*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*
緊張というのは不安や怖れに焦りが加わった状態をさします。
失敗したらどうしよう・・・
ちゃんどできるだろうか?
しっかりやらなければ・・・
特に周りの目が生み出すのが“緊張”というもの。
だから、恥ずかしさを感じない子どもなどに“緊張”は無縁だったりします。
そして、緊張を解すのも、この“周りの目”というものがポイント。すなわち、「失敗したらどうしよう」というのは、「失敗したら周りの人はどう思うだろう?何ていうだろう?」という怖れなんです。だから、「失敗しても周りの人は褒めてくれるはず」と思っていれば緊張はなくなります。「しっかりやらなければ、周りから厳しく怒られてしまう」と思えば緊張しますが、「しっかりできなくても周りは自分を許してくれる」と思えば緊張は解れます。つまり、「周りの目」をどうするか?が緊張を解く鍵でもあるのです。緊張するときは深呼吸を繰り返すといい、なんて言われます。なぜかというと、肺に空気をいっぱい入れることで、周りに向いていた意識を自分に向けることができるからです。方法はともかく、自分の心と繋がることができると、スーッと緊張は解けていきます。それは自分が今何を感じているのかに意識を向けてみることとも言えます。そして、もう一つ、周りの人の目を更に意識してみる、という方法もあります。よく舞台に立つ仕事・趣味をお持ちの方から相談を頂くときにお勧めしているのですが、周りを見ないのではなく、むしろ、より意識的に周りを見てみるんです。ステージに立つのであれば、客席をずーっと見回すんですね。そして、自分の味方を探します。「失敗したら怒られる」と思うということは、心にとって「周りは敵」なのです。敵に囲まれた状態で何かするのは、それは緊張するでしょう。でも、一人でも味方を見つけ、その人とつながること(目を見たり、存在を確認したり、その人の思いを受け取ったり)ができれば、心は驚くほど平静を取り戻します。因みにこの自分の味方と繋がることと、自分の心と繋がることは実は同じこと。どちらがやりやすいかはケースバイケースで使い分けてみるといいでしょう。