いい加減変わらなくちゃ、変えなくちゃと思ったこと | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
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NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
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みなささまこんにちは。

 

 

最近は

やり取りのあるお客さまとこの挨拶(?)が欠かせませんが、

 

 

毎日暑いですね~;

 

 

みなさま体調に気を付けてお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 

さて、

 

先日のブログで触れているこの件ですが、

 

 

 

 

 

その後、

 

当日の後藤選手と河村市長のやり取りが

詳細に報道されているものを改めて確認しました。

 

 

 

 

当日の後藤選手に対する河村市長の発言なども確認しましたが、

 

私が想像していた以上のことがあったと言いますか。。

 

 

唖然としました。

 

(ちなみに報道によりますと、

やはり表敬訪問が後藤選手と河村市長の初対面だったそうです)

 

 

 

河村市長は後藤選手に対して、

 

開口一番「でかいな、やっぱり」で始まり。。

 

 

「女のソフトボールやっとるやつは、中学生でもみんななんとなく色が黒くて、結構、ポニーテールが多いでしょ」

 

「是非、立派になって頂いて、ええ旦那をもらって。旦那はええか?恋愛禁止かね?」

 

「受験勉強なんかどうでもええで、ソフトボールをやりゃあええがね。本当はそうならないかん」

 

 

 

なんだか本当に、

日本の都市のトップがこう言う考えなのか。。と考えると暗い気持ちになります。

 

 

 

私自身もかつては(もう大昔ですが;)20歳の女性だった時期があり、

 

 

やはり若かった頃は、

 

言われる間柄に無い人から体つきについて失礼な言及をされたり、

 

恋愛や結婚、妊娠について一方的に言われたり、

(初対面の初老男性に”子どもを産んで立派に育てる事があなたの一番の仕事だ”と言われた事も;)

 

大学院にいる頃に遠縁の高齢女性から「お勉強もいいけれど、(結婚を)お早目にね」と言われたり。。

 

 

当時の若かった私は、

 

今回の後藤選手同様、笑ってその場では雰囲気を壊さないように流し、

 

後からすごく悔しくなったり

うまく言い返せなかった自分にイライラしたり。。

 

 

そう言う経験があります。

 

 

多分こう言う経験を持っているのは、

私だけでは無いと思います。

 

 

 

 

 

今回の河村市長の発言は、

世界一になったアスリートに対して、

 

「ソフトボールやっとるやつ」と言う表現は、

 

やはり言い方に敬意が無いと感じます。

(私が知らないだけで、

もしかしたら名古屋方面の方言とかで、相手を「やつ」と呼ぶのが普通とかあるのでしょうか?)

 

 

 

「ええ旦那を貰って、旦那はええか?」

 

という発言も、

 

これは旦那を貰うか貰わないか(”貰う”という言い方も違和感です)、

また旦那以外も含めパートナーを持つかパートナーを持たない人生を選ぶかは、

全て後藤選手の非常にプライベートで、かつ、自由な話であって、

 

「旦那はええか?」どうかも含め、

 

こんな風に公の場で言わせられる必要のない話題です。

 

 

 

 

「受験勉強なんかどうでもええで、ソフトボールをやりゃあええがね」

 

↑この発言も、もう。。

 

勉強なんかいいからあなたはソフトボールだけやってればいい。

 

そんな風に聞こえます。

 

 

でも、

何をするかを決めるのは後藤選手。

 

 

最近はアスリートでもセカンドキャリアを考えて

若いうちから勉強をし資格をとるアスリートも徐々に増えています。

 

(例えば過去には、

サッカーの中田英寿選手が引退後を考えて税理士の勉強をしていた事が当時話題になりましたし、

ラグビーの福岡堅樹選手も、現役中から次のキャリアを見据えて勉強され見事医学部に合格されました)

 

 

後藤選手がご自身のキャリア、将来を考え、

ソフトボールに専念するかそれ以外の活動も大切にするか、

 

全部全部、後藤選手が自由に自己決定すべきことで、

 

「勉強なんかどうでもええ」

「ソフトボールやりゃあええがね」

 

と初対面の人から言われることは、

 

あまりにも乱暴だし

後藤選手の「ソフトボール選手」以外の側面を蔑ろにしている様に感じてしまいました。

 

 

 

 

 

 

この出来事を知って、私自身も考えさせられたと言いますか、

 

きっと、

(そうであって欲しくないけれど)こう言う事って日本ではまだまだたくさん起こっているのでしょうね。

 

 

例えば最近、

私の住む福岡が発祥の住宅メーカー”タマホーム”で、

 

役員が社員に対して風俗店の利用を推奨し、利用後に内容を報告させていたことが

週刊誌にて報道されました。

 

 

週刊誌の報道によると、

 

(風俗利用を推奨するグループに)ノリの良さそうな人や断れなさそうな人を中心に選ばれ、

「風俗などに行きたくない人にとっては地獄」

という状態だったそうです。

 

 

この方面の話も、時折聞く話ではありますよね。。

 

 

私も実際に20代の会社員時代は同期や年齢の近い男性から、

 

「上司からヘルスに誘われるけど、自分は行きたくない」

 

「風俗って病気が心配だし嫌なんだけれど、断れない」

 

という発言を聞いたことがあります。

 

 

嫌な人は、嫌ですよね。

 

でも上司に誘われると断れない、そういう関係性や男性間の”構造”があるようです。

 

 

断ると、上司やその場にいる男性たちから

性的なからかいを受けたりする。。

 

こう言うの、本当に良くないと思います。

 

 

 

私も呑みの席でこう言うやり取りをする男性たちを目の当たりにしたことがありますが、

 

童貞をからかう風潮とか、

 

風俗に行きたがらない事を「男らしくない」と評価したり

「男なら行くべき」と押し付けるとか、

風俗に行くことを嫌がると、

その人の性機能を話題に持ち出して笑いにする風潮とか、

 

聞くに堪えないものがありました。

 

 

タマホームの報道を見ると、

今でもこう言うノリや風潮がまだまだ残っているのでしょうね。。

 

 

 

男性も女性も、

 

恋愛や結婚、性行動やパートナーに関する事、

ライフワークに選ぶものなど、

 

 

自分と他者への尊重を基本に

全て本人の自由な自己決定によるべきで、

 

それをからかいの対象にされたり

一方的に「あなたはこれだけやってればいいんだ」と他者から押し付けられることは、

 

本当におかしいと思います。

 

 

上司だから、先輩だから、年上の人間だから、を理由に

踏み込んで良い領域ではありません。

 

 

 

 

これからはやっぱり、

 

こう言う事を変えて行かないといけないし、変わって行かなくちゃいけない。

 

 

とは言え現実的には、若い人たちは年上の人や立場が上の人に対して、

反射的に「No」を言えない面がまだまだあると思います。

 

 

だから少なくとも私は、

 

こう言う光景に出くわした時はその人の代わりに

しっかり「No」を言いたい、

 

しっかり発言、行動していきたいと強く思いました。

 

 

 

日本や多くの日本人にとって、

 

人権の問題は、

”放っておいたらそのうち自然と良くなっていくだろう”

 

という問題では無いことを、

 

このオリンピックを通じて痛感する事になったと思います。

 

 

一人一人が意識して、

そして出来れば少しずつでも発言、行動することで、

 

 

良い方向に変えて行けたら良いなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました

 

行政書士/心理士

佐藤千恵