「おかしくない?」という感覚 家の中が一番不自由~モラハラ | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

 

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可能であれば8月中のご予約をご検討頂くと共に

9月のご予約をご希望の方は

お早目にお問合せ頂けましたら幸いです。

ご迷惑おかけしますがよろしくお願い致します。

‐‐

 

 

 

 

みなさまこんにちは。

 

本日もブログにお越しくださいましてどうもありがとうございます。

 

 

 

早いもので、今日で8月も終わりですね。

 

 

残暑が厳しいので、

秋が来るのが待ち遠しいこの頃です。

 

 

 

お子さんがいらっしゃるご家庭では、

 

今日で夏休みが終わり明日から新学期、

という地域も多いでしょう。

 

 

先日も記事にしていますが、

 

 

 

 

長期休暇明けの時期や9月1日近辺は、

お子さんの自殺が一年で最も増える時期、と言われています。

 

 

いつも以上に注意深く見守りたい時期ですね。

 

 

 

 

 

 

 

さて、

本日の記事です。

 

 

DVの中でも「分かりにくい被害」と言われる、

家庭内モラハラ。

 

 

 

 

傷つけられるのは基本的に心。

 

自信、自尊心、自己効力感などの、目には見えない部分。

 

 

肉体的暴力を受けた時の様に

傷が出来たりアザができたり、

叩かれた部分が赤くなったとかそういうのは無くて、

 

吐きそうになるくらい不機嫌で怖い雰囲気に身体は確実にやられているのに、

 

「雰囲気」は証拠にも残せないし、

 

もうどうしたら良いのか分からない。

 

 

おまけに攻撃し傷つけて来る夫は、

(弊事務所で相談の多い”夫がモラハラ”というパターンでは)

 

「勝手に傷つくお前が悪い」

「俺は悪くない」

「俺は本当のことしか言っていない」

 

等と主張してくる。

 

 

 

夫といると怖い、辛い、苦しい。。

 

そんな現実を抱えながら、

一方で夫からはこんな風に「俺は悪くない」「お前が辛いのはお前のせい」と言われ、

 

夫の言動で心身ともに確かにしんどいのに

夫の言う通り私が悪いのかも、とも考えて、

 

何が何だか気持ちも考えもぐちゃぐちゃになって、

 

「夫が言うように私が悪いから仕方がないんだ」

「私が我慢すればそれでいいんだ」

 

と思う様になっていく。

 

 

それが良いこととは思えないけれど、

でももうそうするしかない様にも思えて、

 

自分の気持ちに蓋をする様になって。。

 

 

そうしてやがて、

自分でも自分の気持ちや考えが良く分からなくなってくる。

 

 

 

 

家庭内でDVモラハラを受けた経験をお持ちの方は

回数や期間の長短の違いはあれど、

 

殆どの方がこの様な混乱の時期、

気持ちがジェットコースターの様に揺れ動き不安定になる時期、

 

自分で自分の気持ちが良く分からなくなってしまう時期を、経験されています。

 

 

 

 

その後、

それぞれの道筋を進みながらも、

 

 

ある方はご自身で

 

「夫がしている事はモラハラだ」

 

と気付きを得て私の所に来て下さったり、

また別の方は

 

「ネットでモラハラを知って、夫はもしかしたらこれかも、と思って。。

確信は持てませんが、カウンセリングを受けてちょっと整理したいと思いました」

 

と仰って私との面談に来て下さいます。

 

 

 

 

カウンセリングの中では、

 

まずはクライアントさんが最も知りたいこと、

聞きたいこと、確認したいことを足掛かりに、

 

家族の本質、

 

世代間のつながり、

 

共同体とは、

 

安心や安全の価値、などなど。。

 

 

とにかく様々な家族にまつわるトピックについて対話します。

 

 

 

特に最後の、

 

「家庭内が安心安全の場であることの価値」

 

については、

直接「安心」や「安全」と言う言葉を使うかどうかはさておき、

 

毎回必ずテーマとして触れる話題です。

 

 

 

そして、こう言うテーマについて

 

普段の生活とは少し切り離された”カウンセリング”という

特別で守られた空間で語っていると。。

 

 

クライアントさん自ら、

様々なことに気づきはじめます。

 

 

気づき方はそれぞれで

本当に色々な切っ掛けや方法がありますが、

 

その中の一つが本日の記事タイトルに記載しました、

 

「家の中が一番不自由って、おかしい」

 

という感覚の再獲得です。

 

 

 

 

「外で友人と話すときや

会社で同僚と話すときの方が、

 

夫と話すときよりリラックスできています。

。。よく考えるとおかしいですよね」

 

 

 

「パート先でパート仲間と雑談している時は心から笑える、

家が辛い分、

パート先で働いている時がむしろ息抜きみたいになっている。

 

夫の前では緊張し、

出来れば話したくない、話しかけないで、と思っているのに。。

この違いは何なんだろう」

 

 

 

「仕事は大変なこともあるけれど、

幸い私の職場は理不尽さは無いので私は職場が好きです。

 

それに対して夫は理不尽に私を怒鳴るし

些細なことでキレて無視され続けるし。。

 

仕事が終わると同僚が

”仕事終わった~”

って緊張から解放された感じで嬉しそうに帰って行くのに、

 

私は仕事の後、

コンビニやスーパーで気合いを入れてからじゃないと家に帰れません。

何かおかしいですよね」

 

 

 

「ずっとお付き合いのあるママ友たちは

私の話をいつもちゃんと聞いてくれて、

そして私もママ友が辛い時とかは話を聞いてあげたい、

助け合いたいって思います。

 

でも夫は、家族なのに私の話を全然聞いてくれないし、

最近は夫が話しかけてくると否定されてばかりだから、

私も夫とはなるべく話したくない、って思ってしまいます。

 

家族なのに、おかしいですよね」

 

 

 

 

「子ども見ているとすごく分かるんです。。

この子は学校で発散できているから、まだ家の中で頑張れるのかな、って。

 

家よりも学校の方が何の心配もなく自分を出せているみたいで、

普通は逆だと思うんですが、

子どもにも本当に申し訳なくて。。」

 

 

 

「私、実家は両親も兄弟もみんな仲が良くて

モラハラとかけ離れた家族なんです。

 

だから結婚して夫がモラハラになって、

”こんな人が本当にいるの!?”

ってすっごくビックリしました。

 

実家にいた時は家の中が一番リラックスできたし、

結婚してからは夫と私で作る家が、私たちにとって一番安心できる場所になる。。

そう思っていたのに、

今では夫のモラハラのせいで家の中が一番怖くて私が自由になれない場所になりました。

 

でも、気づいたんです。

 

”家の中が一番不自由だなんて、そんなのおかしくない?”

って。

 

だから私、もう夫とは離婚したいです」

 

 

 

 

様々な女性たちの語りをお聞きしていると、

 

気づき方に正解は無く

本当に人それぞれだと感じます。

 

 

 

ただ一つ共通しているのは、

 

「家庭は家族にとって安心安全な場であって欲しい」

 

という女性たちの願いです。

 

 

 

家庭内で起こる暴力や支配、

 

ファミリーバイオレンスは、

家族から安心感や安全を奪ってしまいます。

 

 

 

「なんか変だな」

「これっておかしくない?」

 

最初はそんな小さな気づきでも、

 

それを大切に拾い上げて育てることが、

大切なご自身の未来や家族を守ることに繋がるかも知れません。

 

 

日本ではまだカウンセリングって一般的では無いのかも知れませんが、

しかし必要な方にはぜひ、

 

お一人で抱えずにカウンセリングも活用して頂きたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました

 

行政書士/心理士

佐藤千恵