その過程に、大切なことがある~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは。

 

 

ゴールデンウィーク真っ只中ですが

いかがお過ごしですか?

 

 

いつもブログを読んで下さって

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

 

本日の記事です。

 

 

 

現在、

子どもの前で夫婦間暴力の場面を

見せる事は、

 

 

それ自体が「面前DV」と言って

虐待のひとつとされています。

 

 

 

そしてDVとは肉体的暴力のみを

指すのではなく、

 

 

精神的な暴力も含まれます。

 

 

 

 

面前DVについて、

 

「子どもの前で夫婦でケンカになる事は

ありますが、

面前DVと夫婦喧嘩の境界線は?」

 

とカウンセリングの中で

時折聞かれることがあります。

 

 

 

線引きが難しいですが、

 

(そもそも子どもの前でケンカに発展しそうな

深刻な話はして欲しくなくて、

そう言う話は大人同士の空間で行って欲しいです)

 

 

少なくとも平等な関係性では無い一方的な

暴言や怒鳴りは無いかという点や、

 

一方が他方に恐怖心を抱いていないかと

いう点は大きなポイントと思いますし、

 

 

当然ながら手が出る様なものは

単なるケンカではなく暴力だと思います。

 

 

 

 

 

夫婦間で意見の違いがあり

その点について話をするとしても、

 

お互いに率直に意見を言い合える

安全で平等な空気感である事が大切で、

 

 

その場を不穏な空気にしない、

 

その場にいる子どもが怖い思いをしない、

 

 

そう言う点は大切です。

 

 

 

 

相手がモラハラさんの場合は

キレてしまったら残念ながらどうしようもない、

 

となってしまいますが、

 

 

そうでは無い場合、

 

私は良く

 

「子どもの前で夫婦ケンカをしてしまったときは、

仲直りする所まで子どもに見せてあげて欲しい」

 

とお伝えしています。

 

 

 

これは、個人的に、

とっても大切なことだと考えています。

 

 

 

 

ケンカの最中はお互いに

感情的になっていることもあり、

 

なかなか冷静に振り返るのは

難しいとは思うのですが、

 

「子どもが見ている」

ことを意識する事で冷静さを取り戻して

もらえたらな、と思います。

 

 

 

子どもが見ている前で、

 

お互いの意見の違いをどのように

認め合い、

 

どの様に意見のすり合わせをするのか。

 

 

謝る所は謝り、

 

相手の意見で認める部分は認める、

 

そう言う話し合いの過程を

子どもに見せてあげて欲しいです。

 

 

 

夫婦で話し合いの末に出した「結論」も

もちろん大切ですが、

 

 

恐らく子ども達にとっては、

 

 

この意見のすり合わせや

仲直りまでの話し合いの過程の中に、

 

沢山の学びや気付きが

詰まっている様に思います。

 

 

 

意見がちがうことや、

 

それが原因でぶつかり合う事は

時に起こる事ですし、

 

それ自体が悪い事ではありません。

 

 

 

他者と意見が違う事は

むしろ自然なことで、

 

ぶつかり合いを恐れて

自分の意見を言えなくなるのでは

本末転倒ですものね。

 

 

 

だからまずは、

 

意見のぶつかり合いがあった時に

どういう風に折り合いを付けていくのか、

 

自分とは違う相手の意見を

どう受け止めるのか、

 

どんな風に話合いを深めて行くのか、

 

 

まずは親御さんたちが

見せてあげて欲しいと思っています。

 

 

 

 

これは夫婦喧嘩の時に限らず、

 

普段から家族で意見が異なった時に

出来る事ですよね、

 

お互いに尊重があれば。

 

 

 

 

モラ夫に関するご相談をお聞きしている中で、

 

モラハラがお子さんへ与える影響で

危惧するポイントは沢山あるのですが、

 

その中の一つがこの、

 

「話し合いが出来ない」

「相手の意見を尊重しない」

 

場面を見せ続ける事で

子ども達に与える影響です。

 

 

 

話し合いが出来ない結果、

 

多くが

妻や子どもの意見を反映していない

モラ夫の一方的な意見を押し付けられる、

 

と言う経験を重ねています。

 

 

 

普段から意見を聞いて貰えない

子どもに対して、

 

ある時突然

「自分の意見を言いなさい」

 

と言っても、

それは無理だと思います。

 

 

 

普段から

 

自分の意見はきちんと尊重して貰えると

いうこと、

 

自分も相手を尊重しなくてはならないと

いうこと、

 

話合いとは建設的なもので怖い事ではない

ということ、

 

ケンカをしても相手とちゃんと仲直りできるから

大丈夫だよいうこと、

 

 

子ども達に言語的に、そして非言語的にも、

伝えていきたいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も最後まで読んで下さって

どうもありがとうございました

 

家族問題カウンセラー

行政書士/心理士

 

佐藤千恵

 

 

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