「アラバマ物語」~正義とは? | 相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

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私の趣味は読書で、

これは子どもの頃からずっとでした。

 

それはもう、

「活字中毒」を自認するほどです。

 

 

本を読む習慣を身につけられた事は

自分の中の財産の一つだと思っています。

 

 

 

そしてもう一つの趣味が映画鑑賞。

 

 

毎月4~5本は映画を見るので、

記録を兼ねてこれからはブログで感想を

みなさんとシェアできたらと思い立ったのが、

今日のブログ記事です。

 

 

 

ちなみにそれ以外の私の趣味は、

 

お料理、野鳥観察、散歩、

相撲と笑点、旅番組や散歩番組を見る。。。

 

 

お年寄りの様な趣味ばかりだな、と

改めて感じました(笑あせる

 

 

 

 

 

さて、最近見て印象深かった映画は、

今日のタイトル「アラバマ物語」です。

 

 

 

過去の名作をデジタル処理で復活させ

上映するシリーズ、

 

「午前十時の映画祭」

 

で鑑賞しました。

 

 

 

原作を書いたハーパー・リーさんは、

ちょうど一年ほど前に亡くなられたのですよね。

 

 

 

 

以下、ネタバレですのでご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台は1930年代のアメリカ、アラバマ。

 

 

人種差別がまだまだ色濃く存在する時代です。

 

 

妻を亡くし2人の子を育てる弁護士の父アティカス、

長男のジェム、長女のスカウト。

 

 

この3人を中心に物語は進みます。

 

 

3人が住む家の隣には、

 

「ブー」と子どもたちに呼ばれている

引きこもりの隣人が住んでいました。

 

 

ブーはとても不気味な変人で、

いわば異常者の様に子どもたちは

噂しています。

 

 

 

 

黒人差別と偏見のある街で、

 

ある時父は強姦未遂や暴行の罪に問われた

黒人青年トムの弁護を引き受けます。

 

 

 

裁判が始まる以前から、父は

 

トムを害する意思と銃を持って白人たちが

押し掛けた所を(意図せず子どもと一緒に)守ったり、

(この場面のスカウトと白人おじさんのやり取りも

静かですが見応えがありました)

 

街の人から

 

「黒人の弁護をするなんて!」

 

と非難されることもありました。

 

 

子どもたちも学校で、

父親が黒人の弁護をすることを

悪く言われます。

 

 

 

いざ裁判が始まると、

 

法廷の1階は白人が埋め尽くし、

2階に黒人たちが立ち見もいる状態で

裁判を見守ります。

 

 

陪審員も全員が白人男性です。

 

 

 

裁判が進むにつれ、

 

被疑者とされたトムは身体上の理由で

被害者や検察側が証言した態様の犯行は

不可能であることが分かるのですが、

 

それでもトムは有罪となり、

 

最後は命を落とすことになります。

 

 

 

裁判の中で父が語った

差別と偏見、正義についての弁論は

静かだけれど醍醐味がありましたし、

 

有罪が決まり傍聴していた白人たちが

一斉に帰る中で、

 

2階席にいる黒人の傍聴人たちだけは、

 

最後まで敬意を持って、弁護を務めた

父が退廷するのを起立して見送った場面。

 

私が最も感動したシーンです。

 

 

 

父が娘に語った、

 

「ちょっとしたコツを身に着ければ

(人間関係は)うまくいく。

 

相手を理解することができれば

大勢と仲良くなれる」

 

 

「相手の立場で考えるには、

相手の靴を履いてみる事だ」

 

(セリフとして1度聞いただけなので細部は

うろ覚えですが)

などの発言や比喩は、

 

私が仕事を通じて子どもたちに知ってほしいと

思っている事でもあり、

 

心から同意しながら聞いていました。

 

 

 

 

最後に子どもたちは、

 

自らの目や耳で確認することもせずに

不気味な変人だと噂していた隣人のブーに

命を助けられ、

 

そして、

 

ブーは決して自分たちが噂をしていたような

人間ではなく

ただ親切で物凄く内気な人なだけ、と言う事を

 

身をもって知ることになります。

 

 

 

父アティカスの様に、

 

大勢と異なることでも正しい事は正しいと、

間違っていることは間違っていると、

 

いつも一定の態度で示し続けることができる人が

どれほどいるでしょうか。

 

 

この映画では、

単なる人種差別問題だけではなく、

 

人間の本質と正義に対するスタンスを

問われている様な気がしました。

 

 

キレイ事だけではなく、

 

正直子どもたちには見せたくない

大人の態度や、

 

現実の矛盾や横暴が出てくるシーンも

あります。

 

 

 

父アティカスの言葉や態度からは、

 

彼の子どもであるジェムやスカウト同様に

私も、

 

大切なことを教わった気がしています。

 

 

 

 

 

今後も時々、

映画の感想を記事にしたいと思います。

 

お付き合いいただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後まで読んで下さり

ありがとうございました

 

モラハラカウンセラー

行政書士/心理士

 

佐藤千恵