

本日もブログにお越し下さいまして

どうもありがとうございます。

 

 

全国ホークスファンのみなさま、

おめでとうございます乙女のトキメキ

 

 

やっとやっと、

ホークスは連敗を5で止めて

昨日は勝利をおさめました~クラッカークラッカー

 

(現場からは以上です真顔

 

 

 

 

 

 

 

弊事務所は

 

「夫がDVモラハラ」

 

と言うケースのご相談が

最も多いのですが、

 

その中では数々の、

 

「こんなことの渦中に置かれたら

本当に疲れるだろうな」

 

というエピソードに溢れています。

 

 

 

 

そう感じるエピソードの一つに、

例えば暮らしの中で頻繁に

 

「離婚だ!」

 

とモラ夫に言われているケースがあります。

 

 

 

 

日常の些細な意見の違い、

 

モラ夫の思い通りに

妻が動かなかったという理由で

 

「お前なんかもう離婚だ!」

「出ていけ!」

 

となる。

 

 

 

これまでのご相談事例の中では、

 

もう高校生の子が

勉強をしなかったことや、

 

幼い子どもがモラ夫の思い通りに

ならなかったという理由で、

 

なぜか妻が

 

「出ていけ!」

 

とされたケースもたくさん、

それはもうたくさんお聞きしてきました。

 

 

 

幼い子どもが親の思い通りに動かないなんて

そんなの当たり前のことだし、

 

高校生位に大きくなった子が

勉強をしなかったとしても、

 

それはもう本人の意思でそうしているなら

親だからと言って無理やり宿題させるなんて無理。

 

(縄かけて机に縛り付ける訳にも

いかないですからね)

 

 

せいぜい

 

「あなたが宿題をしなくても親は何も困らない。

結局やったこともやらなかったことも

全て自分に返ってくるだけ」

 

程度に伝えるくらいしか、

現実にできる事って無いと思います。

 

 

 

そもそも日常的に子どもを見ていたら

 

「我が子といえども親の思い通りになんて

なる訳がない」

 

なんて十分すぎる位わかるでしょうに、

 

いかに普段から子どもを見ていないんだろう。。

そんな風にも思います。

 

 

 

 

 

 

 

「子どもが思い通りにならないから

妻が出ていけ」

 

って、

論理的に成立するのか。。?

 

ここが疑問なんですよね。

 

 

自分が子どもを思い通りにしたいなら、

(この考え自体不健康ですが)

 

モラ夫が自分の力で、

言って聞かせて

その方向に子どもを導けばいいのに。

 

 

モラ夫だって親なんですから。

 

 

 

それをせずに

子育ての責任を妻にかぶせて、

 

自分の思い通りにならないと

 

「出ていけ!」

 

と妻を怒鳴るとか、

 

本当に意味が分からないし疲れます。

 

 

 

 

そしてここからさらに疲れる展開に

なるのが、

 

妻が離婚に同意したとき。

 

 

 

事あるごとに頻繁に

 

「離婚だ!」

「出ていけ!」

 

と言われ続け、

 

お子さんがいるケースでは

日常に

 

「離婚だ!」

「出ていけ!」

 

というワードが生活に入り込んでいるなんて

子どもの心にも良くないと考え、

 

我慢に我慢を重ねた上である時モラ夫が

 

「離婚だ!」

 

と叫んだ後に、

妻がそれに同意をしました。

 

 

本来ならモラ夫が望んだ離婚に

妻が応じて、

 

モラ夫の思う通りになったのだから

それで良いはずなのに。。

 

 

「分かりました」

 

と応じた妻に、

なぜかモラ夫は狼狽したり

さらに激怒したりする。

 

 

 

「離婚って、意味わかってるのか!」

 

「お前、俺と離婚してどうするつもりだ!」

 

「離婚に同意するって、

お前はどこまで家族に迷惑をかけるんだ!」

 

などなど。

 

 

 

 

 

ある所に、

 

「俺はいつ別れたっていいんだからな!」

「今すぐ離婚したっていい!」

 

と、結婚以来言い続けたモラ夫がいました。

 

 

モラ夫がこういうことを言うのは決まって、

 

仕事で面白くないことがあって

家族に難癖をつけてくるときか、

 

パチンコに行きたいのにお金がなくて、

「ストレス解消させろ」

を理由に妻からお金を引き出したいとき、

 

その他、

 

一言でいうと大人なのに自分で自分の

心のお世話ができなくてイライラしているとき。

 

 

 

それでもずっと「家族を壊すまい」と

妻は努力してきたのですが、

 

いい加減子どもの受験期にまで頻繁に

 

「離婚だ!」

「出ていけ!」

「俺は今すぐ別れたっていいんだ!」

 

と言い続け、

 

子どもも受験に集中したいのに

出来なくて。。

 

 

何なら子どもの受験まで逆手にとって、

気に食わないことがあると

 

「〇〇(子ども)に受験なんて

もうさせないからな!」

 

「高校(大学)なんて行かせない!

誰の金で行けると思っているんだ!?」

 

などと

さらなる攻撃の材料にまでしてきました。

 

 

 

そんな状況が続き、

改善の余地も見られないため、

 

ある時モラ夫が「離婚だ」「出ていけ」と

言ったタイミングでそれに同意し、

 

子どもも「母さんについていく」となって、

妻子が出ていこうとしました。

 

 

 

すると。。

 

 

それまでさんざん

 

「俺はいつ別れたっていい!」

 

と言っていたモラ夫が急に、

 

「〇〇(子ども)が大変だから

受験が終わるまではここにいたら?」

 

と言い出した。。

 

 

妻が

 

「あなたはずっと

”いつ別れてもいい”って言ったでしょ?

だったら今別れたっていいじゃない」

 

と。

お子さんも、

 

「受験が終わるまで家にいるなんて無理。

父さんがすぐにキレて

ここじゃあ落ち着いて勉強できないから

出ていきたいのに」

 

と主張したところ

急にしどろもどろし始めて、

 

「じゃあとりあえず今日は

俺が出ていくから」

 

と、モラ夫がどこかに行ってしまった。

 

 

 

上記は過去のケースを再構成した

一例にすぎませんが、

 

こういうケースは多いです。

 

 

 

 

こういう状況を経験した女性たちや

時に子どもたちが

事務所に来て語ってくれるのは、

 

「結局、

夫(父)は”自分より弱い者”にしか

強く出られない、ってことですよね」

 

と。

 

 

受験だったり、

 

進学だったり、

 

子どもにとって大切なタイミングを

控えていた時、

 

一般的に親は岐路を迎えた子どもを

応援したいと思うものだと思うのですが、

 

モラ夫の中には

 

「今はタイミング的に出ていけないだろうから」

 

と横暴を働く者もいるようです。

 

 

 

モラ夫のこういう側面に直面すると

本当にガッカリすると言いますか、

 

本当に、心の底からの疲労を感じずに

いられません。

 

 

そしてこういう時の疲労は、

 

身体の疲れはもちろんですが

甚大なのは心の方の疲れです。

 

 

心の方のケアも必要です。