「気持ちをすっきりさせたいとき」 | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

心とはクローゼットと同様、使わないものが溜まっているとどんどんスペースが無くなり、余裕が無くなっていきます。
そういう時、心をすっきりさせるということは、そのクローゼットを整理し、快適な空間に作り変えることを意味します。

さて、どんな風にアプローチしてみると良いのでしょう?

まず一つは、“誰か”に今の心のうちを聞いてもらうことです。もちろん、上手に、きちんと、何かを話さなくてもいいんです。ほんとうに。なかなか整理できていないクローゼットには、どこに何があるのかも分からない状態です。だから、それをうまく表現しようとするのは、それ自体難しいことだと思うのです。だから、支離滅裂になっても構いませんから、きちんと誰かに聞いてもらうこと、それを是非お勧めしたいんです。誰かにじっくり聞いてもらうだけで、心は不思議と解放され、自由を感じられるようになるものです。そして、二つ目。好きなこと、楽しいことに熱中してみます。どんなことでもかまいません。楽しいことや好きなことは、心を大掃除してくれる効果があります。笑って、楽しんでいると、クローゼットの中のいらない洋服は勝手に処分され、必要な季節物がきちんと折りたたまれている、これまた不思議な現象に出会えます。ただ、この楽しい事。遠慮してたら、その効果も半減します。好きなことだけに、思い切り、というのが大切なのです。そして、最後、三つ目。それだけ掃除が行き届かないくらい・・・疲れているのかもしれません。温泉に浸かってゆっくりと・・・とはなかなか行かないかもしれませんが、近くのスーパー銭湯でも、半身浴でも、ひたすら眠り続けるでも、エステやマッサージでも、どんな方法でもいいですから、じっくり心を休ませてあげてください。汗や睡眠は心のクローゼットをキレイに洗い流し、整理し、すっきりさせてくれる効果が非常に高いもので、また、次の日からの労力にも大きな影響を与えます。しかし、どのアプローチにしても、まずあなた自身が自分の気持ちをすっきりさせること、すなわち、心を大切にすることが解決へのアプローチになります。そして、どの方法も、ちょっと今の考え方、やり方を変えなければできないものばかりかもしれません。そういう意味でも、ちょっと勇気を出してチャレンジしてもらいたいな、と思うのです。
心の処方箋