単に「気に食わない」と言うだけで~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

 

 

 

モラ夫が「勝ち負け」に

異常にこだわるという事は、

 

モラ夫をお持ちの妻の方には

十分すぎる位に認識されている事

だろうと思います。

 

 

 

モラ夫は一般的な「負けず嫌い」

なんてラインは簡単に超えてしまって、

 

「そこまでやったら誰も幸せに

ならないよ」

 

と言う所までも、

 

ただただ自分の勝ちにこだわって

突き進んでいきます。

 

 

付き合わざるを得ない家族や

周囲の人は、

 

ただただ疲弊するばかりです。

 

 

 

 

ご相談で伺ったケースでは、

 

例えば

Aさんが幼い息子さんと、

 

当時息子さんが大好きだった

あるキャラクターが見られるイベントが

あるのでそこに行こう、と話をして、

 

それをAさんからモラ夫に話しました。

 

 

息子さんもとても楽しみにしていて

特に何も問題が無い提案だった

はずなのに、

 

モラ夫はなぜか見る見る不機嫌に。

 

 

モラ夫の言動から、

 

「先に妻と息子で話をまとめたのが

気に食わない」

 

「普段から自分より妻に息子が

懐いているのが負けたようで

気に入らない」

 

のだろうと推測されました。

 

 

しかし、普段はどうしてもモラ夫よりも

Aさんの方が息子さんと一緒に

いる時間が長い訳ですし、

 

この年齢の子どもなら

まだ父親より母親、と言うのは

Aさん家族に限った事では無いと

思います。

 

 

息子さんのお気に入りのアニメや

キャラクターについてもAさんの方が

モラ夫より詳しいのは、

 

仕方の無い事と思います。

 

 

しかも勝手に決めたわけでは無くて、

 

あくまで「提案」や「相談」として

モラ夫に、

聞いているだけなのに

不機嫌になって頭ごなしに

否定されてしまったAさん。

 

 

では他に予定があるのか、

 

他に行きたい場所があるのかと

聞くとそうでは無くて、

 

 

それだと息子さんに

どう説明したら良いのかわからず、

 

Aさんもとても困ったそうです。

 

 

結局、理由もわからないまま

モラ夫が怒りのままに息子さんに

 

「キャラクターなんか見に行かない」

 

と言ってしまい、

息子さんも大泣きして大変な事態に

なってしまったのだとか。

 

 

そして。。

 

 

モラ夫をお持ちの方はある程度

察しがつくかもしれませんが、

 

実際にお出かけの日が近づくと、

 

モラ夫は何事も無かったように

息子さんとAさんと一緒に、

 

このイベントに出掛け

キャラクターショーを見たそうです。。

 

 

だったら最初から普通に

行ってくれれば

 

Aさんが困る事も無かったし

息子さんが泣く事も無かったのに。

 

 

Aさんとのカウンセリングの中で

よくよくこの時の出来事を深めていくと、

 

(詳細は長くなるので省きますが)

結局はモラ夫のコンプレックスが

見えてくるケースでした。

 

 

コンプレックスを抱えているモラ夫が

Aさんと息子さんが自分がいない所で

楽しく盛り上がっている様子が

気に食わなくて、

 

「気に食わない」と言う感情に支配され、

 

子どもの気持ちよりも

自分の感情を優先してしまったの

だろうと推察される出来事でした。

 

 

 

 

 

別のBさんのケースも、

 

モラ夫の

 

「そこまでやっても誰も幸せに

ならないよ」

 

と言う行動に振り回され大変だった

ケースでした。

 

 

 

Bさんはモラ夫との離婚を決意し、

 

弁護士も立てて離婚協議をしていました。

 

 

Bさんのケースもまた、

詳細を書き出したら本が一冊書ける位

色々な事があったのですが、

 

一番苦労したのは面会に関する

合意でした。

 

 

もちろん父親としてのモラ夫の

立場は尊重しつつ、

 

しかし最優先されるべきは

子どもの福祉で、

 

モラ夫との面会の合意に向けての

協議は本当に大変でした。

 

 

モラ夫は弁護士や裁判所の言う事も

全く聞かず、

要領を得ない独自の理論を

繰り返すばかりで、

 

Bさんだけではなく弁護士も

調停委員もとても大変だった

そうです。

 

 

そんなこんなで時間は掛かりましたが

何とか離婚が成立し、

 

Bさんはモラ夫とお子さんの面会の

心づもりをし、

 

面会を行う準備をしていました。

 

 

。。。ところが、

 

あんなに大騒ぎをしたモラ夫なのに、

 

離婚後、

モラ夫は一度も面会を

しませんでした。

 

 

面会どころか、

 

メールやlineで「子どもは元気か?」と

気にかける様子も無い。

 

 

「あんなに大騒ぎして面会を

要求して来たのに、

あれは一体何だったの!?」

 

とBさんは思わずに

いられませんでした。

 

 

少し落ち着いてからBさんと一緒に

振り返りを行いました。

 

 

結局調停ではモラ夫のモラハラDVが

明確になっていて、

しかしモラ夫だけがそれを認めず、

 

さらに実現不可能な面会の条件を

強硬に主張するばかりでした。

 

 

なので調停の流れはBさんに同情的

だったそうです。

 

 

そんな状況がモラ夫には、

 

「みんながBさんの味方ばかりする」

 

と映り、

 

Bさんに有利に進む状況が

まるで自分が負けの様に感じて、

 

それがモラ夫は気に入らなかった

のでは?と。

 

 

さらにBさんが付け加えたのは、

 

「モラ夫は物凄いケチなので、

 

例え自分の子どもでも面会で

お金がかかるのが嫌なんだと

思います」

 

「色々な意味ですごく寂しい人

ですよね」

 

と。

 

 

 

AさんのケースもBさんのケースも、

 

モラ夫が自分の一時の感情を抑え

少し冷静に全体を見てくれれば、

 

お互いに嫌な思いをしなくて済んだし

時間や労力ももっと節約出来ただろうと

思うと、

 

本当に残念に思います。

 

 

けれど、

これがモラハラ加害者なのですよね。

 

 

モラ夫の勝ち負けに対する

執着心、

 

ある意味で物凄く怖いです。

 

 

 

 

 

 

今日も最後まで読んで下さり

ありがとうございます

 

モラハラカウンセラー

行政書士/心理士

 

佐藤千恵

 

 

*   *   *   *   *
【初回30分相談無料】
夫からのモラハラに関する
ご相談/カウンセリング
毒親やモラハラが子どもに与える
影響に関する相談/カウンセリング

行政書士よつ葉法務オフィス 
心理カウンセリングルーム

*事務所は東京から福岡市に
移転いたしました*

住所:福岡市西区内浜2-2-16
アクセス:地下鉄空港線/JR筑肥線
姪浜駅南口 徒歩8分
電話:092‐338‐8003
(電話受付:平日10時~17時
*ご相談/カウンセリングは
土日祝日や夜間も行っています)
メール:info@yotsuba-houmu.com

*完全予約制です*
*   *   *   *   *