二面性~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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千葉県野田市で、

 

小学4年生の栗原心愛さんが

父親から暴行を受けて死亡する、

 

という痛ましい事件が起こりました。

 

 

 

大きく報道されているので

ご存知の方は多いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心愛さんへの虐待で逮捕された

父親の栗原勇一郎容疑者は、

 

今でも「しつけ」とと供述している様ですね。

 

 

 

テレビで栗原容疑者の写真も見ましたが、

 

満面の笑みで自信ありそうに

写っていて、

 

家庭という密室で心愛さんに対して

行っていた壮絶な虐待との二面性に、

 

背筋が寒くなりました。

 

 

 

 

 

栗原容疑者の供述によると、

 

24日、午前10時ころから

 

「いう事を聞かなかったので

しつけを始めた」

 

と。

 

 

その後、事件が発覚したのが

24日の深夜とのことですから、

 

どれ程の長い時間、

 

心愛さんは苦しい、怖い思いを

味わわされて、

 

瀕死の状態になってからも

苦しい中救急車も読んでもらえず

放置されたのでしょうか。。

 

 

消防が駆け付けたときにはすでに

死亡しており、

 

身体には死後硬直が出始めていた

そうですから、

 

本当にむごいやり方だと思います。

 

 

 

 

「娘と風呂場でもみあいになった」

 

と119番をしたとされる栗原容疑者。

 

 

 

41歳の成人男性が、

 

たった10歳の

体格も筋力も圧倒的に劣る女の子を相手に、

 

対等に「もみ合いになる」という事が

幼稚すぎて信じられないですし、

 

もし仮に本当にもみ合いになったのだと

したら、

 

恐らく心愛さんは本当に心の底から

命の危険を感じて恐ろしくて、

 

それで死に物狂いで抵抗したのだろうか。。

と想像します。

 

 

 

もう想像したり考えたりしたくない事ですが、

 

しかし

しっかり向き合わなくてはならない

事実です。

 

 

 

 

 

 

先ほども触れましたが、

 

栗原容疑者は報道された写真では

さわやかに笑顔を見せていて、

 

報道によると近所の方の証言では

 

「好印象だった」

 

「わざわざ立ち寄ってお菓子を届けて

くれた」

 

そうです。

 

 

 

繰り返しますが、

 

本当にソトの顔とウチの顔が

全く違う、

 

強い二面性を持った人物だと思います。

 

 

 

そして、

 

子どもが虐待を受けて母親が

子どもを守る為に機能しない(できない)

ケースでは、

 

母親自身もDVを受けているケースが

多いです。

 

 

 

今回も、

 

一家が以前暮らしていた沖縄県では

母親が警察にDVの相談をしていた

そうですね。

 

 

そして心愛さんは千葉県に越してきてから

小学校での調査に

 

「父親にいじめられている」

 

と答えていたとか。

 

 

 

私の経験の限り、

 

心愛さん位の子どもがはっきりと

親から虐待されている旨を周囲に

伝える事は、

 

とても少ないです。

 

 

 

大体の子どもたちが

親からの暴力や虐待をごまかしたり、

 

ぼやかしたり、

 

叩かれたとしても

「でも自分も悪いから」

と親をかばったりします。

 

 

 

この時心愛さんは児相に

一時保護されたようですが、

 

心愛さんがこれほど明確に

父親にいじめられている、と

表現したからには、

 

既にかなり深刻な状況になっていた事が

想像できます。

 

 

 

この時、後に自宅に戻すという判断が

出たこと、

 

そしてその後の見守りや定期的な

フォローが途切れたことが、

 

悔やまれてなりません。

 

 

取り返しのつかない事になりました。

 

 

 

 

 

心愛さんの件では、

 

児童相談所や小学校、警察など

複数の機関が虐待の事実を把握して

いながら、

 

最終的には心愛さんが命を落とす結果と

なってしまった事に、

 

本当に憤りを感じます。

 

 

 

 

私がまだ大学生のころ、

 

心理学を学ぶ中で当然

虐待や子どもの福祉に関する勉強も

していました。

 

 

 

私が大学生の頃ですからもう

15年近く前になりますが、

 

その当時すでに、

 

「海外では虐待で子どもが命を落とす

事件が起きると、

 

それは物凄く大きなニュースとして

報道される。

 

その後、社会全体がそれについて

考える空気が出来上がり、

 

虐待で命を落とした子どもの

名前を付けた法律などを作り、

 

同じことを繰り返さない様に社会が

努力する」

 

という環境を学びました。

 

 

 

 

それに比べてこの国は、

 

あと何人の子どもの命が虐待で犠牲になれば

法整備や制度を変えるのでしょうか。

 

 

少なくとも15年以上前に海外では

必要な法整備や社会的取り組みを済ませた国が

実在するのに。

 

 

もちろん法整備だけで虐待は無くならないし

海外に虐待死が無い訳ではありませんが、

 

社会の意識や取り組みの本気度の

問題です。

 

 

私の想像にすぎませんが、

 

子どもの命を守る為なら

少々の不便や手間を引き受けても

良いと考える大人や、

 

国が予算を使う事に賛成してくれる

大人は、

 

この国にも沢山いると思うのです。

 

 

 

 

 

もう十分です、

 

これ以上は一人たりとも

虐待の犠牲になる子どもがいては

いけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後まで読んで下さって

どうもありがとうございました

 

モラハラカウンセラー

行政書士/心理士

 

佐藤千恵

 

 

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