モラハラ加害者の「独善性」は、
単に「独善性」と言う言葉では
表しきれない程のものがあります。
ここ数日は報道が少なくなって
きましたが、
千葉県野田市で小学4年生の少女が
実の父親からの虐待で命を落とした、
あのあってはならない事件。
この事件の加害者である父親は、
娘が命を落とし自分が逮捕されるという
現実が目の前に起こっても、
それでも逮捕から数日後に、
いまだ
「あれはしつけの為にしたことで
悪いことをしたとは思っていない」
と供述していたと報道で知りました。
たった10歳の女の子が命を落とすという
重大な結末を招いておきながら、
それでも
あれはしつけの為だった(=暴力ではない)、
俺は悪くない、
と表明できてしまうこと。
報道で父親のこの供述を耳にした時は
本当に驚きましたし、
自分がしでかした事への反省や振り返り、
不安の無さに、
私はDV加害者に特有の独善性を
強く感じ、恐ろしくなりました。
常に「自分が正しい」と言う思い込み。
周囲と意見が異なったとしても
「自分だけが正しい」
「周りが間違っている」
と考えること。
自分の態度や振る舞いについて
振り返りや反省の無さ。
私が数多くお聞きしてきたモラ夫に関する
ご相談で、共通する部分です。
「自分が正しい」と思っている
モラ夫は、
妻が異なる意見を言うと不機嫌に
なったり、
もっと悪いとキレて怒鳴ったり暴れたり
します。
「自分が正しい」と思っているから、
妻が意見を譲りモラ夫に合わせてくれても
それは「当たり前のこと」であって、
感謝の対象になりません。
だんだん妻は、
モラ夫と意見が異なった時に
「話し合い」が成り立たない事を察知して、
自分の意見を言わなくなったり、
モラ夫の意見がおかしかったり
明らかに間違っていたとしても、
反論や間違いを指摘する事も
しなくなります。
なぜなら、
指摘や意見の表明ですら、
モラ夫の怒りを買い家庭の安全を
脅かすことに繋がるからです。
そう、
妻はただただ
「家庭の安全を優先する」
為に、
自分の意見表明を控えたり
気持ちを表現するのを諦めているに
すぎません。
それなのにモラ夫は、
意見がぶつかった後に
妻が沈黙すると、
「俺の意見に納得したからだ」
「正しい俺の意見に反論できなく
なったからだ」
「(妻が)自分の間違いにやっと気づいた」
等と
自分に都合良く解釈します。
妻を納得させるも何も、
妻が自分と違う意見を言った途端に
威圧的に、高圧的にものを言い、
怒鳴り、不機嫌を露わにし、
場合によっては子どもの前でも
暴れたり物を壊したりして。。
この状態で、
妻が(場合によっては子どもも)安心して
自分の意見や気持ちを表明できると
思っているのでしょうか。
恐怖を前にして、
そんなことが出来る訳がありません。
自分だけが正しいと考え、
他者の意見を聞き入れる事も
違いを受け入れる事も出来ず、
「他者感覚」が入らないまま
ますます独善性を強めていく。。
この様なモラハラ加害者の思考は、
時に非常に危険なものにもなります。
さて、
いよいよ平成も本当に終わりを
迎えますね。
平成に終わり、
みなさまいかがお過ごしですか?
新たに迎える令和の時代には、
本当の意味での人道的な空気が
社会に広がり、
暴力の被害者はもちろん
加害者を生まない為にも、
安全や安心のある
自由で風通しの良い人間関係や家庭が
増えて行って欲しいですね。
みなさま、
平成では大変お世話になり
どうもありがとうございました。
令和の時代も、
ちえぼぅとこのブログを
どうぞよろしくお願いいたします。
今日も最後まで読んで下さって
どうもありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵
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