「でも、心が泣いていた」~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

 

 

 

みなさまこんにちは。

 

 

本日もブログにお越し下さって

どうもありがとうございます。

 

 

本日の記事の前にご案内をさせて

ください。

 

 

 

昨日、12月の東京出張相談会の

予約を開始しましたところ、

 

さっそくご予約を頂戴いたしました。

 

(お問い合わせやご予約を下さった

みなさま、本当にありがとうございます)

 

 

つきましては、

 

現時点でのご予約状況を改めて

以下にお知らせいたします。

 

---

【予約状況】

・12月11日(火) 満席
・12月12日(水) 14:30~、15:00~予約可能
・12月13日(木) 14:30~、15:00~、15:30~予約可能
・12月14日(金) 11:00~、14:30~予約可能
・12月15日(土) 満席


*ご予約は先着順です
*初回の方は通常より相談(カウンセリング)に
お時間が掛かります
お時間を確保する為に、なるべくお早目に
お問合せ頂けると助かります

【ご予約方法】
まずはメール又はお電話にて
お問い合わせください


メール:info@yotsuba-houmu.com
電話:092-338-8003

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よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

では本日の記事です。

 

 

 

少し前に、

初めてのご相談に来て下さったAさん。

 

 

Aさんは

大学生の娘さんを持つ母親でもあります。

 

 

 

長年の夫からのモラハラに耐え続け、

 

しかし

ここにきて別居と離婚を決意され、

 

まずは

 

「全て吐き出したい」

 

と、カウンセリングを受けに来て

下さったのです。

 

 

 

 

「夫は、わかりやすいと言えば

わかりやすいし、

 

扱いやすいといえばそうなのだと

思います」

 

とAさん。

 

 

 

Aさんの語りをお聞きすると、

確かにAさんのモラ夫は

 

”ある意味では”

 

わかりやすく扱いやすいのです。

 

 

 

どういう事かと言いますと、

Aさんの言葉をお借りするならば、

 

 

「ただ私がひたすら夫に従って、

Noと言わず、

私の意見も気持ちも言わず、

 

夫が正しいと自分に言い聞かせて

夫の言いなりになってさえいれば、

 

夫は機嫌よく過ごしてくれるんです」

 

 

と。

 

 

 

けれど、

 

どんなに仲の良い夫婦であっても

他人同士の2人が一緒に暮らしているの

ですから、

 

夫婦の内の一方が常に正しくて

他方は自分の意見や気持ちすら

表現できない暮らしだなんて、

 

無理がありますよね。

 

 

 

そんな無理のある暮らしを続けて来た

Aさん。

 

 

「私だけが我慢していれば良いので

あれば、

 

まだ我慢を続けてしまっていたかも

知れません。

 

でも娘に影響が出始めて。。」

 

とAさんが語られたように、

 

Aさんにとっては娘さんの成長が、

ターニングポイントになりました。

 

 

 

 

 

Aさんのモラ夫は、

 

なんでも自分の思い通りにならないと

すぐに不機嫌になりました。

 

 

大人のAさんはまだ、

そんなモラ夫の横暴や理不尽を

流すことができたのですが、

 

(もちろん「流す」と言う対応も

カウンセラーとしてお勧めできるものでは

無いのですが)

 

幼い娘さんのペースを無視して

自分本位に行動することは、

 

モラ夫が幼い娘の父親となっても

変わりませんでした。

 

 

 

 

「本当はそう言う時、

私が母親として夫にちゃんと言うべき

だったのに、

 

私は夫の不機嫌が怖くて娘の方に

 

”早く早く”

”パパに置いて行かれちゃうよ”

”パパが怒るから早くして”

 

って、言ってしまったり思ってしまったり

していたんです」

 

と。

 

 

 

Aさんは大人なので、

 

ある程度「自分を殺して」モラ夫に

合わせて過ごす事ができました。

 

(繰り返しですが、

「自分を殺す」対処法もカウンセラーとしては

勧められるものではありません)

 

 

 

しかし娘さんは違います。

 

 

幼い娘さんにたいして大人のペースに

合わせて行動する事は、

 

酷なことでしょう。

 

 

 

そんな生活を続けながら

娘さんが成長するにつれて、

 

当然の事ですが娘さんは、

 

おかしいと思った時は「おかしい」と言うし、

 

自分の気持ちや意見も言うように

なってきました。

 

 

 

そんな時モラ夫は、

 

父親として娘の意見をゆったりと包み込んだり

娘さんの気持ちに寄り添ったりと言う事は

全くなく、

 

娘さんに対して意見の違いを

責め立てたり、

 

娘さんが率直な気持ちを言っただけで

怒ったり、

 

そんなことばかりだったそうです。

 

 

 

最初は娘さんもモラ父に対して、

私から見ると

 

「一生懸命反抗していた」

 

「現状を変える為に

一生懸命ぶつかっていた」

 

様な言動をしていました。

 

 

 

しかし、

同じ環境で育った多くの子に共通する様に、

 

少しずつモラ父を諦め、

 

父親には本音を言わず打ち解けず、

 

と言う状況になっていったそうです。

 

 

 

ある時から娘さんはAさんに、

 

「なんでウチのパパはああなんだろう」

 

と寂しそうにこぼす様になりました。

 

 

 

その寂しそうな娘さんの様子を見る事が

何より辛かった、

 

とAさんは振り返ります。

 

 

 

 

娘さんのそんな様子を見る様に

なってからAさんは、

 

ご自身の結婚生活、

モラ夫と過ごしたこれからと、

 

そして何より娘さんが巣立ってからの

モラ夫と2人の暮らしを、

 

真剣に考える様になりました。

 

 

 

「ずっと、ウチの夫はモラハラだけど

扱いやすいから大丈夫。

 

ただ逆らわずに何でもはいはい、って

言って、

 

私の意見や気持ちは自分の中に

押し込んでいれば良いんだ、って、

 

本気で思っていたんです」

 

 

 

「でも娘の寂しそうな様子を見て

夫とのこれまでを振り返った時、

 

”私の心が泣いている”

 

って気付いたんです」

 

と。

 

 

 

 

 

Aさんにとってこの気付きは、

 

本当に大きな、

そして深いものでした。

 

 

 

 

「この人(モラ夫)に

私の心は泣かされ続けた」

 

そして、

 

「娘が独り立ちした後、

この人と一緒では私は笑顔で

生きることができない」

 

 

と。

 

 

 

 

モラ夫との別居と離婚を決意して

娘さんに報告した時、

 

大学生に成長した娘さんは

 

「やっと決断したね」

 

とニヤリと笑ったそうです。

 

 

娘さんもきっと、

母親が自分の人生を生きる決断を

するその時を、

 

待っていてくれたのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

「自分の心が泣いている」ことに

気付いた時、

 

Aさんはとても衝撃を受けたことと

察します。

 

 

けれどそこで立ち止まらずに

大きな決意に持って行けたことは、

 

Aさんの強さだと感じました。

 

 

 

今回、

 

「自分を奮い立たせるために」と

ブログ掲載する事を提案して下さった

Aさん、

 

どうもありがとうございました。

 

 

 

これから少しずつ、

Aさんのペースで前に進むサポートを

させて頂きたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後までよんでくださって

ありがとうございました

 

モラハラカウンセラー

行政書士/心理士

 

佐藤千恵

 

 

 

 

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