* * * * *
夫婦間親子間のモラハラに関する
ご相談/カウンセリング
毒親やデートDVなど近しい関係に
起こる支配に関する相談
東京よつ葉法務オフィス
心理カウンセリングルーム
住所:東京都中央区京橋1-6-7
京橋高野ビル2階
アクセス:京橋駅、宝町駅3分
東京駅八重洲口、日本橋駅、
銀座一丁目駅徒歩7分
電話:03‐3564‐8177
メール:info@yotsuba-houmu.com
定休日:土日祝日
*ご相談は事前予約制です*
* * * * *
モラ夫に関するご相談を受けていると、
そこで育つ子ども達も粗暴な態度を
見せる様になってきた、
と言う内容のご相談も受ける事が
あります。
一番多いのは前思春期~思春期の
男の子に関するものですが、
女の子が粗暴になったり
非行に走ったケースもあります。
小学校高学年~高校生くらいの、
前思春期~思春期の期間。
ただでさえ難しい年ごろで、
「自分の子なのに
扱いにくくてしょうがない」
と感じている親御さんも
多いだろうと思います。
そこにさらに家庭内モラハラの
影響が加わったとしたら、
その苦労は察するに余りあります。
小学校高学年~中学生くらいまでの
子ども達で反抗期真っただ中の場合、
基本的にはカウンセリングに
結びつけるのも難しいのですが、
けれどやんわりと誘い続けると、
カウンセリングに来てくれることが
時折あります。
子ども達と直接話をする中で、
特に子どもが家庭内で母親や
下の兄弟たちに暴力暴言をした点に
焦点を当てると、
子ども達自身が「暴力は良くない」という
認識を示しながらも、
「でも
怒っていたんだから仕方ない」
と言い訳することが多いです。
さらにカウンセリングを深めて、
場面を
・家庭で家族といる場合
・学校で友達といる場合
等と分けて考える事を促すと、
学校の友人たちにはあまり暴力は
振るわないこと、
もっと言うと、
友人関係にも序列があって、
一番仲が良くて対等に見ている友人には
決して暴力暴言はしないけれど、
クラスでみんなにいじられている様な
友人の場合、
暴力暴言がしやすいキャラと認識して
乱暴な態度を取ることがある、
と言う事も見えてきます。
暴力の第一段階である、
「理由があれば暴力が正当化される」
「母や弟妹、クラスでいじられる友人なら
暴力暴言をしても良い」
と言う間違った区別や差別、考えを
身に着けはじめている事が分かります。
そして、
どうしてこのような考えが身について
しまったのかと分析していくと、
「怒っているのだから(暴力暴言は)
仕方ない」
「ソトの人にはしないけれど、
自分の家族には暴力暴言を
しても良いんだ」
と言う考え方を実践している人が
身近にいるという事なのです。
私の事務所の案件では、
その「身近な人」はモラ夫である事が多く、
様々な要因はあれど、
やはり一番身近に見ているモラ夫
(子どもから見るとモラ父)の
の影響が大きい事に気付きます。
また子ども達とカウンセリングをして
気付くもう一つの点として、
子どもたち自身もカウンセリングを
受けるまでは、
自分が仲の良い友達の事は自然に尊重
できるのに、
相手が母親や弟妹になると
「怒った時は暴力暴言をしても仕方ない」
と、相手によって区別した考えを持ち
行動していた事に気付いていなかった、
と言う点です。
カウンセリングの中では、
怒りが暴力を振るって良い理由には
ならないという事、
「怒り」と言う感情自体を否定する必要は
無いけれど、
暴力暴言以外の方法で怒りを表現する
方法を考える事を、
子ども達には促します。
いずれにせよ、
「怒っているんだから仕方が無い」
「怒らせるお前が悪い」
と言いながら自らの暴力を正当化する
モラ夫の態度が
子ども達に強い影響を与える事は事実で、
憂慮せずにいられません。
今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵