* * * * *
夫婦間親子間のモラハラに関する
ご相談/カウンセリング
毒親やデートDVなど近しい関係に
起こる支配に関する相談
東京よつ葉法務オフィス
心理カウンセリングルーム
住所:東京都中央区京橋1-6-7
京橋高野ビル2階
アクセス:京橋駅、宝町駅3分
東京駅八重洲口、日本橋駅、
銀座一丁目駅徒歩7分
電話:03‐3564‐8177
メール:info@yotsuba-houmu.com
定休日:土日祝日
*ご相談は事前予約制です*
* * * * *
一度失った信頼を取り戻す事は
非常に難しく、
もし仮にもう一度信頼を取り戻す事が
出来るとしたら、
その為には長い時間が必要だろうと
考えています。
昨日の記事 で書いた事と少し重複
夫婦間に支配や暴力が発生して、
そのために夫婦間の信頼が崩れた。
支配や暴力を受けた側が、
「こんな事では一緒にいられない」
と結論を出し、加害者から離れた。
その時に、
弊事務所で取り扱う事の多い
「モラハラする夫と被害を受ける妻」
と言うケースで例えると、
モラ夫が妻に対し
「謝ったんだからもう一度
俺を信頼しろ」
「俺がこれから変わるって言ってるん
だから信じて戻って来い」
と言うのは、あまりに暴論です。
モラ夫が信頼回復の為に
自分なりに行動するのは良いとして、
しかしその後の判断については、
妻の側に選ぶ権利があります。
夫の態度を見て
「もう一度信頼するか否か」
を決めるのは、
ただただ妻の自由意志によるべき
事柄です。
謝られたら必ず許さなくては
ならない、
モラ夫が
「反省した」
「これから変わる」
と言ったなら、必ずもう一度
信頼しなくてはならない、
これではあまりに妻の自己決定権が
ないがしろにされています。
反省や謝罪を伝えているのに妻が
戻らない事に怒りや苛立ちを隠さない
モラ夫も中にはいますが、
結局それは
「妻が自分の思い通りにならない」
から感じている怒りであって、
それ自体がやり直しを求めるには
余りに妻に対する尊重が無い事を
表しています。
夫の言動を見た上で、
許すか許さないか、
もう一度信じるか信じないかは、
妻の大切な自己決定事項の
ひとつです。
誰からも侵害されず、
尊重されなくてはなりません。
多くの相談を受けている中には、
時に自分の親や兄弟、友人、
場合によっては相談に行った弁護士や
カウンセラー、調停委員からも、
「旦那さんがこんなに謝っているのだから
許してみたら?」
と言った趣旨の言葉を言われた経験を持つ
女性にもお会いした事があります。
こういう状況になっている時、
長年夫からモラハラを受けて来た女性は
自己決定する力が弱まっていたり、
すっかり自信を失ってしまい
自分の気持ちや感覚よりも周囲の人の
言う事の方が正しいのではないか、と
受け止めてしまう方も少なくありません。
サポートに回る側もまた、
言葉を大切に、慎重に声掛けをしないと
いけないという事を、
今一度考えます。
そして当事者の女性達には、
あなたの持つ自己決定権を
大切にして欲しいと言う事を、
改めて伝えたいです。
今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵