-2:線香の煙が大気汚染悪化の原因か 台湾で大きな議論に | 化学物質過敏症 runのブログ

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?局は焼香の抑制を呼びかけ


びょうや寺で線香をあげるなどの慣習をめぐっては、当局は焼香の抑制を呼びかけ、健康への影響が指摘されている大気汚染物質PM2.5の濃度を高くしているという指摘があります。
台湾の環境当局は、屋外で活動するにあたって望ましい基準として、空気中の1立方メートル当たりの濃度を35マイクログラム以下と定めていますが、びょうや寺やその周辺では、それをはるかに上回る数値が観測されています。

こうした煙をめぐっては、毎年、当局に市民などから苦情も寄せられていて、去年は3000件余りに上り、当局は宗教施設に対して、香炉や、使用する線香の量を減らすなど自主的に抑制するよう呼びかけています。
当局によりますと、台北市内の寺の場合、3つあった香炉を1つに減らしたところ、基準値をはるかに超える453マイクログラムあったPM2.5の濃度が3分の1まで減ったということです。

しかしこうした当局の呼びかけは焼香を全面的に廃止し、伝統文化を壊すものだとして反発するびょうや寺も多く、対立が深まっています。
この問題をめぐっては市民の間でも意見は分かれていて、びょうの近くで働く男性は、「焼香することでこそ、神に守ってもらえると思う。大気汚染にはつながっていないと思う」と話していました。

一方、少しずつでも焼香の量を減らすべきだという男性は、「台湾にはびょうがたくさんあって、一年間に燃やす線香の量もかなり多い。時代の流れで考え方も変えていくべきだと思う」と話していました。
複数使う線香 長さは日本の2倍
台湾には、道教のびょうや仏教の寺などが合わせて3万以上ありますが、複数の神を祭っている場所も多く、参拝客は、それぞれの神に向けて線香をあげるため複数本の線香を使います。

1つの香炉に3本の線香を手向ける習慣もあり、複数の香炉を設置している施設では、一回の参拝で10本の以上の線香を使う人もいます。
台湾の線香は、手に持ったり香炉に差したりするために、下に燃えない部分がついていますが、燃やす部分だけでも30センチほどあり、日本の線香のおよそ2倍の長さがあります。

また神にむけてお金に見立てた紙を燃やす慣習もあります。
こうした慣習が、大気汚染の原因と指摘されていることなどから自主的に香炉の数を減らすびょうや寺も出てきています。

このうち台北市内にある道教のびょうで、1日に3000人以上の参拝客が訪れる「保安宮」は、もともと18あった香炉を徐々に減らして今は7つの香炉で対応しているということです。


runより:ウチの大家さん台湾人ですがお宅に寄った時には必ず喰らいます。

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