「愛のないセックスは・・・」 | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

・・・心を枯らすようです。

楽しかったり、気持ちよかったり、その場さえ良ければと思っていたり、その時々ではあまり感じないものですが、実はそのたびに少しずつ心を削り、枯らしていっているようなのです。

あとからふと、気付きます。

虚しさとか、罪悪感とか、空っぽな感じとか。

それは、好きだから、という理由だったとしても、愛を感じられなければ同じこと。援交だからと割り切っているつもりでも、やはり避けられないもののようです。もちろん、始めから望まない関係だとしたら、それはそれは傷つくでしょう。あとは気付くのがいつか、という問題だけで、じわじわと心の中が侵食されてしまっていくのです。その拭いきれない葛藤や思いを手放すお手伝いをしてきました。たくさんのケースで自己嫌悪がずっと心の中を支配していたことに気付かされました。そうしたセックスにはまるずっと前から。それゆえに、自分を傷つけるためのセックスを選んでしまうのかもしれません。愛のあるセックスはあらゆるものを高め、解放してくれる素晴らしいものですが、「ほんとうにそんなものがあるの?」と信じられない心もあるでしょう。だからこそ、その手放しのプロセスも行き着くところ、「いかに自分を愛するか?」というところなのです。
心の処方箋