シックハウス、いまだ終わらず | 化学物質過敏症 runのブログ

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≪テーマ: 空気環境≫
シックハウス、いまだ終わらず 規制対象はわずか1億分の13
東京大学名誉教授 柳沢幸雄氏東京大学名誉教授 柳沢幸雄氏
1947年生まれ。シックハウス症候群、化学物質過敏症研究の第一人者。
現在、開成中学校、高等学校の校長を務める。
 シックハウス症候群はまだ終わっていない―――。

そう警鐘を鳴らすのは、東京大学名誉教授の柳沢幸雄氏。



2003年に建築基準法が改正され、問題は終息したと思われがちだが、いまだこの病気に悩まされる人は後を絶たない。

今回は環境に配慮した木材調達を目指す、フェアウッド研究部会が開いた特別講演を再録し、改めてこの問題について考えたい。
極少量でも被害発
 室内の空気汚染の話をする前に、まず皆さんがどれだけきれいな空気を吸っているかを考えたいと思います。
 まず日本では、ほとんどの場合、室内の空気より、外の方がきれいです。では皆さんは、どのくらい外の空気を吸っているでしょう。

外にいる時間は、ほとんどの人が一日の10%くらいではないでしょうか。
 人は一日15キロほどの空気を必要とします。

しかし水や食料と違い、吸う空気は自分でコントロールできません。ペットボトルで空気を持ち歩いたり、お弁当箱に入れられないわけですから。
 そもそも空気は何でできているかというと、窒素が78%。

次に多い酸素が20%で、アルゴン、二酸化炭素と続く。

では有害な化学物質はどうかというと、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドは、厚生労働省の指針値では0.000008%以下と定められています。

同じくトルエンは0.000007%。こういった化学物質は、非常に少量でも人に害を与える可能性があります。