[51]好きな人を上手にデートに誘うには? | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

<リクエスト>

こんにちは。いつも拝見して救われています。ありがとうございます。

質問です。

わたしは好きな男性をデートに誘う時に「今日はどう?」といきなり誘ってしまいます。
なので、相手にも予定があるので断られることのほうが多いです。
そしてへこむ・・・というのを繰り返してしまいます。
友達だったらちゃんと日程を決めることが出来るので、自分が好きな人に対してだけ、そうなってしまいます。
もっと上手な誘い方があれば教えてください。

(ひまわりさん)
<根本からの回答>いきなり「今日はどう?」と誘ってしまうのはなぜなんでしょう?恥ずかしかったり、怖かったりするのでしょうか。それとも、勢いに駆られて・・・という感じでしょうか。好きな人を誘うのは怖いですよね。リスクも伴います。怖い分だけ、なぜか頭の中では、断られたとき用のシミュレーションがエンドレスに繰り返されたりしてるんですね。もちろん、断られて落ち込むときの様子、そこで頭の中で考える自己嫌悪な台詞まで草稿が準備されているんです。で、予定通り(?)断られて、すごく落ち込むんだけど、でも、心のどこかでは「やっぱり・・・」ってホッとしてる自分がいることもあったりします。変な話、断られる事が前提なので、だから、敢えてうまく行かない方法を選択しちゃうんです。後から考えると「そりゃ、彼だってNoというよなあ・・・」というシチュエーションを作り、「これじゃあ、Yesとはいえないよなあ・・・」という言葉をかけてしまうんです。だから、ひまわりさんの中には「どうせ、うまくいかない」という思いが、心のどこかにあるのかもしれません。それはなぜでしょう?友達に対しては予定を立てられるわけですから、調整能力ないわけではないんです。友達に対しては「断られても、また誘えばいいや」という気持ちがあるでしょう?でも、好きな人に対しては、なぜか「一度断られたらもう人生終わり」などと、その一回にかける思いが強くなり過ぎてしまうんです。だとすると、その相手に対する思い(会いたい、話がしたい、一緒にいたい等)が強くなりすぎない前に誘う事が大事です。「あ、今週末、暇だし、寂しいな。彼に会いたいな」と思った時点で誘ってみるんですね。でも、火曜日にそう気付いたとしても、「なんて言って誘おうかな?でも、断られるかもしれないなー。自信ないなあ・・・。あ、めざましテレビで、今日の乙女座、あんまり良くなかったな、じゃ、今日はやめておこう」と一日伸ばし、水曜日に「今週末、天気悪いなあ・・・。彼に気を使わせたら悪いなあ・・・。うん。もうちょっと考え見ようかな・・・」と更に一日伸ばし、木曜日に「うーん・・・。彼、きっと予定あるだろうなあ・・・。2日前だしなあ・・・。やっぱり来週にしようかなあ・・・。そういえば、○○って映画、来週封切りじゃなかったっけ?それを口実に今週はやめとこかな・・・」と諦めモードになるも、金曜日に、「でも、やっぱり一週間も待てない!!やっぱり会いたいし、一緒にいたいよぉー」と思い、彼に「ねえ、明日デートしない???」って誘ったとしても、この3、4日分の思いが、その一言に込められるから、とても“重く”、時には“ねっとり”響いてしまったりするんですね。思い詰めた私の目に、血の気が引いていく彼・・・。で、「ご、ごめん、明日予定あるから・・・」と言わせてしまったりするんです。火曜日に誘ったならば、まだ、OKの確率は高いです。それに思いが「重い」になってないだけ、彼も気軽に「土曜はダメだけど、金曜ならいけるよ」と代替案を出しやすいんですね。でも、同時に、火曜日に誘ってダメならば「え?他に女がいるのかも?」とか「やっぱりアタシのことが嫌いなんだ」という悪魔の囁きが聞こえて、怖くて火曜日にはとても言えなくなります。そのときに浮かぶ理由は名文句が多いんですね。「占いが・・・」「天気が・・・」「あ、今日、友達に電話しなくちゃ・・・」「仕事が立て込んでて・・・」「あの上司のハゲが無理を言うから・・・」等々。だから、“思ったその日がチャレンジデー!”の標語を心に掲げておきましょう。なんなら、オフィスのデスクに貼っておくのも一つの手。それと同時に、受け皿となるひまわりさんの心に“女としての私”に関する自信を付けてあげましょう。女性としての自分の魅力、いくつくらい言えますか?(こっそり自信のあるところも含めて)今までの彼氏や友達などが言ってくれた、あなたの“魅力リスト”をぜひ作成してみましょう。目標は“年の数”。もし、あなたが30歳ならば、30個見つけ出してみましょう。このプロセスは自信を快復させていくれるだけでなく、自己承認と、自己愛も同時に進めてくれるお勧めのプロセスです。「Yes」という答えをもらうには、「Yes」と言い易い状況を作ってあげる必要があるんですね。「思いを詰めすぎない」とか「Noと言う余地を残してあげる」とか。自信を取り戻していくと、余裕を持って彼と向き合うことができますから、それが「Yes」を言い易い状況になっていくんです。それは彼を見るあなたの目に表れます。だから、彼の目を意識して(あるいは実際に見て)、素直に「好きやわ~」と思える状態になると、OKをもらい易くなるはずです。なぜかというと、そういうときのあなたは輝いていて、心の余裕から安心感も出てくるし、何より自然体に近いので、彼も一緒にいたくなるからです。=お勧め!エクササイズ=【パートナーがいらっしゃる方へ】パートナーに言いたいけれど言えてないことはありませんか?思いが重くなる前に、ぜひ、伝えてしまいましょう。言いづらいことならば、友達やカウンセラーに相談したりしてワンクッション置くと更に効果的です。【パートナーがいらっしゃらない方へ】女性として(男性として)のあなたの魅力を探してみましょう。本文中にもありますが、年齢の数を目標としてみます。自分で探せない場合は、友達を頼りにしてみましょう。人に魅力を教えてもらうのは、恥ずかしいけれど、嬉しいものです。あと足りない分はカウンセラーから補充。カウンセラーというのは、その人の魅力を見つけ出す仕事だから、いざというときは役に立ちますよ。
男と女の心理学