された側の視点も大切にして欲しい | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
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NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
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この報道を見た時

映像があまりに衝撃的で驚きましたが、

 

北海道苫小牧市のあおり運転&暴走運転の事件。

 

 

多くの報道番組で取り上げられていたので、

ご覧になった方は多いと思います。

 

 

 

(FNNのニュースサイトに遷移します)

 

 

 

さて、この事件ですが、

 

↑上記の報道では容疑者は「傷害の疑い」となっていて、

私が22日の朝に視たニュース番組でも、逮捕容疑は「傷害など」となっていました。

 

 

 

その時点で率直に

 

「え、これだけのことをしておいて殺人未遂ではなくて傷害で逮捕なんだ。。」

 

と思ったのが正直な感想です。

 

 

みなさんはどんな風に感じられましたか?

 

‐‐‐

*なお本日になって、逮捕容疑が「殺人未遂」になったと言う報道を耳にしました

以下の記事は昨日の段階で書いていますので、

容疑者の逮捕容疑が「傷害など」の前提で書いている事をご了承下さい

‐‐‐

 

 

 

 

 

 

もしこれが「傷害」での逮捕だとしたら。。

 

先述の通り、

私としては「これだけ他者を危険な目に遭わせておいて殺人未遂にならないんだ」と、

 

非常に感覚に合わないものを感じます。

 

 

 

 

容疑者は報道によると殺意は否定している様ですが、

 

しかし、

殺意があったかどうかはやられている側には分からない事です。

 

 

映像を見る限り、

 

自転車ごと勢いよく轢かれた男性は瞬間、

 

「殺される」

「死んでしまう」

 

と感じたであろうことは容易に想像がつきますし、

 

 

追突された乗用車を運転していた女性も、

 

青信号で直進車が行き交う交差点に

後ろから何度も追突されて少しずつ交差点内に押し出されている間中、

 

車内では生きた心地がせず

 

「このままでは殺されてしまう」

 

と非常に怖い思いをされただろうと、個人的に推測しています。

 

 

どちらも「死」を意識するほど、本当に強い恐怖を感じたことでしょう。

 

 

 

 

22日に私が視ていた報道番組でも、

コメンテーターや法律の専門家の方たちが

 

「どうしてこれが殺人未遂ではなく傷害なのか?」

 

という点について議論されていました。

 

 

 

容疑者に殺意が無かったとしても、

 

被害者が感じた「殺されてしまう!」と言う恐怖に重きをおいては貰えないのか。。

 

そんな風に感じました。

 

 

 

 

刑法をはじめとした日本の法律って、

 

少々被害者の目線に欠けている様に私には思えるのです。

(それでも少しずつ改善されていはいますが)

 

 

 

例えば、犯人に最初からだますつもりがあったかどうか、

 

加害者が被害者に対してわいせつな意図を持って身体を触ったかどうか、

 

殺すつもりでやったのかどうか、

 

など。

 

 

もちろん動機を調べる事は重要ですし、

 

法律に犯罪の成立要件がきちんと示されている事は

人権を守る意味でも非常に重要な事で、欠かせない事です。

 

それは理解しているつもりです。

 

 

 

けれど、

 

犯人や加害者の動機とせめて同等に、

もっと言えば、

出来れば被害者の目線や気持ちの方ももっと重く受け止める姿勢も忘れないで欲しいです。

 

 

 

 

性犯罪の場面では、

 

加害者にわいせつの意図があろうとなかろうと、結果として性被害が発生していれば

被害者は非常に傷つくし辛いのです。

 

 

DVの場面では、

 

(夫が加害者と仮定した場合)加害者が

「あれは妻へのしつけだ」

「単なる夫婦喧嘩であれは暴力の内に入らない」

と言ったとしても、

 

殴られたり精神的に追い詰められた被害者は辛いのです。

 

 

今回の事件もそうですが、

容疑者に殺意があろうがなかろうが、

 

なされた行為によって被害者は「死ぬかも」「殺されてしまう」と言う恐怖を味わわされた、

そっちの方に重きをおいてはもらえないのか。。

(結果、今回の事件に関しては傷害から殺人未遂での逮捕に変わった(?)様ですが)

 

 

 

こう言った領域に、

 

もっと「被害者の目線」を取り入れる事はできないのかな、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました

 

行政書士/心理士

佐藤千恵