変わった自分~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
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光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
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NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

 

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みなさまこんにちは、

 

本日もブログにお越しくださいまして

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

さて、本日の記事です

 

 

 

 

先日カウンセリングをさせて頂いたAさん。

 

 

東京に事務所を構えている頃からの

お付き合いの長いお客さまです。

 

 

今回は、Aさんから許可を頂いた上で

この時のAさんとのカウンセリングの内容を一部ご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

Aさんが私のカウンセリングを受けて下さる様になったきっかけは、

 

夫からのモラハラ。

 

 

しかしカウンセリングを進める中で、

 

Aさんはいわゆる「毒親」っぽさのある母親との関係を抱えている、

というベースがあることも分りました。

 

 

 

多くの毒親がそうである様に、

 

Aさんの母親も非常にパワーとエネルギーがあって、

(なぜか毒親さんたちって、とてもエネルギーが強いのですよね。;)

 

時折そんなエネルギーにあてられるAさんは

色々な部分のバランスを取るのが大変そうに見えました。

 

 

 

 

 

毒親を持つ子ども時代を過ごした多くの方に共通する、

 

「私が悪いんだ」

「私のせいなんだ」

 

思考。

 

 

 

Aさんもまた、

 

何かネガティブな事が起きたり

思いがけないトラブルに見舞われたとき、

 

色々と物凄く考え込んでしまって、

答えが見つからないと最終的には

 

「私が悪いんだ」

 

とご自身を責めてしまっていました。

 

 

 

しかし先日、

今般のコロナ禍で同じような状況になった時Aさんは、

 

ネガティブな思考のスパイラルに入り込んでいる事に自分で気付くことが出来て、

その上で、

 

「ま~た、バカなこと考えて~」

 

と、

まるで親しい友人に温かく声を掛けるかのように、

 

自分で自分に声を掛けたのだそうです。

 

 

 

そうするとそこでピタ、

とネガティブ思考から抜け出ることが出来て、

 

いつもの様に最終的に「私のせいだ」「私が全部悪いんだ」という風に考えて

行き詰ってしまう所まで行かずに済み、

 

それがすごく楽だったのだそうです。

 

 

 

私が

 

「ご自分で(ネガティブ思考のスパイラルに入っている)自分の状態に気付けたことが大きい」

 

「そして、その時の自分に合う言葉(”ま~た、バカなこと考えて~”)を

自分で見つけて声掛け、ネガティブに偏った認知を修正できた事は素晴らしい」

 

とお伝えすると

Aさんが、

 

「先生とのカウンセリングを受ける様になって、

それからこう言う風に変われたんです」

 

「カウンセリングを受ける前の私はいつも、

こう言う事があるとどんどん悪い方に悪い方に考えて、

 

それで最終的には”私が悪いんだ”と自分を責めてしまっていました」

 

とお話して下さいました。

 

 

「堂々巡りして苦しんでいた時の事を思うと、
(カウンセリングは)自分の考え方の癖のようなものに気付かせて下さった」

 

とも。

 

 

このお言葉を聞いて、

私自身もとても嬉しかったです。

 

 

 

 

Aさん自身が「カウンセリング」と言う場を大切に受け止めて下さり、

 

日常生活のひと時、

自分に真剣に、そして優しく丁寧に向き合う、

 

そう言うことをし続けて下さったおかげだと思います。

 

 

 

 

人間って、

ある程度の親しさや信頼がある相手ならば色々話せるようで、

 

しかし案外、

本音や真実は語り切れなかったりするもの、と思います。

 

 

そこはやはり、

数年かけて心理学を系統的に学び、

資格を取得した後も継続的に学び続けているプロのカウンセラーに、

 

守秘義務やカウンセリングの枠組みのある守られた時間と場所の中で語る事との

大きな違いと思います。

 

 

 

以前にも、この守られたカウンセリングの場の中で

語りに語られたあるお客様が、

 

語りの中でご自分でも思いがけない発言をされ、

その事に気付き、

 

「あ、私って、本当はこう思っていたんだ」

「この事を大切にしたいと思っていたんだ」

「あ~、私、本当はこうしたかったってことですよね」

 

等とご自分の本音に出会い理解される、

という場に立ち会うことがありました。

 

 

何でも安心して語れる場だからこそ、

 

ずっと押し殺してきた本音が「ポロッ」と出る事があり、

 

それを丁寧にすくい上げられる場だからこそ、

 

それを流してしまわずに大切に受け取ることが出来る。

 

 

 

時折、

 

虐待やDVなどのファミリーバイオレンスに長い間抑圧されて来た女性が

”カウンセリング”という安心安全な枠組みの中でご自身の人生を語る場面に

立ち会わせて頂いているとき、

 

「語る事で、この方は今自分の人生を取り戻している」

 

「自分の言葉で自分の人生を物語る事は、この方が自分自身を取り戻す作業でもあるんだ」

 

と強く、時に衝撃的に感じることがあります。

 

 

 

それまでの

虐待親や毒親から見てどういう娘だったとか、

 

DVやモラハラする夫からどう思われているとか、

 

そう言う客体としての次元から脱却し、

 

 

「主体としての私がこれまでの人生をどう見てきたのか」

「自分を主語にして今までの人生を語り、これからどう向き合うか」

 

カウンセリングで行われる語りは、

主体として生きることを暴力や支配によって阻止され続けてきた方が、

 

客体から主体に居場所を移す作業でもある、と感じます。

 

 

 

 

 

カウンセリングの途中で、

気付きを得た直後のクライアントさんが、

 

「やっぱりカウンセリングって大事ですね」

 

とか、

 

「やっぱりカウンセリングって良いですね」

 

と仰って下さることがあり、

 

浮かれてはいけない、冷静に受け止めなくては、と

自分を客観的に見つめつつも、

 

やはりこういう時はカウンセラーとして嬉しさを感じます。

 

 

 

今回のAさんも、

 

ご自分の良い変化を感じ取って下さっている事、

 

良い方向に変化する自分に自信を持ったり自己肯定感を高めていかれている様子、

 

そして何より、Aさん自身が以前よりも楽に生きられていること、

 

 

そう言うことが感じられたのが、何より嬉しかったです。

 

 

 

 

カウンセリングって、

日本では今でもまだ敷居が少し高い印象があるかも知れません。

 

 

しかし、

私が専門にしている家族間や近しい関係性の間柄で起きる支配や暴力は、

 

一人で抱えているとなかなか解決が難しくて、

そして何より一人で抱え続けるのは苦しいと思います。

 

 

信頼できる人がいらっしゃるなら身近な人に話を聞いて貰うのも良いですし、

 

もし友人知人へのご相談で「楽にはなるけれど限界もある」と感じてらっしゃる方は、

 

一度プロのカウンセリングを受けてみることも検討してみて頂けたらな、と思います。

 

 

自分でも思いがけない良い変化や、

自分にとって必要な”気付き”との出会いがあるかも知れません。

 

 

 

最後にAさん、

今回はブログ掲載の許可を下さりありがとうございました。

 

 

「私とのやり取りで皆さんのお役に立てるのでしたら、

何なりとお使い下さいませ」

 

と仰って下さったお気持ち、

とても温かくて嬉しかったです。

 

 

これからも、Aさんを応援しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました

 

行政書士/心理士

佐藤千恵