夫のモラハラが、
妻の妊娠出産を機に始まった。
もしくは、
子どもの誕生を機に
夫のモラハラが激しくなった。
こういうケースも少なくありません。
当然ながら出産後の妻は、
母親としてとても大変な、
負担の大きな時期を過ごします。
寝不足、
経験のない育児への不安、
疲労。
生まれたばかりの乳児へのケアで
妻に余裕が無くなるのは当然ですし、
家庭が生まれた子ども中心になるのも、
しばらくは仕方がない事と思います。
この時期、
妻としては夫にそういう状況を
理解して貰いたい、
この大変な時期を一緒に乗り越えたい、
大変で余裕もないし
生活も大きく変わったけれど、
それでもその大変さや変化を
分かち合って、
大変さの中にある幸せを
共に喜びたい、ですよね。
余裕がなくなる自分を、
できれば夫に大きく包み込んで
支えて貰えたら、
こんなに心強い事はないですよね。
しかし、
モラ夫のいる家庭の現実は
残念ながらそうは行きません。。
今まで妻の中で「一番」でいられたのが、
子どもの出産によって
妻の最優先は自分から子どもになった。
(妻にとっては「夫も子どもも大事」なのですが)
モラ夫からの甘えも、
子どもがいない時期は受け入れる
余裕が妻にもあった。
モラ夫にとって、
一方的に甘えさせてもらう事を要求できた
状況が、
子どもの誕生によって消えてしまった。
甘えてケアしてもらう側から、
自分も父親となって守る側にならなくては
いけなくなったが、
その心の力が無い。
モラ夫が、
子どもの頃に親子関係の中で
受け取っておくべきだった無償の愛、
無条件の肯定や
承認欲求を満たすための関心を
妻に求める事は、
モラハラ関連の領域では良く起こっている
構造です。
妻はモラ夫の自己愛に振り回され、
与えても与えても決して満足しない
モラ夫の承認欲求を満たす為に疲弊し、
やがて
「何をやっても夫を満足させられない」
状況に疲れ果て、
自信を失い、
心のバランスを崩して
自分自身の感情や意思すら見失ってしまう。
妻がどんなに頑張っても、
モラ夫の欲求を満たす事は出来ないのです。
「母なるもの」を妻に求められても、
妻は母ではないから、
妻がどんなに努力してもモラ夫の心は、
「違う!」
「そうじゃない!」
「まだ足りない!」
「もっと、もっと!」
となってしまうのです。
ただでさえ欲求不満な所に、
最優先という自分の立ち位置を脅かす
子どもが誕生した。
色々なケースがあるので
一概には言えませんが、
子どもの誕生後に、
妻が母として、
夫が父として、
夫婦二人が同じラインに立って子どもを支える
という構造を作れずに、
モラ夫が子どもと同じラインに立って
妻(母)を子どもと奪い合っている、
という構図は、
案外少なからず見受けられるものです。
妻は妻であり、モラ夫の母にはなれません。
そもそも妻に母を求める方に
無理があるのです。
それは妻の努力が足りないとか
そういう次元の話ではないのです。
今日も最後まで読んで下さり
ありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵
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