良いとこ取りはできない~モラルハラスメント | 後悔しない離婚協議書/DVモラハラ/毒親 相談実績5000件超の家族問題専門公認心理師/行政書士 佐藤千恵

後悔しない離婚協議書/DVモラハラ/毒親 相談実績5000件超の家族問題専門公認心理師/行政書士 佐藤千恵

家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

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私は雪国北海道の出身です。

 

 

冬はとても寒く、

冷たくて強い風が吹きます。

 

 

雪が続けば、毎朝出かける前に

まずは玄関前や車の雪払いを

してからでないと出かけられない様な、

 

そんな地域です。

 

 

 

けれどその分

雪のおかげで夏場も水に困る事は

無かったですし、

 

春が近づいてきた時の喜び、

草木の芽吹きを見た時の

ワクワクする感じ、

 

夏にお祭りを思いきりはしゃぐ

楽しさ、

 

美しい紅葉を見ながら

 

「あぁ、また冬が来るな」

 

と心身を備える感覚。

 

 

寒くて厳しい冬も、

一時晴れると白い雪が外を

一層明るくして、

そして雪がキラキラ輝く美しさ。

 

 

こういった心の働きを体験しながら

成長できたことは、

 

今振り返ると本当に良かったと

思っています。

 

 

 

自然は、

 

「ひとつ良ければひとつ悪い」

 

の世界です。

 

 

良い事ばかりでは無くて、

 

そして

良いとこ取りも許してはくれません。

 

 

まさに清濁併せのむ世界。

 

 

厳しさも優しさもある。

 

 

 

 

以前、小鹿田焼(おんたやき)を

作っている大分県の皿山と言う地域に

出かけたことがありました。

 

 

この地域は山に囲まれていて、

 

集落を流れる川の水力を使って

臼を引き、

 

自然と共に暮らすことが当たり前に

なっている地域でした。

 

 

川を流れる水の音と

唐臼が土を引く音が、

 

とても心地よかった事を

覚えています。

 

 

ここでは家族ごとに焼き物を

作っていたのですが、

 

ある釜のご主人が、

 

「ひとつ良ければひとつ悪い、

それが自然だから」

 

と仰っていたのを聞いて、

 

以前からの私の考えや感覚と全く同じで

とても共感したことを覚えています。

 

 

自然の中で自然を受け入れて、

そして自分も自然に受け入れられて

生きると、

 

この感覚は体験的に学ぶものなのだと

感じました。

 

 

 

 

 

 

モラ夫やモラ親の相談を受けて

いますと、

 

「良い話は母(毒親)にしても

良いけれど、

悪い話は『そんな話聞きたくない!』

って言われてしまうんです」

 

「夫(モラ夫)は、モラ夫にとって良い話は

できるけれど、

良くない事はたとえ子どもにかかわる事でも

絶対にできないんです」

 

「夫(モラ夫)から、

『悪い話は聞きたくないから俺にするな』

『お前ひとりで何とかしろ』

って言われてしまったんです」

 

等といったお話を伺う事があります。

 

 

これって、

すごくおかしな事ですよね。

 

 

 

家族もまた、

自然と同じように日常を共にする

存在です。

 

 

さらに言えば、

家族に限らず人間関係には

良い事も悪い事もあるでしょう。

 

 

それなのに、

 

「良い話しか聞きたくない」

 

「悪い事は知りたくもない」

 

なんて、無理な話です。

 

 

 

良いとこ取りはできないこと。

 

 

人生には、

時に清濁併せ飲む覚悟が必要で

あること。

 

 

自然に敬意を払い生きていれば

学べるはずの事です。

 

 

 

 

モラ夫やモラ親から

 

「良いとこ取り」

 

を求められる他の家族は、

たまらないですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後まで読んで下さって

ありがとうございました

 

モラハラカウンセラー

行政書士/心理士

 

佐藤千恵