[103]岩男の彼が「君は運命の人とは思えない」などと言うので、不安になってしまうのですが? | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

<リクエスト>

岩男の彼は離婚が成立しました。
昔も言われたのですが、最近また「運命の人に思えない」「5年後には君への気持ちがなくなっているような気がする」「元妻に対しても運命の人に思えないと感じながら結婚して上手く行かなかった」と言われました。
私は彼のことをとても好きな気持ちは変わらないことを伝えて、「5年後に上手く行かないと考えずに、どうやったら楽しく上手くやってけるかを考えて欲しい」と言いました。
考えてみる、と言ってくれたのですが・・・。上手く行かない、と考えてしまうのは彼の離婚からのトラウマでしょうか?それとも単純に私をそれほど好きではないのでしょうか?不安です。

(じゃりさん)
<根本からの回答>素直になれないからです!岩男というくらいですから、ハートが堅い(心を閉ざす)だけでなく、完ぺき主義者であり、基本ネガティブ・引きこもり系ですし、自立の立場を是が非とも譲らない頑固者だったりするのです。(もちろん、こういうことを彼氏に言っちゃあ、いけませんよ)岩男さんと付き合う方は、バランスの法則により、どちらかというと柔らか系の方が多いので、振り回されたり、彼の気持ちが分からなくて不安になったり、彼の感情を引き受けてしんどくなったりしてしまうんです。そこで、大事なのは、表面的な態度からはなかなか見えてこない彼の気持ちをきちんと見つめること。なかなか難しいことではありますが、自分の痛み、自分の不安よりも、彼に意識を向けてみて欲しいな、と思うんです。だから、こういうケースのカウンセリングでは、女性としての自信を付けていくことも一つの目標として提案するんです。自信が付くと、足元が固まります。地に足が着きます。そうすると、彼の言動に振り回されてもしっかり踏みこたえることができ、自分や彼を見失わずに済みます。そうすると、より彼の本音、気持ちが見えてくるんですね。もちろん、彼が本音を素直に表現してくれたらいいのですが、それはなかなか難しいんですね。彼を変えたい!と思うけれど、まずは、自分を変えるところからはじめてみたいものです。さて、そもそも岩男さんというのは、心に傷をいっぱい持っているものなんです。幼少の頃から、何かと傷ついて、そのたびに頑張って、自立して生きてきているんです。(だから傍目からもすごい経験を持ってる人も少なくありません。例:ゴルゴ13)だから、そうカンタンに心の中に人を招き入れられませんし、人と距離が近づけば近づくほど、痛みが出てきて辛く当たったりもします。あっち行け!とばかりに。実際よくお見かけする例では「二人の関係が良くなってきたな、と思ったら『距離をおきたい』と言われた」(あるいは、それに類する態度)「私のこと嫌いなんだ、と思って離れようと思ったら『お前は俺の気持ちが何も分かってない』と怒られた」(あるいは、それに類する言動)といった、見た目とウラハラな行動をよくしてしまうんですね。もう、これ以上、傷つくのが怖いんです。惨めな思い、辛い思いをするのがもう嫌なんです。そのために、失うくらいならば始めから手に入れない、自分が悪い立場にならないように正当化する、といった防衛的な態度をよく取ってしまうんですね。*さて、そういう観点から彼の言葉を翻訳してみたいと思います。(もちろん、これを彼にそのまま見せると、逆切れして、全否定されるかと思いますので、取り扱いは注意願います)「運命の人に思えない」→君が運命の人だったら、僕は自分の気持ちをどう扱っていいのかわからなくなってしまう。だから、運命の人とは思わないことにしたんだ。「5年後には君への気持ちがなくなっているような気がする」→(こう表現しておくと、将来、君に振られたときの保険になるだろう?)という意図。→5年も経つと、君は僕への愛情も今ほどではなくなるような気がする。そしたら、僕はまた傷ついてしまうだそう。だとしたら、自分の気持ちもなるべく抑えておきたいから、君とは近づかないようにしたい。「元妻に対しても運命の人に思えないと感じながら結婚して上手く行かなかった」→元妻ともうまく行かなくなった上に、君と結婚してうまく行かなかったら、僕のハートはますますめちゃくちゃになってしまう。だから、運命の人と思わないようにしたいんだ。そしたら、うまく行かなくなっても、運命のせいに出来るだろう?※因みに岩男さんが「運命」などの非論理的な表現を持ち出すときには、気持ちに余裕がなくなってきていることを現していることが多いです。だいぶ、意訳になってしまっているのですが、本音と態度はウラハラであること。むしろ、岩男さんはなかなか本音を出さないこと。だから、言ってることを鵜呑みにして振り回されないように地に足をつけておくこと。などがとっても大切ですね。因みに岩男さんは、岩ですから、あなたが大きな手を持てば、コロコロ転がすことができます。大きな手、それは彼を優しく包み込む愛ともいえますし、彼のそのネガティブな態度を笑い飛ばせる無邪気さでもあります。怒らせて、呆れさせて、でも、「あなたのことが大好きだよ!」って堂々としていると、「お前はほんとに馬鹿だな」と言いながらも、虜になっていきます。なんせ、本音は「わかって欲しい、受け止めて欲しい」ですから。その気持ちが強すぎて、むしろ、その逆に振れているのです。=お勧め!エクササイズ=【パートナーがいらっしゃる方へ】相手の本音チェック!パートナーの言ってることが本音度が何%かをチェックしてみよう!【パートナーがいらっしゃらない方へ】あたしはいい女(男)と鏡に向かって15回唱える。これが普通にできれば、自信がついた証拠。
男と女の心理学