で、旅人のマナーとして「タクシーの運転手に聞けば美味しい店が分かるだろう」と、早速運ちゃんに「魚の美味しいところって知りません?」聞いてみたところ、
「沖縄は魚はおいしくないよ。やっぱり魚といえば日本海だし、北海道でしょ」
とあっさり・・・。さらには、
「内地から来られたんなら、旅行者向けにやってる沖縄料理の店の方が口に合うよ」
と言われ、半ばショックを受けつつ、ホテルのすぐ傍の沖縄料理店(居酒屋)に連れて行ってもらったものでした。
また他の運ちゃんからも、何度か沖縄に足を運んでる知人からも、「離島はどうか知らんが、本島には美味しいところはほとんどない。米軍があるから肉はうまい店は多いが、魚はまず無理、地の沖縄料理は内臓料理が多いから、たぶん口に合わずに食べられない」と言われるんです。実際、以前の滞在の際は確かにあまり美味とは言えないものが多かったんです。(ま、それは「チェーン店風の居酒屋」だったり「行き当たりばったりに入った店」だったりしたからなんですけど)でも、その後、調べれば調べるほど、本島でも美味しいものが食べられることが分かってきたんです。つまりは勉強不足だったわけですな・・・。ふふふ。そこで、今回は抜かりなく、口コミや雑誌、ネットを駆使して、食事には非常にこだわる旅にしてみました。私の体型を見れば分かるように、食べること、飲むことは大好きですから、やはりどうせ食事を摂るなら旨いものでなければいけません。しかも、貴重な旅の最中ですから、一食すら疎かにはできません。しかも、今回はレンタカー使用のため、店ではアルコールは飲めません。よって念には念を入れ、万全の準備を志したのでした。
まずは、今回是非とも行きたかったお店「うりずん」。贔屓の小説家がエッセイの中で絶賛してたことから、1泊目のホテルも“この店に行くために近くの宿を予約した”くらいなんです。で、実際は、ほんと感動的でした。何を食べても旨い。また雰囲気も居心地も非常に良い。石垣島の「あだん亭」を凌ぐか?というくらい我が家の口に合いました。感動のあまり、今度沖縄に来る友人に「ここは絶対行って損はない!」と即メールしたくらいです。ほんと満足度高かったです。
久高島とくじんの海ぶどう丼。前回の旅でもガビーンと来た、ほんまに旨い名物丼です。海ぶどうってこんなに美味しいの???と感動すら覚えます。神の島・久高島に行くと行ったら、ほぼ全員がこの料理をお勧めしてくれるんです。(といっても、島にはここともう1軒しか食事ができる店はないんですけどね!)これを食べるためだけに船で渡ってもいいと思えるくらいの味なのです!久高島って不思議と落ち着ける、自然と神経が緩んでしまうところなのですが、この店も何があるってわけじゃないのに、居心地が良いのです。昼寝したい・・・と心から思えます。
御殿山(うどうんやま)の沖縄そば。今度は首里にある沖縄そばの名店です。「御殿山」と言う名前にとても縁を感じますね(笑)。東京のカウンセリングルームがあるのは「ごてんやま」ですが、ここは沖縄ですので「うどうんやま」と読みます。築100年の民家を利用したたたずまいは心から落ち着けてしまいます。住宅街の中にあるので、頻繁に道を訪ねる電話が鳴るのも面白かった。味はあっさりすっきりとしていて関西人好みでは?脂っこい沖縄そばも多いんですが、これはすっきり非常に美味しかったです。もしかしたら、今まで食べた中でも一番うまかったかも。
街のオヤジご用達居酒屋?「ちゅらさん亭」「近海モノの魚しか出しません」とのキャッチコピーに引かれて出かけてしまいました。沖縄の魚は名前もわけがわからないのが多いのですが、なんと「オジサン」というのもあるんですよ(ぜんぜん脂っぽくない、非常にあっさりとしたお味でした!)。お刺身もガーリックバター焼きも煮付けも頂きましたが、どれも非常に旨く、沖縄の魚がまずいなんてことはありえ無いことを教えていただきました。お店の方は、僕らがどうやってこの店を知ったのか?が興味深かったようで、料理を持ってくるたびに「何で知られました?これサービスです」とか「その雑誌を見てくださった方には差し上げてるんです」とか、色々良くしていただいてしまいました。この店に限らず、沖縄の魅力はこうした「人」だと思うんですね。惜しげもなくサービスしてくれる・・・そう、これがもう内地の人間の表現なんですけれど、モノやお金よりも、当たり前のように「人」を大事にする文化がまだ生きてます。これが僕らが沖縄にはまる理由ではないかと思うんですね。沖縄に来ると、自然と優しく笑顔になってしまうわけですから。味はもちろん、やはり沖縄は「人」だな、と感じる名店ぞろいでした。一度行ってしまうと、お店を後にするのが名残惜しくなり、明日もここにしようか・・・と思うくらいですから。特に子連れには優しいと思います。遊んでくれたり、お菓子やおもちゃを渡してくれたり。よくよく思えば、田舎育ちの僕も小さい頃はそういうことをいっぱいしてもらったんですよね。そんなことも思い出させてくれるのです・・・。・・・もちろん、食べたものはしっかり体重に反映されているようです・・・。