悩ま”される”感じの変化~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

・記事及び写真の無断転載コピー流用等は固くお断りいたします

・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです

 

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

本日もブログにお立ち寄り下さって

どうもありがとうございます。

 

 

福岡はそこまででは無いのですが、

 

今日は全国的に

雪と寒さが強まるようですね。

 

 

受験シーズンで、

かつインフルエンザの流行が

言われてもいます。

 

 

みなさま温かくして

風邪などひかない様にお過ごし下さいね。

 

 

 

 

さて、

本日の記事です。

 

 

カウンセラーと言う職業柄、

 

毎日様々な方から

色々なお悩みに関する訴えを

お聞きします。

 

 

 

弊事務所はDVモラハラや虐待を

はじめとした

ファミリーバイオレンスを専門に

しておりますので、

 

特にご相談やカウンセリングの

初期の方の苦悩の深さは、

 

ありありと伝わってくるものが

あります。

 

 

 

しかしそんな中でも、

 

年単位でカウンセリングを続けて

見守らせて頂いた

クライアントさんに関しては、

 

その悩み方に

変化が見られる事があります。

 

 

 

言葉で表現するのが少々難しいの

ですが、

 

何と言いますか、

 

「悩まされる」から「悩む」に

変わる感じ。

 

 

悩むときの主体性を

取り戻されている様な、

 

そんな感じなのです。

 

 

 

 

例えばモラハラの夫と

生活していた時には、

 

「本来は夫自身が自分の課題として

取り組むべきことを、

妻が肩代わりさせられている」

 

 

「それは本当は夫が考えるべきこと、

夫が果たすべき責任では?

ということが妻の役割にすり替わり、

妻が悩まされている」

 

 

「それはモラ夫とモラ夫の親との間で

片付けるべき問題なのに、

その問題が妻にぶつけられている」

 

 

こういうことは

非常に多いのではないかと

感じています。

 

 

 

親から虐待を受けて育った方の

中にも、

 

「親自身の課題を

子ども世代が肩代わりさせられている」

 

「親の自己実現を

なぜか子どもがする構造になっている」

 

「親の夢をかなえる為に

子どもが悩まされている」

 

 

そういう状況にあたることも

少なくありません。

 

 

 

 

配偶者によって「悩まされる」、

 

親によって「悩まされる」。

 

 

受動的でありつつも、

 

そこには、

 

なんとか家庭の安全を保つために

ある種主体的にしていると見える様に

引受けざるを得ない親や配偶者の課題があり、

 

主体と受動がねじり合いながら

それによって自分が悩まされている。

 

 

 

しかし別居などによって

「悩まされて来た」配偶者や親と

離れて以降、

 

クライアントさんの語る

「悩み方」

に変化が見いだせるのです。

 

 

 

例えばこれまで、

 

こんな語りをお聞きしてきました。

 

 

 

「今までは親のことで悩んでて、

一人暮らしを始めた今も

結局色々と悩みは尽きません。

 

でも、今抱えている悩みは

”私自身の悩み”って感じがします」

 

 

「離婚前も夫のことで

散々悩まされて来たけれど、

 

今のこの悩みは

”私の人生の悩み”だから

(今までの悩みとは違う、の意)」

 

 

「生きている以上は

悩みが全く無くなる事はないけれど、

でも、

昔はモラハラの夫のことで

悩まされていたのが、

今は自分のことで悩んでいるから、

そこは大きく違います」

 

 

 

 

 

ほんの小さな変化、

 

ささやかな言葉の使われ方の

違いにすぎないかも知れないけれど、

 

けれど、

 

「悩まされる」から「悩む」に

変わるとき、

 

その変化は

ご本人にとって非常に大きなもの

なのではないでしょうか。

 

 

 

この様な小さな変化のひとつひとつを

大切にすくい上げて

共有するのもカウンセリングの

大切な作用の一つで、

 

ですから、

 

これからも大事にしていきたい部分でも

あります。