ここ数日は、
胸の痛む児童虐待の報道が
相次いでいますね。
この国の一人の大人として、
子どもを守る方策が不十分なまま
今を迎えている事が子どもたちに
申し訳ないと思いますし、
強い焦りを感じています。
私もある時期までは
「不十分な法整備で守らなかった
子ども」
の一人だったので、
当事者だったので。。
この状況は率直に、辛いです。
私に関わる機会を頂いた、
事務所にご相談に来て下さる女性の
お子さんの安全だけでも
せめて守れる様に、
暮らしている地域の子ども達に
変わった様子が無いかを気にかける様に、
出来る範囲のことは
今後も続けていきます。
子ども達とのカウンセリングの中で、
モラ夫(子どもから見るとモラ父)が
理不尽に怒りを爆発させて、
子どもが傷ついたり
不要な恐怖や悲しみを感じている場面を
お聞きします。
幼い子ども達は
「パパが怖い」
「パパすぐ怒る」
「パパは家で命令してばっかり」
等と言った言葉で教えてくれますし、
少し大きくなった子どもたちは、
「父親にはもう何言っても無駄」
「父親に分かって欲しいとか、もう
そういう気持ちは無い」
「あいつだけは許せない」
「自分がなんで怒られているのかも
良くわかんないし、
たぶん親父に八つ当たりされてるだけ
なんだけど、
もう面倒くさいから謝る」
等と、
深くて複雑な感情を少しずつ話して
くれることがあります。
子どもにこんな感情を植え付けているにも
かかわらず、
モラ父の側は
「あくまでしつけ」
「俺に怒られたくないなら
子どもがちゃんとすれば良いだけ」
「俺が子どもを叱るのは
妻がちゃんとしつけをしないせい」
等と、
恐怖や恨みの感情を子どもに
抱かせている現状も、
「あくまでしつけの範囲」
と主張します。
モラ父がどの様な怒り方をするかは
私も元当事者なので、
本当に良くわかります。
モラ夫の怒り方(キレ方)には、
幼い子どもはもちろん
ある程度成長した子どもでさえも、
従わざるを得ない怖さがあります。
しかし子どもの目線で考えたとき、
結局子どもたちは
「父親が怖いから謝っているだけ」
「自分の何が悪くて怒られていたのかは
全く分からない」
「父親がなんで怒っているのかわからない」
「とにかく怖いから、
父親の怒りを一刻も早く収めるために
自分が悪かったと反省している振りをした」
という対応をせざるを得ないのです。
子どもがじっくりと反省を促されたり
自分を振り返るという作業をさせてもらう
以前に、
「ただただ父親が怖い」
「父親が怒り出すと面倒だ」
という状態に陥っていて、
父親の怒りに対処することが優先で、
子ども自身がじっくり反省して
成長させてもらう、
納得させてもらう、
というプロセスが奪われている気すら
します。
特にある程度大きな子どもたちと
話をしていると、
父親に対しきちんと叱ってくれたことに
感謝しているというよりは、
理不尽に恐怖を与えられた事に対する
怒りや恨み、
恐怖によって押さえつけらえれたと言う
屈辱感、
こう言った感情しか与えられていない
様子がうかがえます。
そもそもが、
本当に子どもが悪さをして
叱られたと言うよりも、
モラ夫の不機嫌を
「しつけ」
と称して子どもにぶつけている様にしか
見えない場面や、
モラ夫自身もちゃんとしていない事を
子どもには完ぺきにこなす様に
要求するという理不尽な状態であって、
「それはしつけとは言えない」
「不当だ」
と感じざるを得ないエピソードが
実際には多いです。
モラ夫が
「自分はあくまでしつけをしている」
とどんなに主張しようとも、
それが子どもに伝わっていなければ
何にもなりません。
「父親が怖いから」
という感情で子どもを従わせるような
やり方は、
むしろ恐怖による支配ではないかとすら
感じます。
自分のどこが悪かったのか、
どこを反省するべきなのか、
これからどうしていくのが良いのか。
こういった部分を子どもに導き促すことが
出来ず、
ただただ恐怖を与えて親の思う通りの
行動をさせようとすることは、
しつけでは無く恐怖による支配だと
私には映るのです。
時には、
「理由なんてないよ、
決まりなんだからやらなきゃいけないよ」
ということもありますが、
そうでない場合には子どもにだって、
叱られる時に
「なぜ自分が叱られているのか」
納得できる説明を求める権利は
あるはずです。
自分の子どもであれば、
ちゃんと説明せずに怒りをぶつけても
構わない、
ということはありません。
怒られ方に理不尽を感じたとき、
子どもには恨みの感情が残ってしまう
可能性が高いことも、
理解しておいた方が良いと
私は思っています。
今日も最後まで読んで下さって
どうもありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵
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