毒になる親と「コントロール」 | 相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

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【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
クローバー東京よつ葉法務オフィスクローバー
行政書士のちえぼぅです
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先日書いた



「毒になる親」~杉本彩さんのブログから



の記事へのアクセスが増えていました。

「毒になる親」



実は、その構造はモラルハラスメントと非常に近い部分が

あると思っています。



なので当ブログにお越し下さるみなさんも関心が

高いのでは?と思いました。




そこで今日はこの

「毒になる親」

について書きたいと思います。






モラルハラスメント


毒になる親



私が考える、共通のキーワード。



それは、



コントロール



です。






モラルハラスメント加害者も、毒になる親も

とにかく被害者をコントロールする事に執着します。



それは意識的に行われることもありますし、

無意識になされることもあります。






大学時代、児童心理学の授業中教授が仰った事で

大変鮮明に記憶されている事があります。




子ども時代、年長や小学校低学年位になると

冒険心が芽生えてくる。


時に親に秘密で勝手に外に出てちょっと危ない

冒険をしてくる事もあるでしょう。


そんな時、当然親は物凄く心配するが、

冒険から帰ってきた子どもに絶対にしてはいけない

事がある。



それは



「何て事をしたの!

外は怖くて危険な事だらけなのよ!

お母さんに内緒で外に出たら危ないのよ!!

とにかく外は一人じゃ危険なんだから!!」



と、必要以上に外界に対する恐怖心を植えつける事と、



「いきなりバシーン!と叩いたりして

頭ごなしに怒ること」


です。


頭ごなしに怒られた子どもは、今後は自分の判断に

自信が持てず、能動的に行動する事が難しくなって

しまいます。




という解説です。




これって、コントロールの要素がふんだんに

盛り込まれた内容だと思います。




必要以上の恐怖心を植えつけられた子どもは、

親のそばを離れて行動する事が怖くなります。



また、頭ごなしに否定された子どもも、自分の判断で

行動してはいけないんだと学習し、親の判断を

仰いでからでなければ行動できなくなります。




もちろん、他人に怪我を負わせたり自分の身が

危険になるような冒険については、親としてちゃんと

注意するべきです。



ですが、その後の成長に必要や自立心や自信までを

奪うようなやり方はいけません。






では具体的に「毒になる親」が子どもにどの様な

接し方をするかと言うと。。




・子どもが有名企業に就職が決まった

→そんな会社に入ったらロクな人間にならないから

辞めなさいと言った親


⇒子どもの成功を認められないタイプ



・娘の結婚が決まった。相手も特に問題ない普通の人。

→娘の結婚相手に対し外見をけなしたり、あのタイプの男は

将来浮気する、後になって泣きついても二度と家には

入れない、縁を切る等と言った親


⇒子どもが幸せになる事が許せないタイプ

コントロールの方法として脅しを使っている



・子どもが都会の有名大学を受験したいと言った

(学校からも十分合格可能と言われていた)

→そんな遠くに行かれたらお母さんは寂しい。

とにかく地元の大学にして欲しい、とゴリ押しした親。


⇒子どもの希望や将来より自分の気持ち優先の親。

「寂しい」などの言葉で罪悪感を与えコントロールを

試みている。



・子どもが努力してテストで好成績を収めた

→もっと頑張れ、としか言わない。

絶対に認めたり褒めたりしない親。


⇒子どもを認めないタイプ。

どんなに努力を尽くしても認めてもらえない事に

やがて子どもはやる気も自信も失っていく。




もちろん、この他にも様々なパターンがあります。





大別すると


・子どもの自立が認められず、永遠に自分の下に置き

支配しようとするタイプ



・子どもの地位等を利用して、金銭や社会的名声などを

搾取するタイプ



に分かれると思います。



どちらにも、やはり親から子どもへの「コントロール」が

存在します。





毒になる親の対処法は、基本的には距離を置くしか

無いと思っています。



物理的な距離はもちろん、精神的な距離も必要です。



それから、親を客観的に観察する事も有効です。



「もしこれが、自分の親ではなく赤の他人だったら?

それでも自分はこの人(親)と付き合うだろうか?」



と考えるのです。







ちなみに、先に紹介した大学時代の教授の解説。

後にはこう続きます。





大切なのは、冒険から帰ってきた子どもに

親と言う、安心して帰ってこられる場所がある事を

教えることです。



もし子どもが怖い思いをして帰ってきたなら、抱きしめて

話を聞いてあげて下さい。


自信をつけて帰ってきたなら、凄かったねと褒めてあげて

下さい。



もちろん、もう勝手に出かけちゃダメだとも

言って下さいね(笑。







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