夫からのモラハラについて
ご相談やカウンセリングをしていますと、
比較的多くの女性から
「そう言えば結婚前からモラハラの
兆候はあった様に思います」
「今思えば、
あれってモラハラの特徴だったのかな
って思います」
等といったお声をお聞きします。
モラハラの知識を得た今だから
気付くこと、分かること、
ありますよね。
そんな中、
本当に時折ですが
「実は結婚前からモラ夫の事、
”この人ちょっとおかしいかも”
って思っていたんです」
「結婚直前に突然キレた夫を見て
”この人マズイかも”って
思ったんです。
でももう
引き返せない所まで来ていて。。」
等と、
明確に夫のモラハラ、
もしくは危険な兆候を認識していた
女性達もいらっしゃいます。
(本当に時折ですけれどね)
本当であればこの時の直感と
言いますか、
自分へのシグナルを大切に
出来れば良かったのでしょうけれど、
既にその時は周囲にも知られる形で
結婚準備が進んでいたとか、
その時はまだ夫の事を
好きな気持ちもあったりして、
「今日はたまたま機嫌が悪かったの
かも」
「今は結婚前でストレスが溜まっている
だけで、
結婚生活が始まれば落ち着いてくれる」
等と考えて結婚へ向けて
進んでしまった、
と仰る方が多いです。
周囲への結婚報告の後や
まだ夫への愛情がある、と言う
状況を考えれば、
この様に考え行動する事を
責めることも出来ないですよね。
「あの時、自分の直感を信じて
引き返しておけば良かった」
「あ~、あの時の私に言ってやりたい。
結婚のキャンセルの方が
離婚よりもよっぽど楽だよ、って」
なんて、
少し吹っ切れた笑顔で
話して下さる女性もおりました。
やはり小さなものでもパートナーへの
不信感が募った時や、
パートナーの暴力的な一面が
垣間見えた時は、
「結婚すれば落ち着く」
「今日はきっとたまたま」
等と不確かな楽観で流してしまうの
では無くて、
きちんと向き合う事が大切なので
しょうね。
また中には、
ご自身ではなく周囲から
「不確かな期待」を持たされていた
ケースの女性もおられました。
例えば結婚前にデートDVの
状態になり周囲に相談した時の、
「彼はあなたの事が大好きだから
束縛したくなっちゃうのよ」
「結婚したら落ち着くわよ」
等といったアドバイス。
不確かなのに本人の危険を察知する
シグナルと向き合う機会を阻害する、
不適切なアドバイスだと考えます。
また結婚後のDVやモラハラに
ついても同様に、
「もっと旦那さんに尽くせば
旦那さんも落ち着くわよ」
「家を建てたら旦那さんも責任感が
出るかもよ?ウチがそうだったから」
「子どもができたら変わるから
大丈夫」
等と言ったアドバイス。
これも同じく、
DVの危険に晒されている被害者に
不確かな期待を持たせてしまい
かねません。
(なお、この様な事は時にモラ夫自身が
被害者に言っている事もあります)
アドバイスを送る側は、
基本的には本当に相談してきた人の為を
思って言っていたり、
自分の経験に基づいてアドバイス
しているのだと思います。
決して悪気があっての事では
無いのでしょう。
しかし、
暴力や支配の危険がある
相談をしている時には、
「モラハラやDVの知識が無い人からの
アドバイスは、
場合によっては逆効果になることも
ある」
と言う視点を持っている事もまた、
大切だと感じます。
今日も最後まで読んで下さり
ありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵
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