[46]恋愛とキャリアがうまく両立できないんです! | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

<リクエスト>

こんにちわ。いつもドキっとするような内容で、勉強になります。
私も執着とか無価値感があるんだなと気づくようになり、手放さなきゃと思うのですが、時間がかかることなんですね。
ついこの前も大好きな人とうまく行かなくなってしまい、なかなか難しいなと思いました。

質問です。
最初の方の質問と同じかもしれないのですが、私は仕事とプライベートを両立させたいと常に思っているのですが、恋愛をすると、それだけにのめり込んでしまい、両立できません。。
それって、キャリアを求めるのは恋愛が出来ないからなのかな、と思うようになりました。何かいい方法はないでしょうか?

(31歳女さん)
<根本からの回答>もっとのめり込むと良いかもしれません。狂うくらいでもいいくらい。変にブレーキをかけたり、理性的になるくらいならば、「私ってほんとうに馬鹿・・・」と呆れるくらいの方がよいんです。潔くて、すっきりします。で、そうすると仕事にもまた熱を入れられます。恋愛するとそれにばかりのめり込んでしまうのは、それくらい“31歳女さん”の中にある恋するハートが情熱の炎をたぎらせているんだと思うんです。それは素晴らしいこと。彼をほんとうに愛しつくすだけの情熱を持っているということだから。それくらい熱く、深く愛される未来の旦那様は、とても幸せなはずですよ。(この情熱に変なブレーキ、偏見などを向けると、中途半端になって、重たい愛情、うざい愛情表現などになりやすいんです。注意!)そして、この情熱はやがて恋愛だけじゃなく、仕事や育児、趣味や友好関係にも大きな影響を与えます。情熱が強いということは、それだけ高性能なエンジンを持ってるということですから、誇ってよいことなんですね。*さて、その上で「仕事」ということを考えてみましょう。キャリアと恋愛とを両立させたい、というのはどんなところから生まれた気持ち(考え)でしょう?書いてらっしゃるように「恋愛ができないから」という理由なのでしょうか?(だとすれば、むしろ、積極的に「恋愛>仕事」という体制の方が幸せかもしれませんね)でも、そうではなく、仕事にも喜びがあり、夢がある、という場合ならば、ちょっと話は別。最近はこういう女性も当然のように増えてきてますから、恋愛と仕事の両立、家庭と仕事の両立は何も男性に限った問題ではなくなってます。こういう志向の場合は、恋愛にのめり込んで仕事に集中できないと、そんな自分を嫌悪し、恋愛を遠ざけたくなる傾向が出てくることもあります。そうすると「仕事が一段落したら、もう少し恋愛に力を入れよう」とか「このプロジェクトに目処がついたら、結婚のことも考えてみよう」という、一昔前の“男の台詞”が出てきたりするのかもしれません。ここでは「心理的なバランス感覚」というものがとても求められるんです。もともと男性は並列にモノを考えられる一方で、女性は直線的にモノを見ますから、その適性も異なるんです。だから、一般的には男性の方が「恋愛と仕事」のバランスを取るのは上手なんです。つまり、男性は、仕事、趣味、恋愛、友達、家族などを並列に見て、優先順位を特につけずに均等に扱うことができます。つまり、「仕事と恋愛は別」「恋愛してるからって友達は大事にしたい」「先週は君と会ったから、今週は趣味に没頭したい」といった表現が出てくるんですね。一方、女性は直線的、つまり、恋愛>友達>趣味>家族>仕事、といった感じで、感情的に優先順位が付く事が少なくありません。“感情的”なので、頭で“仕事を優先しなきゃ”と思っても、心が“今は恋のことで頭がいっぱい”となれば、もうあきません。「先週は彼と会ったから、今週も彼と会うの!」というのはごくごく自然な発想です。だから、感情的に“恋愛モード”が先走ってしまうと、無理に理性的になろうとしても、なかなか言うことを聞いてくれません。それこそ、自立度を高め、男性性を鍛え、男化するほかないように思えます。だから、(男になりたくなければ・・・!)急なステップアップは望まない方がいいんです。今、できることに集中していることが大事。恋愛モードに突入しても、1時間でも2時間でも、集中できるときに仕事を頑張ります。それは恋愛してないときほど実績を上げられなくてもいいんです。例えば、生理痛がきつい方は、仕事に集中できないときもあるでしょう?生理じゃないときと同じように頑張ろうと思っても頑張れませんよね。でも、それって生理現象だから仕方ないというか、悔しいけれど、受け入れるしかありません。それと同じことで、恋愛モードの時は、恋愛モードなりの仕事の仕方があります。(同様に失恋モードには失恋モードなりの仕事のペースもあるんです)通常と同じように自分を取り扱わないことが大事なんです。そして、ここで注意していただきたいのは「男性と競争する」ということ。男性と同じように仕事をし、キャリアを上げたい、というのは悪い目標ではありませんが、性差は肉体的にも厳然と存在しますから、それを無理に超えようとすると、むしろ体にも心にも毒になると思います。だから、自分なりのペースを大事にすることをお勧めしたいんです。そして、今できることを、できる範囲で一生懸命やっていると、それがやがて芽を結んでいきます。すなわち、恋愛と仕事のバランスがずっと上手に取れるようになっていくんです。恋愛しながらも、仕事の楽しみ喜びを味わえると、今度は、パートナーと仕事の楽しみを分かち合えるようにもなりますね。これは更に素晴らしいパートナーシップになるはずです!=お勧め!エクササイズ=【パートナーがいらっしゃる方へ】パートナーに感謝し、より愛情を伝えると同時に、あなたが恋愛(結婚)とは別に大事にしたいものを探してみましょう。趣味かもしれないし、友達かもしれません。仕事だったり、家族だったり、何でも構いませんので、まずは、現状のバランスを見てみます。もし、「本当は大切にしたいけれど、優先順位が低くなってしまっているもの」があるとしたら、ぜひ、それを一つテーマにして取り組んで見ましょう。少しでもいいので、その大切にしたいものに意識を向ける時間を作ってみましょう。できれば継続的にやってみると効果的です。【パートナーがいらっしゃらない方へ】あなたが今大事にしているものは何でしょうか?他に大切にしたいこと、エネルギーを割きたいものはありませんか?少しずつ時間を取って、大切にしたいものを大切にする習慣をつけてみましょう。ちょっとした心がけで構いません。大事なものを当たり前に大事にする。この意識は、あなたをしっかり大地に足を着けてくれるでしょう。
男と女の心理学