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事務所の特質上記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい
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当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい
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東京に事務所を構えていた頃は、
毎月1回程度、グループワークを開催していました。
参加されるのは、
親密な関係にあるパートナーからモラハラやDVを受けた経験のある女性です。
その時の参加者さまの背景によって語られるテーマは毎回多岐に渡り、
そして同時に、
毎回同じように語られるテーマもありました。
その中の一つが、
「モラ夫の”地雷”を踏んでしまった時の絶望感」です。
モラハラ被害経験者の方は恐らく「地雷」と言うだけでご理解頂けると思いますが、
どこに埋まっているか検討もつかず、思いがけず踏んでしまうと最後、
大爆発して大きな精神的(時に肉体的にも)被害をこうむります。
地雷の場所は日ごとに違って、
酷ければ1日の中でも「午前中はOKだったことが、午後に同じことをしたら大爆発された」ということもあります。
とにかく、モラ夫が何で大爆発してキレるのか予測できずに強い緊張を強いられ、
うっかり地雷を踏んでしまえば恐怖の時間が待っている。。
グループワークの中ではそんな風に語られる女性が多かったです。
グループワークの良いところは、
ある一定の共通点を持っていると同時に、
様々な背景やタイミングを生きている色々な方が参加されていることです。
過去に行ったグループワークで言えば、
「夫がしている事って、もしかしてモラハラ?」という気づきの初期段階にいらっしゃる方や、
「モラハラの渦中にいてとにかく辛い。
うっかり外で話すと逆に傷つけられるから、分かってくれる人たちの中で吐き出したい」という渦中にいらっしゃる方、
「一足先に先日離婚が成立しました」と、一歩先にモラハラ禍を抜け出された方、などです。
ある時のグループワークでも、上記の様に様々なタイミングの方が参加されていました。
そんな中でまだ渦中にいらっしゃる方が
「モラ夫の地雷を踏んでしまった時の絶望感」
について語られた所、
一足先にモラ夫と離婚が成立していた参加者さまが、
「予測がつかない毎日って、辛いですよね」
と一言ポツリと仰いました。
本当に、この一言にある意味集約されていると思います。
家庭内モラハラのご相談の中では、
「前はやってOKだったことが、今回は罵倒された」
「どこに地雷が埋まっているか分からないから、こちらとしても対処のしようが無い」
「キレるポイントがコロコロ変わる夫に合わせるなんて不可能です」
「子どももモラ夫の機嫌次第で可愛がられたり怒られたりで。。見ていて辛いです」
「話し合おうにも言う事がコロコロ変わるし、何がキレるポイントになるか分からないからもうお手上げです」
等と、
「夫が何で怒るのか?」が予測できない事に関する、強いストレスや恐怖が訴えられる事は、毎回です。
大人であっても予測のつかない状況は大きな不安に繋がりますし、
ましてや、予測できない事でキレられたり気を付けようの無い状態で責められ恐怖を味わうことは、
心を削ります。
この状況は大人でも大変なのですから子どもにとってはなおさらです。
特に年齢が幼ければ幼い程、
子どもは「決まった日常の繰り返しの中で生きて行く」ことが大切だとされています。
毎日決まった家、決まった時間、決まった保育園や幼稚園、いつもの学校のいつものクラス、先生、いつものお友達。。。
子どもなりに先の見通しが立てられる環境で、
なじみの人や物に囲まれて、
だからこそ時々成長のためのチャレンジをしたり、時々のサプライズが楽しめる。
いつご飯がもらえるか分からない、
いつ眠らせて貰えるか分からない、
今日はどこに行くのか分からない、
今日一日誰がお世話をしてくれるのか分からない、
そして、何をしたら自分が叱られるのかもわからない、
何が原因で怖い目に遭わされるかもわからない。。
これでは不安で仕方がないですよね。
どこまでの範囲だったら叱られる事無く安全に遊んだり勉強したりできるのか。
これを子どもなりに見通せることは、
安全の初歩的な欲求としても大変大事なことなのです。
大人にとっても子どもにとっても、
日常生活の中で先が見通せることは安全や安心に繋がる事で、重要です。
本日も最後まで読んで下さり
どうもありがとうございました
行政書士/心理士
佐藤千恵