確かに辛さは減るのかも知れないけれど~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

 

 

 

 

 

長期に渡って夫からモラハラを受け続けると、

 

 

日常的に否定されたり

責められることがあまりに辛いので、

 

「夫から突っ込まれる所が無い様に」

 

「夫の前でスキを見せない様に」

 

 

と常に緊張していなくては

ならない状況になることがあります。

 

 

 

モラ夫の前では

 

「また何か言われるだろうか」

「今日は怒られないかな」

 

といつもドキドキと肩に力が入って

緊張していますから、余裕が持てません。

 

 

 

 

モラ夫に対して辛そうな表情を見せると

 

「自分だけが大変みたいな顔して」

 

と責められる。

 

 

 

泣くと

 

「泣けばいいと思って」

 

と突き放される。

 

 

 

笑顔でいると

 

「能天気でいいよな」

 

「馬鹿みたいに笑ってられて、お前が

羨ましいわ」

 

と嫌味を言われる。

 

 

それを繰り返すうちに、

 

夫の前ではだんだん無表情になっていく。

 

 

心と身体は繋がっていますから、

 

表情が無になっていくと

心の感度も鈍っていってしまう様に思います。

 

 

 

さらには家庭内モラハラやDVの場合、

 

あまりに日常的な攻撃を

真正面から受け止めると辛すぎるから、

 

 

自然と心が少しずつ少しずつ麻痺している

みたいになって、

 

モラハラに対して何も感じない様に

なっていく。

 

 

 

もしくは、

辛すぎるモラハラを前に

 

「何も感じない」

「もう、別にどうでもいいや」

 

と、

あえて”意識的に”何も感じない様にする。

 

 

 

 

そんなことを続けているうちに、

 

だんだんモラ夫への諦めもあってか、

 

本当に心にふたをして

傷つかない様に頑丈に守って。。。

 

 

そんなことが普通になっていく。

 

 

 

でもそうすると、

 

確かに辛いと感じたり

心を傷つけられる割合は以前よりは

減るのかも知れないけれど、

 

 

同時に

喜びや楽しさ、嬉しさ、充実感などの

ポジティブな感情、

 

人間らしい感情活動までが

蓋をした心の奥底にしまい込まれて

感じ取れなくなってしまう。。

 

 

 

DVやモラハラに遭い続けると、

 

「人間らしさが無くなる」

 

「私らしさが失われる」

 

と言われる理由の一つと思います。

 

 

 

 

辛さや苦しさ、悲しみ、

 

喜びや嬉しさ、楽しさ、

 

どちらもあって人間らしさですものね。

 

 

 

ファミリーバイオレンスの支援者同士で

時折語られる、

 

 

「DV被害の最も恐ろしい事の一つは、

 

被害を受けた方が、

自分で自分の気持ちや意思が分からなく

なってしまうこと」

 

と言われていますが、

 

 

こういうことも

影響しているのだろうと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

家族問題専門カウンセラー

行政書士/心理士

 

佐藤千恵

 

 

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