[166]結婚して不自由になった気がします。 | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

<リクエスト>

結婚して不自由になった気がします。
家事に使う時間や、金銭面などいっそ一人暮らしのほうがいいんじゃないかと思ってしまいます。今まで実家で暮らしていたから甘えてしまって精神が大人になりきれていないのでしょうか?
まだやりたいことがたくさんあるのにこれからこの我慢が続くのかと思うとちょっと憂鬱になってしまいます。
そんなに結婚に夢をみていたわけではありません。面倒が増えるけど、それでも2人で生きることに価値があるんじゃないかと思って結婚したはずです。
ただ今はまだ早かったのかなと思ってしまいます。もう少し自由や、なにを決めるにも自分の思い通りになる生活を楽しんでから結婚すればよかったかな・・・と。
どうか結婚当初覚悟したモチベーションが復活するようなアドバイスをお願いします。

(富士山さん)


<根本からの回答>


壁にぶつかったときは、次のステージに向かう階段にたどり着いたとき。成長のときですね。


「じゃあ、離婚するのはどうでしょう?」と言われたら、どんな感じがしますか?「あ、そうなんだ・・・じゃあ、そうしよう。。。」と思えますか?


それとも、「え、ええ???何を・・・」と思われますか?


この質問への正直な反応も、富士山さんの心を映し出しているのかもしれません。



実家から出てすぐ結婚生活というのは、人によってはステップが大きすぎて、うまく行かないことが少なくないんですね。


特に親御さんにべったりだった方、家事などをまかせっきりにしてた方などは、相当負担を感じられることも少なくないかもしれません。


(今は昔みたいな「花嫁修業」ってあんまりしないでしょうから)


だから、富士山さんが感じられるような不自由さは、他にも多くの方が体験されてると思います。


それを徐々に埋めていくものは何?といえば、それはもう愛しかありませんね。


パートナーへの愛。


クサイですけど、愛、です。



愛する喜び、富士山さんは感じられていたでしょうか?

好き、というのとは違う、愛する、という感じ。


もし、それを今感じられないとするならば、まさに今は愛を学ぶときに来ているのではないでしょうか?

どうしたら、もっとパートナーを愛せるだろう?どうしたら、もっと二人の生活を愛せるだろう?これを深く見つめてみるときです。



「精神が大人に・・・」という記述もありましたが、まさに、それが「今」ではないかと思うのです。


今の問題を乗り越えることこそが、精神を大人にすることなんじゃないかと。



好きなことを散々やってから結婚しよう・・・精神的にもっと成熟してから結婚しよう・・・そう思えてしまうものですけれど、でも、実際は、そう思えたときには半分棺おけに足を突っ込んでしまっているのかもしれません。



だから、大事なのはその問題を感じている「今」なのです。



富士山さんのケースでは、“まだ十分に結婚しきれていない”という状態かと思われます。


半分は新居に、半分は実家に体を置いてる状態。


結婚という意味では、ちょっとコミットメントが足りていない状態。


だから、よいしょ、と実家を手放して、新しい生活に飛び込む勇気が必要です。



儀式がもう少し必要なのかもしれないですね。


カウンセリングの中のイメージワークで、もう一度結婚式を挙げてもらったことがあります。


すなわち、このパートナーとやっていく、という覚悟が求められているんです。


それは、このパートナーを深く愛する、という覚悟でもあります。


思っていたことと違うこと、期待が裏切られたこと、いっぱいあるんじゃないでしょうか。


そうすると逃げたくなっちゃうんですね。


でも、そこで逃げてしまうと、これまたトラウマになってしまいます。


だから、今は、ぐっと改めて結婚に、パートナーに向き合ってみるときだと思うのです。



パートナーの素晴らしいところ、長所、魅力、将来性、可能性・・・これをたくさん見つけてみてください。


50個~100個くらい。


そして、それを一つ一つお手紙に書いて、パートナーに渡してみましょう。


ドキドキが蘇ってくるはず。



あるいは、より充実したセックスを創りだしてみましょう。


もちろん、富士山さんの方から積極的にね。


セックスは愛を深めると同時に、失った情熱を取り戻してくれる大切なアプローチ。


離婚する前に、最高のセックスをしてみませんか?



パートナーシップは何度も何度も今のような壁にぶつかります。


でも、それは壁ではなくて、次のステージに向かうための階段なのです。


そして、それを越えるたびに、より深い絆と、愛と、そして、幸せを手に入れることが出来るんです。


ただ、現実的にはこうした取り組みをして成果が上がるのにも時間はかかります。


だから、カウンセリングの中では具体的に半年とか1年とかの期間を設定することも提案したりしています。


「今から半年頑張って、それでも変わらなければきっぱり離婚する」これも覚悟の一つですよね。


ぜひ、向き合って、パートナーシップを更なる高みに導いてください!


参考になりましたら幸いです。




=今日のミニレッスン=

【パートナーがいらっしゃる方へ】


パートナーの魅力を50個見つけます。それを“感じて”みましょう。


【パートナーがいらっしゃらない方へ】


自分の魅力を10個見つけます。それをしっかり感じてみましょう。



男と女の心理学