「“充実感”というスパイスが欲しいとき」 | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

あなたが充実感を感じられるとしたら、それはあなたが何かにチャレンジしている時ではないでしょうか。
単調な毎日、ルーティンワークばかりでは何の刺激もないばかりか、むしろ退屈ばかりを引き寄せます。
でも、そういうと、とてつもなく大きなものを成し遂げなければ・・・と転職や離婚や大胆なことを考える人が出てきたりします。そんな大きなことをしなくても充実感は味わえます。ちょっとした一歩、ちょっとした変化。「え?そんなことでいいんですか?」と思えるようなことでいいんです。例えば、いつも降りる駅を一つ手前に変えてみる。それだけでいつもより朝早く起きなきゃいけなかったり、道を調べなきゃいけなかったりするかもしれません。例えば、服を買うときに行きつけの店をあえて外してみる。色合い、サイズ、形、シルエット、より慎重に見極めている自分に出会えるかもしれません。例えば、いつもは和風に纏めてしまうところを、オリーブオイルを使うことでイタリアンに変えてみる。どんな味になるのか、ドキドキしてしまうと思いませんか?しかも、誰かに食べさせるとしたら・・・。チャレンジしているときは心は何かどきどきしています。そのどきどき感がやがては充実感へと変わっていくんです。だから、何かどきどきすることを探そう!と思ってみてください。そのために、ちょっとしたアイデアを求めること。そのアイデアは外から持ってきたものでもいいし、あなたの内側から自然にわいてきたものでも構いません。チャレンジというのは常に枠を崩し、自分を広げてくれるものなのです。だから、天に向かってお願いしてみましょう。「何かいいアイデア下さいな」って。頭で考えるよりも、そうしてインスピレーションに頼ってみてください。・・・。「でも、わかってはいるけど、それがめんどくさいって感じちゃうのよね」という声が聞こえてきそうです(笑)そう思ったあなたはインスピレーションを受け取るほどの心のスペースが無いのかもしれません。そうすると充実感を受け取るスペースもやはり少ないんですよね。だとしたら、まずは、そんな心のスペースを広げることに意識を向けてみましょう。実は充実感が欲しいけど無いよなあ・・・という毎日を送っているとき、心は自分が思う以上に疲れていることが多いんです。だから、チャレンジができるくらい自分を休めてみるのも一つの手。「面倒臭さ」よりも「充実感が欲しい」という気持ちが大きくなるまで。
心の処方箋