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みなさまこんにちは、
今日もブログを読んで下さってどうもありがとうございます。
さて、本日の記事です。
*なおこのブログはお昼に更新する事が多いですが、すみません、今日の記事は後半でお子さんの排泄のエピソードが出てきます。
お食事中の方はご注意ください。
「どうしてこうなっちゃうんだろう」
これまで多くの女性達からお聞きしてきた言葉です。
家族旅行に出かけた時、
お子さんのお誕生日のお祝いの時間、
クリスマスやお正月を家族みんなでお祝いしようとテーブルを囲んでいるとき、など。
ただ普通に、楽しく和やかに過ごしたいだけの時間に、
モラ夫が突然、些細なことで、
(例えば旅行先の駐車場が混んでいたとか、渋滞してるとか、パーティーの開始時間が少しだけ遅れたとか、幼い子どもが思い通りの反応を示さなかったとか)
家族に恐怖を与えるほど、怒りだす。
中には暴れてごちそうをめちゃくちゃにしたり、
せっかくのお誕生日やクリスマスなのに子どもが号泣する程怒鳴って散々な状態になったり、
酷いと警察沙汰になったというケースも過去にはありました。
お誕生日プレゼントを渡した時に「モラ夫の期待通りの反応をしなかった」と言う理由で、
キレながら子どもの目の前でプレゼントを捨てて、子どもがギャン泣きしたというエピソードも複数お聞きしたことがあります。
せっかくのその子のお誕生日なのに、その子が泣かされるだなんて。。
いけない事をして叱られたというのならそれは理解できますが、
詳しくお話をお聞きすると、先述の様な些細なことで理不尽に怖い思いをさせられ傷つけられて。。本当に聞いていて辛いです。
本当に、妻としてはただただ
「ただ普通に楽しくお祝いしたい」とか、
「楽しく家族で旅行して、良い思い出を作りたい」とか、
ただそれだけなんですよね。
「ただ普通に楽しく過ごしたかっただけなのに、どうしてこうなっちゃったんだろう」。
こういう場面に遭遇するたびに「どうしてこうなっちゃうんだろう」と、徒労感と虚しさに襲われる。
そういう心境をお聞きしています。
そしてこういう場面においては、子ども達も同様の虚しさや理不尽さを感じている事が少なくはありません。
子どもたちの場合、
「どうしてこうなっちゃったんだろう」と言うよりは、
「どうしてウチってこうなんだろう」という感じでしょうか。。
私自身も経験者ですし、この仕事をしてからは子どもたちから直接お話を聞かせてもらう事もありますが。。
例えば家族みんなでショッピングモールにお買い物に出かけた時に、幼い兄弟(妹や弟)が「ウンチ出る!」と言った。
私なんかはこういうエピソードをお聞きすると「ギリギリになる前にちゃんと教えてくれてエライな~」としか思わないのですが、
何故か幼い子の「うんち」のお知らせにキレるモラ夫が案外多い印象なのですよね。。本当になぜ?
(*なおこういう時にお聞きするのは、
「モラ夫が見たい物があって、それを見ている時にうんちを言われて、連れて行くのが面倒くさくてイライラしている」
とか、
「妻が他の事で手が離せなくて自分が下の子をトイレに連れて行くしかなくて、でも自分がウンチの世話をするのが嫌だから不機嫌になった」
とか、
「ショッピングモールのゲーセンにいて、いいところで子どもにウンチを言われてイラッとした」
とか、
「妻が下の子をトイレに連れて行っている間、上の子を一人で見なきゃいけないのが嫌で怒りだす」
とか、そういう理由だろうとお聞きしたことがあります)
こういう場面で上の子が、
「昔パパが妹(弟)がうんちしたいって言っただけで怒ったことがあって、”どうしてウチってこうなんだろう”って思った」
等と、後になって話してくれることがあります。
上の子だってまだ子ども(小学生とか)なのに、一生懸命下の子のウンチの後片付けを父親に代わってしていた、と言うエピソードをお聞きして、
なんとも言えない気持ちになったことも1度や2度ではありません。
また同様に、ティーンエイジャーや大人になるなど大きくなった後の子どもたちが、
「昔、運動会のたびに毎年パパがキレていて、運動会で疲れているのに帰った後の家の方が大変だった。
なんでウチってこうなんだろう、ってずっと思ってた」
「夏休みとかに旅行に行くと、途中で父さんがキレて母さんがなだめる、っていうのが必ず1回はあったんです。
なんでウチの旅行は毎回こうなんだろう、ってずっと思っていました。だから高校に入ってからは家族旅行に私は行かなかったです。
部活や勉強を理由にしていたけれど、本当はもう、そういう場面を見るが嫌だったんです。父さんはきっと分かってないと思うけど」
等とお話ししてくれる。
子ども達、
何事も無い風にしていたり、特になんとも思っていない様に見せかけていても、
心の中では色んなことが分かっているし、抑えているだけで感情だってあるし、家族の様子から様々に感じ取っています。
子ども達の抱く「なんでウチってこうなんだろう」という虚しさや悲しさには、見過ごせないものがあると個人的には思っています。
特別なことなんて何もなくていいから、ただ普通に家族で楽しく過ごしたいだけ。
もちろん家庭内にモラハラがあっても悪い時ばかりではない事、「良い時もある」という事も、
仕事柄、私なりに理解しているつもりです。
ただ、特にお子さんがいらっしゃる場合、この家族でこの時期のお子さんとこれほど密接に過ごせる時間って、実はあっという間だと思うんです。
そういう貴重な時間に、ただ普通に楽しく過ごす、それすら叶わないのって、本当に悲しいし勿体ないな、と思います。
本日も最後まで読んで下さり
どうもありがとうございました
行政書士/公認心理師
佐藤千恵