「ジョン!こっちへおいで!!」
そう叫ぶ間もなく、庭の隅にいたゴールデンレトリバーのジョンは一目散に走り寄ってきて私の顔に飛び込んでくる。
「やめてよー、ジョン。そんなに顔をくっつけないでよー」私はそう言って押しのけるのに、そんなことにおかまいなく鼻を摺り寄せて来る。大きな体なので、押しのけるのも一苦労で大変なのだ。でも、私に会えてほんとうに嬉しいようで、尻尾が切れそうなくらい振りまわしているのは、かわいいと言われればかわいい。そうして少し落ち着いたら「ジョン!ここへお座り!」とすぐ横に座らせて、私のおままごとやお絵かきに付き合ってもらう。でも、犬のジョンにはママ役なんてハイレベルな演技はできないから、いつも私に叱られているのだ。今日も私が「クレヨンを取っておいで!」と言ったのに、コップのジュースを持ってきた。全然違う。ほんとうにしょうがないんだから。それじゃないって何度言っても分からない。ゴールデンは頭がいいというけれど、うちのジョンに限ってはそんなことないのかもしれない。でも、あの大きい体で私のことを一生懸命愛してくれようとしている(そして、時にはとてもウザイときもあるけれど)ので、よしとしよう。さて、今日もたくさん遊んだから、ママからもらったオレンジをジョンと半分ずつ食べて一緒に寝ることにする・・・。彼は一人で寝るのは寂しいらしく、しょうがないのだ。*「ジョン」を「パパ」に置き換えると、そのまま根本家の日常風景に早代わり(涙)